建築CAD検定2級3級合格体験記3―授業形式のCAD学習だと・・。通信過程の大学で建築学科がある

 [第219回]建築CAD検定2級・3級合格体験記≪3≫-パソコン・CAD学習長(3)-3 
【10】 教室形式での学習の問題点
   2008年、ポリテクセンター千葉http://www3.jeed.or.jp/chiba/poly/chiba/index.html の建築CAD科に6カ月通わせてもらいました。 ポリテクセンターは、雇用能力開発機構という国そのものではないが、それに近い存在が運営していました。 私が建築CAD科に通っていた時、ニュースで行政改革の一環として、雇用能力開発機構がなくすという話が出て、建築CAD科の先生が「これは大変だ。失業しちゃうよ。俺、生徒でここ来ようかな」とか、冗談で(もしかすると、10%くらい本気?)で言われていたことがあったのですが、雇用能力開発機構がなくなってどうなったかというと、「高齢・障害・求職者支援機構」という名称のものができて、今は、ポリテクセンター千葉は、「雇用能力開発機構」ではなく「高齢・障害・求職者支援機構」が運営しているらしい・・・・・。 なんや、なくなる言うて、結局、名前が変わっただけやんけ、という感じもしないのですが、何か変わったところもあるようで、まったく同じということでもないらしい。
   実は、雇用能力開発機構には、建築CAD科に行く前の時点で私はあまり良い印象は持っていなかったのです。 職安に求職関係に役立つであろうという催しのリーフレットが置いてあり、雇用能力開発機構の「就職コンサルタント」が、求職について、質問してみたいということに何でもお答えしますというものに、一度、相談したことがあったのです。 しかし、「石原都知事の知り合い」というおっさんは、何もわかっておらず、こんなのに話しても無駄、というより害があると思って帰ってきたことがあり、それ以来、雇用能力開発機構については良い印象を持っていなかったのです。 しかし、建築CAD科での先生には親切に指導してもらい、就職コンサルタントのおっさんとはずいぶんと印象が違いました。
   ポリテクセンター千葉の建築CAD科では、Auto CAD、Jw cad、マイホームプランナープロ、とCAD以外で、パワーポイント、ホームページの作成、エクセルのVBAなど学び、途中の別の2日間の講習でRick CADを学びました。
※VBA・・・《Excel VBA塾―VBAとは》http://kabu-macro.com/vba_kiso/vba.html

   しかし。 ある程度以上の人数での教室での授業となると、受講者にはすでにある程度経験のある人もあり、私のように、CADにはAuto CAD とかJw cad とかいうものがあるらしい、というくらいしかわかっていない者もおり、いっせいに授業形式で進めるのは難しいところもあります。 「ワード」とか「エクセル」とかですと、どこそこをクリックして、それからどこそこをクリックしてもらいますと、・・・・の画面が出ましたねえ~え、と言われると、たいてい、出るのですが、CADの場合は、「なんで、俺だけでないのお?」ということが、けっこうあるのです、というより、あったのです。 おれって、でき悪いのかな・・・という思考はしないことにしましたが、でも、泣きたくなりますよ、本当に。 小堀住研(株)に入社した時、本社での研修でCAD室に講師の人が本社の建物の案内をしてくれて、CAD室で、「こういう具合にやるんですよ。簡単でしょお~お」と話されたことがあったのですが、どこが簡単やねん、無茶苦茶難しいやないか! と思いました。
   「こうやって、ここをクリックして・・・。 さあ、ここまでできましたかあ。 できていない人お~お?」と言われ、手をあげれば、見に来てもらって教えてもらえるのですが、毎度、毎度、自分だけできていないと、どうも、手をあげるのも気がひけてしまって、毎度、自分だけ手をあげても、それがだめだと言われるわけでもないのですが、やっぱり、毎度毎度、自分だけできないと気が引けてしまいます。
   「ワードやエクセルは独学でも学べるが、CADは独学では厳しい」と考え、さらに「通信教育は、実質上、独学とそれほど変わらない」と考え、それで、先生に指導してもらえる講習があるなら受講したいと考えたのですが、教室での授業の場合、「自分だけ取り残されてしまう、ということになる可能性がある」という問題もあったのです。
   建築CAD科の先生には、個人的にもずいぶんと教えてもらい、他の受講生の人にもずいぶんと世話になり(「教え合い」ならいいのですが、教えてもらってばかりだったので、申し訳ない気持ちでしたが、ずいぶんお世話になったものです)、なんとか、一通り、修了までたどりつきました・・・・が、「できる」というレベルに達したかというと、そこまではいかないが、一条工務店の設計でもCADが使える人間なんて、2003年に退職する時点まではいなかったのですから、会社でも、まったく一から教えないといけないという人は困るとしても、一通りは学習してきたという人間なら採用して使っていこうと思ってもらえる可能性があると思うし、そう考えて悪くはないであろう、と考えました。 


