建築CAD検定2級3級合格体験記6―3級と2級を実際に受けるにおいて。受験は試験に即した学校で

[第222回]建築CAD検定2級合格体験記≪6≫-パソコン・CAD学習長(3)-6
【17】 3級の試験について
   全日本建築CAD連盟のホームページの「試験内容」http://www.aacl.gr.jp/06shiken-naiyou01.html にも出ているように、
・階段平面図 (S=1/30)
・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100)
・柱・壁・間仕切壁(S=1/100)
・壁と窓(S=1/30)
の4問で、これを2時間で作成することになります。 120分÷4問=30分/問 ということになりますが、見直したりする時間を考慮し、また、すべての問題が同じだけの時間を必要とするとは限らず、後に回した問題が時間を要する問題である可能性もあるので、1問あたりは30分より短い時間で仕上げるつもりでいる必要があります。
  1/30 の問題が2問、 1/100 の問題が2問です。 A、B、C、D と記号がつけられていますが、A→B→C→D という「前から順番に」というやり方をすると、1/30 をやったり 1/100をやったり、また、1/30 をやってというようになり、頭が混乱するので、1/30 を2問続けてやり、 1/100 を2問続けてやる というようにした方がいいと考えました。
   まったく手をつけていない問題が1問でもあれば採点対象外になってしまいますが、これは別の見方をすれば、少しでも手をつけておれば採点対象ということで、そして、満点でなければ合格にならないという試験ではないので、最悪の場合、最後に解く1問は、一部分未完成でも、他の3問のできが悪くなければ、最後の1問の未完成の部分が致命傷でなければ合格できる可能性がある、ということです。 そう考えた時、もしも、どれかが未完成となった場合、「・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100) 」は、この4問の中で、唯一、寸法を入れる必要があるもので、他の3つは寸法・通り芯記号などの記載は必要ありません。 となると、寸法や通し芯記号が未記載というのは、印象悪いと考え、もしも、最後の1問が未完成になってしまった場合、「・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100) 」以外のどれかであった方がよい、「・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100) 」は何があっても完成させるようにした方がよいと考え、私は、「・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100) 」を一番最初にやることにしました。
   1/100 の「・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100) 」を1番目にすることにしましたので、1/100 は2つ続けてやった方がよいと考え、「・柱・壁・間仕切壁(S=1/100)」 を2番目にやることにしました。
   そうすると、「 ・階段平面図 (S=1/30)」(A)と「・壁と窓(S=1/30)」(D)の2つが3番目と4番目ということになります。  「 ・階段平面図 (S=1/30)」(A)の過去の問題を見ると、よく、毎年毎年、これだけものすごいものを考えつくなあ・・という感じがするもので、最初に見ると、「ぎょっ」としますが、落ち着いて考えると、その「ぎょっ」とする図面を作成するのに必要な技は3つか4つの組み合わせで、ひとつひとつはそれほど難しいわけでもなく、それぞれの技に分解して考えれば特別に難しいというわけでもない問題が多い。 それに対して、人によって違いはあるかもしれませんが、私の場合、過去の問題を解いてみた時、「・壁と窓(S=1/30)」(D)を解くのに苦戦したり、時間がかかったりすることが多かったし、又、情けないことに老眼が出てきてしまった者としては、図面に細かい部分がある「・壁と窓(S=1/30)」(D)はこの4つの中ではやりにくい。 だから、自分にとって一番やりにくい問題は、最後の試験時間終了が迫ってきたという時にやると、なおさら、プレッシャーがかかってしまって失敗する可能性が出てくる、「 ・階段平面図 (S=1/30)」(A)は、残った時間が極端に少ないというようなことがなければ、まず、解けると考え(人によっても違いはあると思いますが)、私は自分が苦手な「・壁と窓(S=1/30)」(D)は最後にならないように、ということで3番目にやることにして、比較的、自信があった「・階段平面図 (S=1/30)」を4番目にまわすことにしました。
   ほかの人も同じように考えるかと思いましたが、人によって考えることは違うようで、別の順番でやっていた人もあったようです。