【11】 ポリテクセンター千葉 修了後の学習
   ポリテクセンター千葉の建築CAD科では、Auto CAD と Jw cad 、それに、マイホームプランナープロ をやり、CAD以外で、パワーポイントやホームページの作成などを学びました。 修了後もそこで学んだものを核として、伸ばしていきたいと思い、自宅で学習を進めようとしたのですが、やってみると、まず、Auto CAD、Jw cad、マイホームプランナープロ と3つを並行して学習していくのは大変で、どれかに絞る必要があるのではないかと感じるようになりました。
   さらに。 職安の求人票やインターネットの求職サイトを見ると、その会社によって、どのCADを使っているかが違うのです。 それも、Auto CAD か Jw cad のどちらか、というくらいなら、まだ良いのですが、「Vector Works が使える方」とかいう指定があったりしたのです。 Vector Works も学習するべきなのでしょうか。
   新宿の紀伊国屋書店に行って、「保存」はできないという条件のVector Works が入ったDVD付きのVector Works の独習書(高橋寛和『これからはじめるVector Works の本』2008.9.25.技術評論社)を買ってきてやってみると、Vector Works は Auto CAD と共通点があり、かつ、Auto CAD に比べると、Vector Works はやさしい。 しかし、どこに勤めるかわからない段階で、すべのものをやることはできない。

   勤め先についていいますと、この後、かかわった会社では、
新華ハウジング(有)〔建設業〕・ビルダーズジャパン(株)〔不動産業〕(千葉市中央区)・・・・アーキトレンド
もっとも、社長は面接で、「うちはアーキトレンドを使っている」と言ったのですが、「使ってる」といっても、1機のパソコンに入っているだけだったようで、私がパソコンにインターネット経由でJw をインストールすれば、結果として、アーキトレンド+Jw cad となるわけで、「アーキトレンドを使ってる」というに該当するほど、使ってなかったのです。「うちはアーキトレンドを使っている」という社長の長谷川の発言はそのまま事実とは言い難い。 さらに、ポリテクセンター千葉の建築CAD科を修了してきた私に新華ハウジング(有)は使用できるようにパソコンさえも用意しなかったのです。 かつ、2011年4月に社長の嫁の友人だというT口が縁故入社すると、さっそく新しいパソコンを購入して新入社員に新しいパソコンを使わせたのです。会社経営者の態度としていかがなものかと思います・・と思っていると、倒産しました。
アイダ設計・・・・アーキトレンド
となると、今度はアーキトレンドも学習しなければならないのか、ということになってきます。 
フリーダムアーキテクツデザイン(株)・・・ドラキャド、AutoCAD Revit  
「ドラキュラ」じゃなく「ドラ キャド」です。 なんじゃ、そりぁ、て感じです。 
五洋建設・・・Auto CAD と Jw cad、
川口土木建築工業(埼玉県川口市)・・・ Auto CAD と Jw cad
ゼネコンの場合、よそで作った図面がやってくることがあるので、そうなると、「自分の所で使用しているCAD」でなくても対応せざるをえなくなってくるようです。 ゼネコンはAuto CAD で、Jw cad は戸建住宅とか工務店というわけでもなく、ゼネコンでもJw を使っています。
名前も忘れたが不採用にされた千葉県八千代市の外構・造園の会社・・・Rick CAD
インターネットで検索していると、「アーキトレンドを使っている建築会社にはろくな会社がない」と書かれたものを見ましたが、実際にそうであるのかどうかは知りません。
名前も忘れたが職安の求人票で見た会社・・・Vector Works
Vector Works を使える人というのが応募条件だったので応募しませんでしたが、Vectora Works を使っているという会社は、職安の求人票を見ていると、けっこうあります。

   Auto CAD (及び、Auto CAD LT、Auto CAD Architecture、Auto CAD Revit )、Jw cad、Vector Works、アーキトレンド、Rick CAD、ドラ キャド・・で、これで、6種です。
   「マイホームプランナー」は「マイホームプランナー」と「マイホームプランナー プロ」があって、「マイホームプランナー」は価格も安く、操作も比較的やさしく、建築関係で仕事をしているのではない人でこれから家を建てようという人が、自分のパソコンに入れて間取りやデザインを検討する際に使える、というようなものらしく、「マイホームプランナー プロ」となると、「マイホームプランナー」よりは値段も高く、操作も練習が必要で、名前の通り、プロ用(建築・住宅・不動産・インテリア関係の仕事についている人向き)らしいのですが、職安の求人票やインターネットの求職サイトでマイホームプランナー プロ を使用しているというのを見たことは私は今までにありません。

   こうなると、どの会社でも対応できるように、すべてのCADを一通り習得しておこうなどと考えても、無理でしょう。 そこで、考えたのは、1つは、最も「一般的」なCADである Auto CAD ができるということになれば、Auto CAD ができるなら、少しの期間、「大目に見る」ことをすれば、◇◇もできるようになるのではないか、と見てもらえないか、ということ。
   もうひとつは、Jw cad は「なにしろ、タダやからな(^◇^)」というものすごい長所があり、かつ、Auto CAD のように大きな容量をとらないので、会社のパソコンにでもインストールして使うことができるし、会社のパソコンに入れられたくないというのなら、自分の個人のノートパソコンにJw cad をインストールして使えば、その会社のCADが使えなくても、自分のパソコンに入れたJw cad で仕事をできることになる、ということです。 安藤忠雄の設計事務所では、パソコンから個人持ちだという話を新聞(日経だったように思いますが、もしかすると、朝日だったかもしれません)に載っていたのですが、それは、本人が使いやすいものを使うというのが本来なので、だから、パソコンからして個人で自分が納得のいくものを用意して使ってもらう、という考え方だと出ていたように思います。 それは一理はあると思います。 自分のパソコンにJw を入れて使用してしまえば、その会社がどのCADを使っているかは関係なくできるということになります。
   それで、ともかく、Auto CAD か Jw cad のどちらかを、尋ねられた時に、うしろめたさを持たずに「できます」と言えるレベルまで持っていこうと考え、それなら、Jw の方がやりやすいと考えて、私はJw の方を中心に学習を進めました。