   実際に受験してみますと、2014年10月に私が受験した問題では、幸いなことに、最も苦手としていた「・壁と窓(S=1/30)」(D)は特に苦労せずにでき、他の問題も特別に困るものはなく、今回は過去何年かの問題と比較して、易しい方の問題だったのではないかと思ったのですが、人によってはそうでもなかったようで、理由はよくわかりませんが、こういうCADの問題には「相性」のようなものも多少あるようです。
   「・壁と窓(S=1/30)」(D) にそれほど時間をとられることもなく、比較的順調にできたので、4問を何度も見返しましたが、そうすると、それまで練習した際に、ここを忘れやすいとして気をつけるように心に刻んだはずのものを、何か所も記入忘れしているものがあり、一通り、4問といてから後で、それを補っていきました。 もし、「・壁と窓(S=1/30)」(D) に苦戦して、4問とくのにぎりぎりであったなら、かなり、記入もれがあったのではないかと思いますが、今回は幸いなことに見直す時間が確保できたので、大部分は訂正し、記入もれを補いすることができました。
   3級については、試験時間終了時において、おそらく、通っただろうと思い、また、10段階の評価で6~10が合格らしいのですが、10で合格できたのではないかと思ったのですが、実際には、合格はできましたが、10段階中の「9」だったようです。 ということは、自分では不足の部分を補い、修正するべき箇所は修正したつもりで、まだ、直せていなかったところがあったということかもしれません。


【18】 2級の試験について
   2級は、午後、5時間で、全国建築CAD連盟 の 建築CAD検定のHPの「試験内容」http://www.aacl.gr.jp/06shiken-naiyou01.html に出ているように、 
・設計者の描いたラフなスケッチ(S=1/100)をもとに平面詳細図(S=1/50)を完成させる
・平面図、断面図、屋根伏図(S=1/100)をもとに立面図(S=1/50)を完成させる
というものです。
   最初、作成のしかたをWinスクールで教えてもらって、言われたように作ってみると、なんとかできたのですが、作成時間が試験時間の倍以上かかったのです。 いったい、どうすれば速くできるようになるか、どうしたらいいのだろうか、と思ったのですが、過去の問題を何度かやっていると、思った以上に早く、試験時間内にできるようになりました。
   さて、2014年10月に受けた当日の試験ですが、出題に予想外のものが1つありました。 屋根の部分の立面図なのですが、切妻の屋根に入母屋が接合するというものなのです。 過去の問題で似たものはあることはあったのですが、入母屋が接合するというのが初対面で、ぎょえ~えっ! てところでした。
   そうはいいましても、いくつかの技術を接合していけばできるはずなので、やってみたのですが、どうも違うような気がして、そこを、一度、抹消して別のやり方をして、やっぱり最初にやったやり方の方が正しいような気がしてさらにやり直して、どうしたものかと頭をかかえて(といっても試験会場で実際に頭をかかえたわけではありませんが)悩みました。
   試験時間中に、トイレに行きたければ試験監督者にお願いして行かせてもらうことはできるので、試験時間の終了40分ほど前だったと思うのですが、一度、行かせていただきました。 小便をしたかったわけではなく、この部分についての自分の解答が、どうしても納得いかず、一度、気分を変えてみようと思って行かせてもらったら、少しして隣の人もトイレに行ったので、もしかすると、私と同じ気分だったのかなと思いました。
   試験終了後、あれだけやったのだけれども、その部分がどうか自信がなかったので、だめだったかな・・・・・、しかし、自分以外の受験者だって苦労したはずで、それ以外の部分は細かい部分での間違いがあった可能性はあるとしても、満点でなければ合格でないという試験ではないので、その部分で減点されても、合格の範囲内に入れてもらえているかな・・・・、と発表までけっこう考えましたが、合格できていました。
   結局、その部分は私が作成したもので特に問題はなかったようですが、そこでずいぶんと頭を抱えて考えたので、一通り完成させた段階で、試験時間終了までまだしばらく時間があったのですが、残った時間は、その部分について考えることにほとんど費やしてしまったため、それ以外の部分での記入漏れ、不注意なミスについて、最後に見返して訂正・修正・補足することが十分にできていなかった、時間がどうこうよりも、自分の気持ちが入母屋の屋根の接続の方に行っていたため、思っていた以上に、他の部分で不注意なミスがありました。
   試験を受ける前は、最後の頃、3級よりも2級の学習に時間を費やしたことから、むしろ、3級の方が落ちる可能性があって、2級の方が合格できる可能性が高いような感じがしていたのですが、受験した結果としては、3級はまず合格できたと思えたのに対し、2級はどうだろうかなあ・・・というところだったのですが、10段階中6~10が合格らしいのですが、7で合格できたようなので、決してぎりぎりではない成績で合格できたようです。