【12】 通信教育の大学で建築学科がある。 愛知産業大学 の CAD のスクーリング
   何社か応募して、「建築業界は、やっぱり、建築学科卒で勤めないと損」という印象を嫌というほど受けました。 といって、今さら、他の業界に移るわけにもいきませんし・・・。
   文芸春秋編『プロ野球暴れん坊列伝』(1988.4.9.文春文庫)の岡崎満義「張本勲と大杉勝男」によると、今、時々、「喝」とか言ってるらしい張本勲は、東映の選手であった頃、≪・・張本は、プロは数字だ、と思っていた。数字こそ勲章であり、プロ野球人の人格だ、とまで思っていた。立派な数字を残しさえすれば誰にも文句をいわれる筋合いはないだろう、と考えていた。・・≫と出ている。 何で読んだかわからなくなってしまったが、在日韓国人である張本は、ファンからも相手選手からも相当きたないヤジを受けることがあったそうで、時には「チョーセン、国へ帰れ」というようなことまで言われたことがあるそうで、そのたびにそれをファイトに変え、「どうじゃ、また、ヒット打ってやった。おまえは、そういうヤジを飛ばしても、その相手から打たれただろうが。」「ほら、また打ってやったぞ、ざまあみろ」と打ちまくり、何度も首位打者のタイトルを獲得したという。 私は自分が高校を卒業する頃、卒業した頃、父親から「うちは、工学部なんか行かすような金持ちとは違います。甘ったれなさんな」と言われたものだが、一条工務店にいた時、カネさえあれば誰でも入れる私立大学の建築学科を卒業したということで「学校でてる」としてお殿様みたいな扱いをうける「設計」担当を見て、なんじゃ、こいつらと何度も思った。 行った予備校の近くに天満宮があり、そこに立ち寄った時、 「不純異性交遊」「桃色遊戯」みたいなつきあいをしているアホ高校の見るからに“不良”という格好の高校生の男女が来ているのを見て、この人たちは大学に行かないで高校卒業後は就職する人なのだろうと思っていたところ、実はそうではなく、そういう人が大威張りで「大学」に行って、そして、卒業する時になると、「同じ大学なのに、国立大学や慶應・早稲田なんか出た人間と差別されるのはおかしい」とか大威張りで言い出すらしいと後に知った。そういう高校までちっとも勉強しないで「アホでも入れる私立大学の建築学科」に大威張りで行ったヤツが、「学校でてる」、「設計士」だ、とえらそうなツラしていたのだ、一条工務店では。 それで、資格試験に合格して資格をとるたびに、 「おまえら、建築学科を出てるということで、えらいみたいな態度をとっているが、俺は宅建主任の資格を取ったがおまえは取れないじゃないか。 俺はインテリアコーディネーターも取ったぞ。おまえらは取れないだろうが。 2級建築施工管理技士も取得したぞ。 キッチンスペシャリストも合格したぞ。 おまえら、何ひとつ取れないだろうが。それで、建築学科卒の設計士さまか! どうじゃ、おまえら、何ひとつ、取れんだろうが」 と思い、やってきた。 何の本に載っていたかわからなくなってしまったが、それに載っていた張本の気持ちがよくわかった。
   ところが。 大学の建築学科卒なら実務経験ゼロで受験できるが、学歴なしなら7年の実務経験が受験資格として必要な2級建築士以外で(1級建築士は建築学科卒か2級建築士合格後2年の実務経験が必要)、インテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト・2級建築施工管理技士・宅建主任と取得するまでにある程度以上の努力・労力が必要な資格だけでも4つ取得しても、建築業界においては、就職しようとした際には2級建築士ひとつだけの方が高く評価されてしまう。 さらに言えば、資格は何ひとつ取得できていなくても、「バカでも入れる私立大学の建築学科」卒というだけ! の方が、社会科学系学部卒でインテリアコーディネーター兼キッチンスペシャリスト兼2級建築施工管理技士兼宅建主任 よりも高い評価を受ける。 ≪1≫http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_1.html で述べた相当にむかついたキッチン関係の仕事の会社を経営しているらしいバカ女も「バカでも入れる美大」の建築学科卒であるだけで資格などは何ひとつ取得していないようだった・・・・が、  「バカでも入れる私立大学の建築学科卒だけで、建築士も通らない、インテリアコーディネーターも通らない、宅建主任も通らない」でも、社会科学系学部卒でインテリアコーディネーター兼キッチンスペシャリスト兼2級建築施工管理技士兼宅建主任 よりも評価は高い。 アホくさい! ふざけんな! という、どうも、建築業界はそういうところのある世界らしいのだ。

   ポリテクセンター千葉 の 建築CAD科を修了して、一通りはCADについて学びました、と言っても、それでも、「建築学科卒」であること、「1級建築士、もしくは、2級建築士」であること、(ヘボ図面しか書かないアホ設計でもかまわないから)「『設計』 という職種名で仕事をした実務経験があること」という、この3つの条件があるかないかは、建築業界で働くには相当に大きく影響する。
   それで、考えたのだ。 いっそのこと、「建築学科卒」になってしまえばどうか、と。 「アホでもええ。 建築学科卒であれば」という経営者が多い住宅建築業界以外の業界で勤めることは、今さら難しい以上は、「建築学科卒」になってしまえばどうか、と。

   「建築学科卒」になってしまうためにはどうすれば良いか。 どこに行けばよいか。どこなら行けるか。 まず、「大学と認めることができるのは京大と東大だけ」という前提をもとに考えれば、そのどちらかに行かないといけないことになるが、東大は「理科1類」の試験に合格することができたとしても、2年から3年に進学する時に学科を決めるという方式なので、その時に建築学科に進める保証はない。 となると、入学時に学科ごとに試験をする京大に行くしかないことになる。
   そもそも、行けるのか? という問題。 行けるのか? というのは、合格できるのか、ということと、もしも、合格できたとして、生活費を稼ぎながら学業をこなせるのか、という問題の2つがある。 合格できるのか、というのは、高校卒業時において、ある程度以上のところまでいっていたのだから、今からでも「昔とった杵柄」で、やり直せば、1年以内くらいに「合格できておかしくないところ」まで行く可能性はある・・・と思っていても、実際にやってみると、思ったように点数が取れないという可能性もある。 これは、やってみないとわからない。 実際のところ、中学校から高校の頃、「数学は理系科目の基礎」とか言われ、「数列」なんてのは、相当に頭をかかえてやってなんとかできるようになった・・・・はずだったが、それから何十年か経ってみると・・・、全部忘れた! 遠山啓『競争原理を超えて』(太郎次郎社)には、「覚えた」ものは忘れるが「わかった」ものは忘れない、などと書いてあったが、そんなことはないということが歳をいってわかった。「わかった」ものでも忘れる! あれだけ、必死になって勉強した数列なんて完全に忘れた・・・・し、数学者とか高校の数学の先生・予備校の数学の先生とかになったのでなければ、住宅建築業の業界になんか勤めたら、三角関数あたりは屋根の勾配とか考えるのに関係あるかもしれないが、数列とか行列なんて、あんなもん、どこが関係すんねん。 「数学はすべての勉強の基礎です」とか誰かに言われた記憶があるのだが、どこがやねん。 ・・・で、その数列とかを今から勉強しなおして、京大あたりに合格できるだけの点数を入試日までに取れるレベルにもっていくことができるか?  というと、できないということはないが、できるとも決まっていない。 やってみないとこれはわからない。

    生活費を稼ぎながら学業ができるかという問題があるので、できるだけ短い期間で卒業できるようにするには、学士入学か、さもなくば、2年次編入で入ることができれば、その方が良い。 学士入学か2年次編入なら、自分が卒業した大学の方がうまくいく可能性が考えられる。 慶應の理工学部は最寄駅は東急東横線の日吉だが、裏手を歩いて行くとJR横須賀線の「新川崎」にたどりつくので、千葉方面の総武線沿線からは快速で一本であり、直線距離が遠いわりに行きやすい・・・・のだが、慶應という学校の工学部→理工学部は、1980年前後、私が商学部の学生であった頃、学科ごとではなく工学部→理工学部として採り、かつ、「建築学科のない理工学部」で、それを知らずに入学して、入学後に建築学科がないことを知って、「えっ?」と驚く為五郎!(⇒《YouTube―ハナ肇のゲバゲバ「アッと驚く為五郎」 》https://www.youtube.com/watch?v=36hlFYgQX9c )というヤツが時々いる大学だった。 私が在籍した頃にできた日吉の新図書館は「東大の建築学科を卒業されて慶應で教えておられる槇文彦先生が設計された」ということだったので、槇文彦先生が「教えておられる」学科がその頃からどこかにあったはずで、あるとすると理工学部だと思うのだが、「建築学科」はなかった。さすがに今はあるだろうと思うと・・・・、ないらしいのだ、今でも・・・・。 (但し、藤沢に新しくできた学部に、建築学科ではないがそれに幾分近い学科があるらしいが)。

   そうなると、学費は安い方がいい、という点から考えると、できるだけ、国公立の方がいい、通学するには、自宅に近いか職場に近いかの方がいい、という点で考えて、千葉大の工学部はどうかと考えた。 千葉大の工学部には二部もある。 二部というのは、夜間主コース、夜間の授業が主のコースで「働きながら学ぶ人」に向いていると言われるのだけれども、夜間といっても、午後6時とか7時とかだと、本格的に勤めている者としては、実際のところ、勤務中であり、通学できる時間帯でないので、昼間が主のコースとそれほど変わらない。
   そうはいうが、千葉大の工学部に行って、願書を取得して、学士入学の過去問をコピーさせてもらい、検討したが、働きながら行けるようなしろものではなく、又、最近の大学は、教養課程は一般教養だけやっているわけではなく、工学部の場合、1年・2年ですでに専門の領域をある程度やっており、それが学士入学の試験に出るので、工学部卒でない者が学士入学の試験に合格するのは、一般の入試で1年から入るよりも難しいようだ。

   この際、「大学」はあきらめて、建築専門学校で卒業すると2級建築士の受験資格を取得できる所で、働きながら行けるような所はないか、と考えた。 中央工学校に夜間のコースがあるらしかったが、「夜間」といっても、昼間だけ働いて、間違いなくその時間に通学できる仕事についておればよいが、そうでなければ、夜間だから行けるというものでもない。

   そして、こういったことを考えていた時、ポリテクセンター千葉の建築学科で、パワーポイントの学習の際に作成した、パワーポイントによる説明の作品として、他の受講生、過去の受講生の作品をCDに入れてもらってきたのだが、それに、「通信課程の建築学科について」というものを作成してくれていた人があったのだ。
   慶應にも通信課程があったが、それは、経済学部・法学部・文学部だけで、医学部や理工学部はなかった。医学部や理工学部は通信課程では無理だということらしい。 又、慶應の場合、教授によっては、通学過程の学生は自分の子分だが通信課程の学生は他人だという認識で、通信課程の学生を相手とするスクーリングでは、質問などは一切受けつけずに、講義が終わると同時に疾風のように去っていく・・という人もいるらしい・・・と誰から聞いたかというと、慶應の講義の際に、そういう教授もおられるが、それはおかしいと言われる助教授がおられて教えてもらったのだ。 話された助教授は、通信課程であろうが、そういう態度は教員の態度としておかしいと思われる方だったらしいが、疾風のように逃げて行く教授のような認識の先生もあるようで、通信課程は通学過程と同じ扱いにはなっていないようだった。
    だから、通信課程の建築学科はないと思ってきたのだ。 また、たとえ、あっても、疾風のように逃げて行く教授の大学では・・という気持ちもあった。