   2004年から受験を考え出したので、建築CAD検定の「ガイドブック」 は最新の2014年度版を購入したのとともに、2004年頃のものも持っていました。 せっかく持っているので、古い方のガイドブックに掲載されていた2級の問題もやってみたのですが、過去の問題でも、1年前・2年前の問題は、もしも、自分が設計担当ならこうはしないが・・というものも中にはあるとしても、そう変な図面ではないのですが、10年前くらいの問題を見ると、問題の内容は古い時期の問題は直近の問題に比べると良いとはいいがたいと思える点もあるようにも思います。 だから、全国建築CAD連盟が発行している「過去問題集」http://www.aacl.gr.jp/36books01.html は2級については、過去の5回分の問題が掲載されているようですが、これから受けようという方は、過去の問題を練習する時には、過去5年間くらいの問題を2回ずつやるのと、過去10年間の問題を1回ずつやるのなら、相当前の問題を取得できても、過去5年間の問題を2回ずつやる方がよいのではないかと思います。

   全国建築CAD連盟のHPの「【2級】合格者の照会」http://www.aacl.gr.jp/09ninteisha-ichiran2kyuu.html と「【3級】合格者の照会」http://www.aacl.gr.jp/09ninteisha-ichiran3kyuu.html のところに氏名も入れていただきました。 こういうのを見ると、【准1級】も取得してそこにも掲載してもらおうかな~っという気持ちにもなりそうですが、合格まではけっこう労力も時間も精神力もいります。 2000年代前半、一条工務店の栃木県の営業所にいた時、栃木県南部の営業所長になっていた私と同じ年齢のK下が、「あんたは、インテリアコーディネーターにしても宅建主任にしても、何の努力もしていないのに簡単に通る。 ぼくらはどんなに努力しても通らない。不公平だ」などとぬかしたことがあり、何をぬかすか! と思ったことがありました。 人が努力して苦労してなんとかやっと合格できたものを「何の努力もしていないのに簡単に通る」とはよく言ってくれるわ! 「簡単に」なんか通ってないわ! と思いましたし、「ぼくらはどんなに努力しても通らない」とおっしゃいますが、どんな努力をなさったのでしょうか? インテリアコーディネーターにしても宅建主任にしても、もしも、K下さんが本当に合格したいと思って自分なりに努力したが合格できないということなら、それなら「あんたは何の努力もしていないのに簡単に通る」などとひとに失礼なことを言うのではなく、「こうやってみたのだが、なかなか点数が上がらないのだけれども、どんなふうに勉強して通ったのか教えてもらえないか」とでも言うなら、私はこのようにやりました、とか、それはやってもあまり効果はないと思いますとか、こうやると良いのではないでしょうか、といったことを合格者として、話してあげるということもできると思います。 「ぼくらはどんなに努力しても通らない」などという文句は、何らかの努力をしてから言うべき文句です。 よく言ってくれると思います。 インテリアコーディネーターも宅建主任も、そして、今回の建築CAD検定の3級と2級も相当の努力の結果、なんとか合格できたというものです。 「何の努力もしていないのに」通ったのではありません。
    私が受けた時にしても、その後についても、合格できた人もあれば合格できなかった方もあると思います。 何で読んだのか忘れてしまいましたが、「若さが力だ、ということを理解するのは、若さを失ってしまった時だ」と書いていた人があったのです。悲しいことに、というのか、情けないことに、というのか、最近、それが「わかるような気がする」ようになってきてしまったのです。 建築CAD検定に合格しようというこういう努力をできるというのも「若さ」という力がまだあったからだと思います。 1989年に野村克也がヤクルトの監督を辞めて、最下位だった阪神の監督を引き受け、結局、阪神では3年間とも最下位で、成果を十分に出せないまま辞めてしまうことになった。 ヤクルトの時はいい監督だと思ったのですが、阪神に行くと、「最下位の原因を、過去の監督のせいにしたり、選手のせいにしたり」(とOB会の会長だった安藤が言ったという。たしかに、南海時代からのファンの私もそう感じた。)という事態になってしまったが、たとえ、それでも、ヤクルトの監督をそのままやっておれば、あと1回か2回、さらに優勝回数を増やし、「名監督」と言ってもらえることだってできたかもしれないのに、それでも、監督としては高齢になって、あえて、優勝をねらえるチームの監督を辞めて最下位のチームの監督を引き受けようと立ち向かった、という点を私は評価したいと思っている。 京都造形芸術大学の通信課程の説明会に行った時、学生部長さんだったと思いますが、「すでに社会人として働いておられる方が、また、さらに学ぼうとして通信課程の大学への入学を考えられるということに、心より敬意を表したいと思います」と言われたのですが、ある程度以上の年齢になっても、なお、学び習得しようという意思をもつ人については、CADについても他のものについても、習得できてもできなくても、能力認定資格に合格できてもできなくても、達成しようと努力するその姿勢に心より敬意を表したいと思います。
  「ファイト! 闘うきみの歌を、闘わないヤツが笑うだろう・・♪」という歌がありましたね。 「ぼくらはどんなにしても通らない」とかなんとか、やりもしないでおかしな言い訳ばっかりしてるヤツと、合格できたか不合格になってしまったかにかかわらず、不合格になってしまった方でもなんとか合格しようと努力される方には、心より敬意を表したいと思います。 やりもしないで、「ぼくらはどんなに努力しても通らない」とかなんとかぬかすヤツというのはその態度は失礼です。
※《YouTube―中島みゆき ☆ファイト!☆ 》https://www.youtube.com/watch?v=lZIBSoWT408