   しかし、実は、建築学科は工学部・理工学部にだけあるわけではなく、芸術学部・造形学部といった学部に建築学科がある大学もあるのだ。 国立大学では東京芸大の美術学部に建築学科があるだけだが、私立大学では芸術学部に建築学科がある大学もあったのだ。  相当にむかついた「バカでも入れる美大」の建築学科卒の女もいたわけだ。 「建築学科」と名前がついていても、工学部・理工学部にある建築学科の場合は、実験が多いので、通信課程では無理らしいが、芸術学部・造形学部にある建築学科の場合、実験が必要なものはなくし、意匠に関するものを多くすることで、通信課程でも建築学科は可能らしい。 又、日本では、建築学科は工学部・理工学部にあることの方が多いが、ヨーロッパでは芸術学部にあることの方が多いらしい。
   で、インターネットなどで調べてみたろこと、愛知産業大学の造形学部と、京都造形芸術大学と、大阪芸大の3つに、通信課程の建築学科、もしくは、学科名は違ってもそれに該当し、卒業すると2級建築士の受験資格が得られる学科があることがわかった。 その3つの大学の入学要綱を取り寄せ、愛知産業大学と京都造形芸術大学の入学説明会に参加して話を聞いた。 大阪芸大は、通信課程があるが、通学過程の方が主で、スクーリングは大阪府の河内地方にある大阪芸大のキャンパスまで行かないといけない。 それに対し、愛知産業大と京都造形芸術大は、全国何カ所かにスクーリング会場と試験会場があり、千葉県在住の者の場合、東京の会場でスクーリングを受け、試験を受けることができる。 この2つなら、地名のブランド力としては、愛知県岡崎市の方には申し訳ないが、「京都」の方が「岡崎」より地名にブランド力があるが、愛知産業大の方が学費は少々安い。かつ、卒業した時、学科名が愛知産業大学は建築学科であるが京都造形芸術大学は「建築学科」ではない。 様々な点から考えて、この2つはどちらの方が絶対に良いということはないと思ったが、私の場合は、学科名が建築学科であること、学費が少々安いという点などから、愛知産業大の方が私には良いと思った。 京都造形芸術大の説明会の時にお話しをうかがった先生は若くてなかなか魅力的な女性だったので、男性としては、ふらふらふら~っと行きそうだったが、行かなかった。 えらい! かどうかわからんが。
   通信課程の愛知産業大と京都造形芸術大は3年次編入の場合は入試はない。 大学を卒業している卒業証明書があればよい。 そこで、考えたのだ。 東大とか京大の建築学科を卒業した場合と、愛知産業大とか京都造形芸術大の建築学科を卒業した場合なら、東大とか京大の建築学科を卒業したという方が、卒業後の聞こえはよいだろうけれども、東大とか京大、でなくても、千葉大でも東京工大でも早稲田大でも、「入学するまでの勉強」と「入学後の勉強」の2つをしなければならないのに対し、愛知産業大と京都造形芸術大の通信課程なら、「入学までの勉強」をしなくても「入学後の勉強」だけでよいので、すでに日本人の平均年齢の中間を過ぎた年齢になってしまった者としては、「入学するまでの勉強」に年月を費やす余裕はないと考えれば、「入学するまでの勉強」なしに「入学してからの勉強」にとりかかれる学校の方が良い、と考えたのだ。 今さら、東大通ったぞおといっても誰もほめてくれないし、別にほめてもらわなくてもいいし。
   本多勝一の『冒険と日本人』(集英社文庫)に、南極点到達を目指したイギリスのスコットとノルウェーのアムンゼンの話が出ている。 スコットとアムンゼンは、ともに、南極点初到達を目指し、競っていた。 最初に到達したのはノルウェーのアムンゼンだったが、イギリス人は負けず嫌いで、「しかし、スコットは南極で有益な観測とかをしたではないか」といったことを言い、それは嘘ではないが、そうは言っても、最初に南極点に到達したのは、やはり、アムンゼンであってスコットではない、と。 アムンゼンは、ともかく、最初に南極点に到達したいと思えば、他のことはそっちのけにして南極点を目指した。 その点でアムンゼンはスコットより勝っていたのではないか、と本多勝一は推測する。又、太平洋横断に失敗した金子健太郎に、堀江健一が成功して金子健太郎が失敗したのは、堀江健一は、太平洋横断をやりたいと思ったら、ともかく、一直線に進むが、金子健太郎にはその点で堀江健一のようなところが不足していたのではないかと本多は指摘している。
   もしも、ともかく、「建築学科卒」となることが目的なら、東大でなくても京大でなくても良いではないか、阪大でなくても、東京工大でなくても、千葉大でなくても、早稲田大でなくても、良いではないか。 一直線に突き進んでこそ、実現できる道が開けるのではないか、と考えた。
   そして、愛知産業大の建築学科でお世話になることにした。 京都造形芸術大の入学説明会に来ておられた若い女性の先生はなかなか魅力的だったので、そっちに行きたい気持ちもないではなかったが、愛知産業大の説明会で説明された守屋先生の話はおもしろく、この先生にお世話になりたいという気持ちにもなった。

   それで、CADについては、愛知産業大学は、「CAD1」「CAD2」が必修で、「CAD3」が選択科目だが、1はAuto CAD、2はAuto CAD Architecture を使用、京都造形芸術大はVector Works を使用だった。

   愛知産業大ではAuto CAD を使用で、「CAD1」のスクーリングを受講する前に、同大学のCADのテキストで、あらかじめ学習していこうと思ったのだが。 さっぱり、わからん。 一度、ポリテクセンター千葉の建築学科で学習したはずなのだが、それでも、テキスト通りにやってもわからんのだ。 ここをこうクリックして、次に何をやれば、こういう画面が出てくるでしょう・・・とテキストに書いてある通りにやっても、その画面が出てこないのだ。
   そこで、考えたことが2つある。 1つは、「俺はえらい」と思うこと。 実際にえらいかどうかは関係ない。論拠なんて何もないのだが、Auto CAD の学習をしていると、わからんわからん、さっぱりわからん、となって、俺はパソコンとかCADの才能がないのだろうか・・・とか考え出してしまうのだ。 そう思ってしまってはいけない。ゆえに、「俺は世界一えらい」と勝手に決めることにした。Auto CAD の学習をするとき、限定で。
   それで、「世界一えらい」と勝手に思い込むことにしたらできるかというと・・・、それでできるというものでもないんだわ。 しかし、ともかく、「世界一えらい」からにはできなくても、「才能がない」とかではないはずなので、できなくてもできなくてもくじけずにやろうという気持ちになる・・・・のだが、だからといって、できるわけでもないんだわ・・・・。
    もうひとつは、できない、わからないという時、ある程度の時間、考えてもできない場合は、テキストに鉛筆(シャープペンシル)で、「?」マークをつけておき、そこはそのままにして、先に進むことにした。 そうすると、先のことをやっていくうちに、前に「?」マークをつけたところがわかるようになる時があるのだ。 これは、ある程度、効果はあった。 ・・・しかし、Jw の場合、たいてい、これで前に進み、成果はあったのだが、Auto CAD の場合は、これをやると、テキストが「?」だらけになってしまったのだ。

   そんなことで、スクーリングの「CAD1」「CAD2」は受講できて、単位を取得できたのか? というと、できた。 愛知産業大のCADの授業はCADを使いこなせるようにという授業ではなく、「CADを使って設計する」という、究極的には「CADの授業」ではなく「設計の授業」だそうで、使用するパソコンは、CADの能力がそれほどでない人間でも使える設定に先生が準備してくださり、かつ、スクーリングでは、3人の先生が待機されて、5~6人に1人の割で横について指導していただいたので、「できた」・・・・が、「できた」といっても、「できるようにしていただいた」ようなものだった。 スクーリングが役に立ったか立たなかったかというと、役に立ったとは思うし、特に、画層の設定をどうしてよいかわからなかったのだが、先生があらかじめ作成されたものをUHFメモリーにいただいたので、その後、とりあえず、その設定の通りでやることにした。
   しかし、スクーリングの時に、CADを使って図面を作ったとはいえ、「作った」のではなく、「作らせてもらった」ようなものだ。