【19】 「学校はどこでもいっしょ」か?  
   世の中には、「学校はどこでもいっしょや」とか、「勉強なんて、学校に行かなくてもできますよ」とか言う人がいます。 それは正しいか? 「勉強なんて」といっても、どういう「勉強」かによっても違いはあると思います。
   CADの検定試験については、私は、Winスクールの講座に通ったおかげで、約半年ですんなり合格できました。 だから、建築CAD検定については、Winスクールの講座に行ってよかったのではないかと思っています。
   それ以外は無駄だったのかというと、そういうわけでもありません。 学校、もしくは、学校のような所としては、Winスクール の他に、ポリテクセンター千葉 の建築CAD科に6カ月通い、愛知産業大建築学科のスクーリングで「CAD1」「CAD2」の講座に出ましたが、そういったものが総合して合格までたどりついたと思います。
   1970年代後半、高校(大阪府立北野高校)の教諭O谷が、「学校はどこでも一緒や」とか言っていたのです。それは正しいかというと、結論として正しくないと思います。「一流大学に行った人は誰もが偉くて、一流大学に行かなかった人間は誰もがだめというわけではないということはわかってもらいたい」とか言うのですが、別に、そんなこと言ってもらわなくてもわかりますよ。 「一流大学」出たろくでもない人間はいっぱいいますよ。 しかし、 大学受験については、「進学校」と言われる学校に行っておいた方が進学しやすい。 東大に行きたいなら東大に合格者を多くだしている学校に行っておいた方が東大には行きやすい、京大に行きたいと思えば京大に合格者を多くだしている学校に行っておいた方が京大に行きやすい。 私は、インテリアコーディネーターhttps://www.interior.or.jp/examination/ は1次(学科)は独学で通りましたが、2次(製図・論文)は独学でやってもなかなかできなくて、ハウジングエージェンシーhttp://www.hips-school.jp/ のインテリアコーディネーター2次対策講座に週に1回、2カ月半通って合格できたのです。 キッチンスペシャリストは学科は独学で通りましたが、製図試験は自分でいろいろとやってみたけれども合格できず、やはり、ハウジングエージェンシーのキッチンスペシャリスト製図試験対策講座に出て、こういう練習をしてくださいと言われたことをやった結果、合格できたのです。もしも、ハウジングエージェンシーの講座に行かなかずに独学で学習を続けていたとしたら、絶対に通らなかったということはないとしても、合格するまでにより期間が長くかかったと思います。 CADの試験についても、今回、Winスクールに行って指導してもらったおかげで合格できたのです。 「学校なんて行かなくても勉強はできますよ」とかO谷は言ったのですが、あんまりいいかげんなことは言わない方がいいと思います。
   1970年代後半、大阪府高槻市のYMCA予備校高槻校(今はつぶれてありません。建物は大阪医大が買収したかで大阪医大が使用しているようです)で、古文の講師で「北野高校卒、京大文学部卒、元天王寺高校教師」という山之内というおっさんが、「最低で京大、うまくいけば東大。 さらに行けば、亜細亜大だあ~あ」とか後半は冗談みたいに言った時があったのですが、「主事」だという藤井というおっさんが「ぼくは早稲田の政経でてるんだけどな」と毎日最低3回は言わないと気がすまないように言っていた「早稲田の政経」というやつは学歴詐称の可能性が高いと思いますが、山之内の「北野高校卒、京大文学部卒、元 天高(てんこう。天王寺高校)教師」というのは、おそらく本当にそうだったのだと思いますが、そのわりに受験についてわかっていないと思います。 その頃、ちょうど、共通一次試験が始まった頃ですが、共通一次試験前でも後でも、東大と京大はどちらが難しいかというと、おそらく、昔も今も「工学部などでは東大は理科1類・理科2類とまとめて採るのに対し、京大は工学部・理学部は学科ごとに採るので、比較的難しい学科は京大の方が難しいかもしれないけれども、なんだかんだいっても、全般的には東大の方がやや難しいのではないか」というくらいではないかと思いますが、試験の性質としては、東大と京大はどちらが難しいかというようなものではなく、試験の出題傾向と配点が違ったのです。 共通一次試験前の方を言うと、東大は1次と2次があって、1次は英語、国語(現代国語・古文・漢文)、数学1・2B、理科(物理1・化学1・生物1・地学1より2科目選択)、社会(日本史・世界史・政治経済・地理A・地理Bより2科目選択)で、文科1類・2類・3類の2次試験は、英語120点、国語(現代国語・古文・漢文)120点、社会(日本史・世界史・政治経済から2科目選択)120点、数学1・2Bが80点で計440点満点(社会の選択科目に地理A・地理Bがあったかどうか記憶がはっきりしないが)。 京大は1次・2次はなく、法学部・経済学部・文学部・教育学部は英語200点・国語(現代国語・古文・漢文)200点・数学1・2Bが200点、社会(日本史・世界史・政治経済から2科目選択)200点、理科(物理1・化学1・生物1・地学1から2科目選択)で計900点満点。 どこが違うか。 そのあたりを考えるべきです。 京大は法学部・経済学部・文学部・教育学部でも英語・国語・社会・数学が同じ配点で理科も100点の配点がある。ということは、法学部・経済学部・文学部・教育学部でも数学ができれば有利であるし、「文系であるにもかかわらず理科が得意」であればそれも生きる。 それに対し、東大は文科には2次試験では理科はなく、数学の配点が英語・国語・社会に比べて低い。 そして、東大の文科の数学1・2Bは4問。数学の試験で問題数が4問ということは、最悪の場合全滅・・・なんてこともありえないことはない。 実際には、数列とかは解けない可能性もあるが、微分・積分は時間がかかってもまったく解けないという可能性は低く、微分・積分の分野から最低でも1題は出題されるであろうから0点の可能性は低いとしても、出題数が4問と少ないため、失敗すると相当大きくダメージを受ける。 