   愛知産業大に入学する前までは、CADはJw を主として学習したが、愛知産業大ではCADの授業はAuto CAD でされ、又、「本格的に建築をやろうと思ったら、Auto CAD でないと、Jw なんて安物のCADではだめだ」と言われる先生もあったので、自分が世話になっている先生がそう言われるならと思い、それからはAuto CAD を中心に学ぶようになった。  もっとも、Jw は「安物」かというと、たしかに、タ~ダ♪ なので、安物といえば安物だが、それにしてはなかなかよくできているし、タダ!だからこそ、かつ、Auto CAD ほど容量が大きくないので、どこのパソコンにでもインストールして使えるという便利さがあり、タダ♪ という点こそJwの長所でもあるのだが・・・。


【13】 パソコン・CADスクールの検討
   その後も自宅で、愛知産業大のAuto CAD のテキストを使用して独習したりもしたが、「できる」と自信を持って言えるレベルにはなかなかならない。 Auto CAD Architecture は、特に難しいということでもなく、考えようによっては、 自動的に反応してくれるので、Auto CAD よりやさしいくらいのところもあるが、学習用のテキストがないのが難点だ。

   で、なかなか、「できる」と言えるレベルにならない時、横浜市港北区の地下鉄ブルーライン「北センター」駅においてあった、案内書に、
「ヒューマンアカデミー」のCADの講座 http://haa.athuman.com/academy/cad/?code=041039 
の案内書を見た。 又、京成津田沼だったか八千代台だったかどちらかの駅で、
「リカレント」というスクールのCADの講座http://www.recurrent.co.jp/cad/ の案内を見た。
   それで、すでに、ポリテクセンター千葉の建築CAD科に行った後であるし、私立の学校といえばYMCA予備校なんて害こそあれ益にならなかったしと思ったが、インテリアコーディネーターの2次試験(製図と論文)にしても、1次は独学で通ったが、2次は独学でなかなか学習がはかどらないと思った時に、ハウジングエージェンシーのインテリアコーディネーター2次試験対策講座に通い、そのおかげで合格できたし、キッチンスペシャリスト試験も学科試験は独学で合格したが、製図試験はハウジングエージェンシーのキッチンスペシャリスト試験製図試験対策講座に行き、そこで、こういうことをやってくださいと言われたことをやることで合格できた。 だから、YMCA予備校の経験から「私立の学校」はだめ! と決めつけないで、情報を集めてみようかと考え、
「CADは、通信教育では独学とそれほど変わらない」ので通学できる学校でないとだめ、
「自宅から近いか職場から近いかでないと通いきれない」
という2点から、インターネットで検索すると、我が家から近い場所では、
「Winスクール」 http://www.winschool.jp/guidance/cad/ の船橋校 と 
「アビバ」 http://www.aviva.co.jp/cad-engineer/ 津田沼校 があるのがわかった。 そのあたりを次回《4》http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_4.html で述べる。
  (2015.11.10.)

☆ 建築CAD検定2級・3級合格体験記
1.CADとは。CADに関しどういう資格があるか。私がCADの資格を取得しようと思った経緯。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_1.html
2.建築CAD検定とCAD利用技術者試験。CADにはどういうソフトがあるか。通信教育での挫折。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_2.html
3.授業形式での学習での問題。「いきなり独学」でなく「一通り、授業形式で学んだ後での独習」。通信課程の大学に建築学科がある。 〔今回〕
4.アビバとWinスクール。「学校なんか行かなくても勉強できる」か?http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_4.html
5.建築CAD検定の3級・2級・准1級のいずれを受けるか。2つ or 3つ受けるプラス、マイナス。「うちは一部上場ですから」と「いっきゅうけんちくしい」と言えばひとは「言うことをきく」と思っている「権威主義」のバカ会社http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_5.html
6.3級受験に際し私が考えたこと。2014年の2級の試験。「学校はどこでも一緒」ではない。 東大の入試は「スーパー京大」ではない。わかってないヤツが運営する予備校は害がある。 建築CAD検定とCAD利用技術者試験の両方を取得すること、AutoCADで2級、Jwで准1級(もしくは逆)を取得することに意義はあるか。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201511/article_6.html

☆ パソコン・CAD学習帳
1.コードレスのマウスを使ってみて http://tetsukenrumba.at.webry.info/201101/article_17.html
2.AutoCADを速く立ちあげる方法 他 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201307/article_1.html



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