それに対して、京大は「文系」といえども、数学の配点が英語・国語・社会と同じだけあるだけではなく、「数学1・2B」は試験の問題数が多い・・・ということは、問題数が多ければ、1題失敗しても、全体として無茶苦茶な点数になる可能性は低いということになる。 だから、京大は「文系」といえども、数学ができる者は有利であるのに、対し、東大はそうでもない。 問題の内容で大きく違うのは社会科。 東大は「・・・について800字以内で述べよ」といった「論文形式」の問題がでるが、私は京大・阪大型の社会科の問題はけっこう良い成績が取れたが、東大の社会科の論文形式の問題がなかなか書けなかった。 京大・阪大型の社会科と東大の「論文」形式の社会科は、「社会科」と同じ名前がついていても、別の科目と考えた方がよいのではないかと思う。 京大・阪大型の問題(共通1次以降は大学で試験をせず、共通1次の社会科の成績の配点を大きくしたと思うが)と、東大の2次の社会科は、勉強のしかたが違うのであり、難易度の違いではない。 柴田孝之が『東大機械的合格法』で、東大の社会科は、多くの人間があまり良い成績は取れていないのではないかと述べていたが、そうかもしれないと私は、今、思っている。 東大の場合、数学の配点が低く、問題数が少ないので失敗した場合のダメージが大きく、社会科は他の大学の問題と大きく傾向が異なるとともに、高得点を取るのが難しい・・・となると、英語と国語の成績が良い者が有利ではないか。 京大の場合は、数学・英語・国語・社会科が同じだけの配点で、理科もその半分の配点があるので、全科目を平均的に成績がとれる者が有利で、「文系」といえども数学で稼げる者は有利である。京大でも英語はある程度以上はできないといけないが、京大は全科目を平均的にできる者が有利であるが、東大は英語が特にできるという者が有利という傾向があるように私は思う。 阪大・神戸大も試験の配点と出題傾向は京大に比較的近いと思う。 だから、京大・阪大・神戸大と東大は、どちらが難しいかというよりも、勉強法が違うと思うのだ。 予備校の教師というものは、そのあたりを理解して、生徒が十分にわかっていないなら、そのあたりを説明してあげるのが仕事だと思うのだ。 ところが、YMCA予備校の山之内は「最低でも京大、うまくいけば東大、さらにいけば亜細亜大だあ~あ」とかあほなことを言っていたのだ。 東大(の入試)は「スーパー京大」ではない。もしも、「最低で京大、うまくいけば東大」などという間違った状況の認識をしていたなら、通るものも通らなくなる。 高校の時、教諭Oが「ぼくらは、(北野高校の)模擬試験で、通った人5人・落ちた人5人という成績で、受けてよいのではないか、と普通言うのですが」と懇談の時に話したのだが、それなら、東大に行きたいと思えば、「京大なら通った人8人・落ちた人2人」というくらいの成績を取らないといけないのか、「京大なら通った人8人、落ちた人2人」というくらいの成績を取れば東大に通るのか、というとそうではないはずだ。 そうではない。そもそも、落ち着いて考えてみると・・・・だ。 「京大なら、通った人8人、落ちた人2人」というような、そんな成績、簡単に取れると思うか?  そんな成績、簡単に取れるわけないだろうが!  また、取らなくてよろしい。 東大に行きたければ、東大の問題で合格最低点よりも1点でも高い点数をとればよい。 京大に行きたければ、京大の問題で合格最低点よりも1点でも高い点数をとればよい。 東大に行こうとするのに「京大なら、通った人8人、落ちた人2人の点数」なんて、そんな超人的な点数なんか取らんでよいし、「京大なら、通った人9人、落ちた人1人の点数」を取っても、だから、東大に通るなどということはない。 配点と問題の出題傾向が違うんだから。 そこを考えようとしないような者は、北野高校卒であろうが、京大文学部卒であろうが、元天王寺高校教師であろうが、優秀な講師とは言えない。
   東大に行きたいなら東大に何人も合格している学校に行っておいた方が行きやすい、京大に行きたいなら京大に何人も合格している学校に行っておいた方が行きやすい、という点から考えるならば、1970年代後半において、大阪では、京大に行こうとするなら、その頃まで京大合格者数1位であった北野高校で悪くないが、東大に行こうとするのなら灘高校にでも行けるなら行っておいた方がよかった。 逆の見方をするならば、京大合格者数1位の北野高校に行っておいて、東大に行く必要は特別にないのではないか、とも言えた。 YMCA高槻は「京大東大文系クラス」と称したからには、京大と東大の試験問題に即した対応をするべきであるにもかかわらず、そうではなく、単にそういう名称をつければ成績の良い浪人生が集まるであろうという魂胆であっただけで、京大と東大、特に東大に行きやすいようにという条件があるわけではなかった。それだけの予備校に行くのと、実際に東大に合格できるように考えられた予備校に行くのとでは、後者の方が行きやすい、と判断するのが妥当であるはずであり、単に「京大東大文系クラス」とかいった名称をつければ成績の良い浪人生が集まるであろうという程度の意識しかないYMCA予備校は、それより良心的で役に立つ予備校が大阪に進出してくると、あっと言う間に淘汰された。当然だと思う。
(ここで述べた大学別の傾向は、1970年代後半の話であって、今も共通するものもあるとは思うが異なっている部分もあるかもしれないので、高校生・大学受験生でこのブログを読んでくださる方があった場合は、どこが共通してどこが違うかを自分で判断して修正していただく必要があると思う。私のブログを読んで絶対に間違っていることはないと信じてやって失敗することがあっても、責任は取りようがないので、私は、ここで、「わかっている人にとってはあたりまえのことだが、わかっていない人にとっては相当に有益なこと」を述べているつもりではあるが、参考にはしても自己判断でやっていただきたい。)
   YMCA高槻の古文の講師 Y之内は、「駿台とか代ゼミに行けば東大に通るというものと違うの。どこの予備校に行ってるかは関係ないの」と発言したこともあったが、「予備校の講師にそういう文句は言ってもらいたくないな」と、これはその文句を聞いた時から思った。 「京大東大文系クラス」と称しながら東大の試験対策などやらないだけでなく、やる能力もない予備校の講師に言ってもらいたくない文句だった。

   建築のCADの試験については、CAD利用技術者試験http://www.acsp.jp/cad/ と 建築CAD検定http://www.aacl.gr.jp/ があり、それ以外にもあるようだが、この2つが主流のように思えるが、この2つでも、出題傾向が違い、どちらが難しいかというようなものではない。
   私の住所地から近い場所にあるCADのスクールとしては、Winスクールhttp://www.winschool.jp/ と アビバhttp://www.aviva.co.jp/ があった。 Winスクール は受講して、おかげさまで建築CAD検定の3級と2級に合格できたので、悪くなかったと思っているが、アビバは行っていないから、良いか悪いかわからない。 建築のCADの資格としては、Winスクールは建築CAD検定の対策の講座をおこなっているのに対し、アビバはCAD利用技術者試験の対策講座を実施しているようだ。 私の場合、建築CAD検定かCAD利用技術者試験か、どちらかの資格を取りたいと思っていて、「CADを学んで建築か機械のどちらかの分野に進もう」という人間ではなく「建築の業界で仕事をしてきて、CADを学習した方がよいと考えるに至ったという人間」なので、どちらかといえば建築CAD検定の方がいいかなくらいに思っていたが、絶対にどちらをとまでの意識はなかった。 Winスクールの方を選んだのは、アビバはCADについては講師は本部にいて各校にはいないのに対し、Winスクールは講師がそこにいるという点からであるが、もしも、絶対にCAD利用技術者試験の方に合格したいと思ったならば、建築CAD検定の方の対策をおこなっているスクールではなくCAD利用技術者試験の対策をおこなっているスクールに行った方がよかったであろう、と思う。
   「学校はどこに行ってもいっしょ」などということはない。 建築CAD検定に合格したいと思ったならば、建築CAD検定の対策の講座をおこなっている所に行った方がよく、CAD利用技術者試験に合格したいと思ったならばCAD利用技術者試験の対策の講座をおこなっている所に行った方がよいはずだ。 建築CAD検定の対策講座をとっているスクールに行って建築CAD検定ではなくCAD利用技術者試験に合格しようとする必要はなく、CAD利用技術者試験の対策をとっているスクールに行って建築CAD検定の合格を目指す必要はない、というのは、京大合格者数1位の高校に行って、別段、東大に行く必要はないだろうというのと同様である。


   最初、1回分で公開するつもりで作成しはじめて、1回では無理のようだと最大でも3回くらいで完結するつもりで、結局、6部作になった。  建築CAD検定についてと、受験一般についてと2つの問題について述べてきたが、少しは参考になっただろうか。 「わかっている人にとっては、何を今さら」というものだが「わかっていない人にとっては、けっこう役立つ」というものがあると思う。 「京大東大文系クラス」などと称しながら、東大の受験対策など行わず、その前に運営者が東大の入試・京大の入試にはどういう傾向があってどこが他と違うかということがわかっていない予備校に行ってしまって、痛い目にあったが、おのれの痛みとともに、その後、受けたいくつかの資格試験の経験から、「 I D野球式学習法」「弱者が勝者となるために」、あるいは「私の『ドラゴン桜』勉強法」の認識を身につけてきたと思っている。 少なくとも、「学校はどこでも一緒や」とか無責任なことを言うおっさんよりはわかっている。


【20】 合格後・・・・・
   さて・・・・。 建築CAD検定の2級と3級に合格できたことで、「CADができる人」のグループに入れてもらえたのではないかと思う。 ここから先は「程度の違い」で仕事をこなしながらスキルアップをはかっていくしかない・・・と思うのであるが、住宅建築業の業界においては、「インテリアコーディネーター兼キッチンスペシャリスト兼2級建築施工管理技士にして建築CAD検定2級合格」よりも、「資格は何にも通らんけれども、バカ大学の建築学科卒」の方をありがたがる会社が多い。 ・・・なんか、むかつくが、どうも、そういうところがある業界である。

   アビバの人から、WInスクールで学んで建築CAD検定に合格できましたと言っても、それでも、今度、うちでCAD利用技術者試験を目指しませんかとお誘いの電話をしばしばいただく。 営業の仕事をしてきた者としては、熱心に誘ってもらえるのはうれしいし感謝したい。(もっとも、「○日までに申し込めば◇割引」とかいうのは、たぶん、年中やってるのじゃないかと思うし、それは、今、申し込もうかどうしようかという人に言うと効果があるが、そこまででない者にはあまり効果はないと思え、それをちょくちょく出すというのは、出し方がへたなのだと思うが。) 建築CAD検定とCAD利用技術者試験はどちらが上とか下とかいうものではなく、出題内容が違うので、一方の資格を取ったとして、他方も取得しようというのは無駄ということはないと思う。 他方も取得するべく努力することで、そのCADの能力が向上するということはあるとは思うが、世間で認めてもらおうということでなら片方でよいような気もする。片方で認めてもらえないようなら両方を取得しても認めてもらえないのではないかもしれない。
   建築CAD検定もCAD利用技術者試験もAuto CAD で解答しても、Jw cad で解答してもどちらでもよい試験であるが、Auto CADで合格したかJw で合格したかといった表示はない。CADのスクールとしては、WinスクールはAuto CADもJw も指導しているが、アビバはAuto CADでの指導はしているがJw での指導はしていないらしい。 実際に仕事をすると、Auto CAD の方を中心に使用して仕事をしていても、他で作成された図面がまわされてくることがあって、それがJw で作成されているというようなこともあるので、2つできて悪いことはない。 建築CAD検定で、Auto CAD で2級を取得できたのなら、次に、Jw で准1級の取得をすれば、「Auto CAD も Jw もできる人」と評価してもらえるかもしれないが、日本の建築会社の人事担当者がCADの資格の内容について十分に理解できているかどうかというと、わかっていない会社の方が多いような気がする。

   Winスクールに通っていた時、たしか、ダイワハウスだったような気がするが、会社から費用を出してもらってきていた人がいた時があったと思う。ダイワハウスは、小堀住研(株)と(株)一条工務店にいた時、「けっこう、営業がえげつない会社」「あまりガラの良くない会社」というイメージがあり、同僚でもそういう人があったが、従業員の能力を向上させようとしてそういったこともするらしい。 会社から費用を出してもらってそういうスクールに通えるとはうらやましい限りではある。  一方で、「会社から行けと言われて行ったもの」と「身銭を切って、忙しい中を時間をひねり出して行ったもの」とでは、身につくものが違うというケースはけっこうある。


【21】 Auto CAD には、部分的に「アホ」な箇所がある・・というお話。
   Auto CAD は高い。 Jw cad はタ~ダ♪ (なにしろ、タ~ダやからなあ・・)。 Vector Works とかアーキトレンドとかと比べても、Auto CAD は高い。 しかし、だから、Auto CAD は、他のCADよりも何でも優れているかというと、そうでもない。 やってきて気づいたものとしては、一点鎖線が他の線と交差する時、図面で空白になっている部分であっても、一点鎖線の線上であることにかわりはないはずであるのだが、Auto CAD では「交点」として反応してくれないのだ。 一点鎖線とか破線とかは、線が書かれている部分だけが一点鎖線や破線ではなく、線が書かれていない空白の部分と線が書かれている部分と両方とで一点鎖線・破線であるということがAutoCAD さんはわかってないらしいのだ。 「タダのJw」は反応してくれるようなのに。 だから、Auto CAD はすべてにおいて他のCADより優れているということではないようだし、Auto CAD と Jw の関係は、「VHSとベータの関係」というようなものでもないようだ。 VHSのビデオというもの自体が、今やDVDにとって代わられてきたが・・・・。

   相当に苦労して努力して、費用も時間も使い、ともかく、やっと、建築CAD検定の2級と3級に合格しましたが、一条工務店の栃木県南部の営業所長(役職名は「副所長」)になっていたK下などは、おそらく、これも「あんたは何の努力もしないのに簡単に通る。ぼくらはどんなに努力しても絶対に通らない。不公平だ。卑怯だ。」とか言うのでしょうね。 この言いぐさ、相当気分が悪いし、大変な努力の結果、やっと通ることができた人間に対して失礼です。K下こそ、何もしてないくせに「ぼくらはどんなに努力しても」などと言っているのであり、それで通ったらそっちの方がよっぽど「不公平」で、よっぽど「卑怯だ」と思いますね。
     (2015.11.10.)

☆ 建築CAD検定2級・3級合格体験記
1.CADとは。CADに関しどういう資格があるか。私がCADの資格を取得しようと思った経緯。 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_1.html
2.建築CAD検定とCAD利用技術者試験。CADにはどういうソフトがあるか。通信教育での挫折。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_2.html
3.授業形式での学習での問題。「いきなり独学」でなく「一通り、授業形式で学んだ後での独学」。通信課程の大学に建築学科がある。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_3.html
4.アビバとWinスクール。「学校なんか行かなくても勉強できる」か?http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_4.html
5.建築CAD検定の3級・2級・准1級のいずれを受けるか。2つ or 3つ受けるプラス、マイナス。「うちは一部上場ですから」と「いっきゅうけんちくしい」と言えばひとは「言うことをきく」と思っている「権威主義」のバカ会社http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_5.html
6.3級受験に際し私が考えたこと。2014年の2級の試験。「学校はどこでも一緒」ではない。 東大の入試は「スーパー京大」ではない。わかってないヤツが運営する予備校は害がある。 建築CAD検定とCAD利用技術者試験の両方を取得すること、AutoCADで2級、Jwで准1級(もしくは逆)を取得することに意義はあるか。〔今回〕

☆ パソコン・CAD学習帳
1.コードレスのマウスを使ってみて http://tetsukenrumba.at.webry.info/201101/article_17.html
2.AutoCADを速く立ちあげる方法 他 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201307/article_1.html

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