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zoom RSS 自分も浪人した・自分も下宿しているという自覚がない大学生1−東京で下宿して大学に行くとカネがかかるか

<<   作成日時 : 2017/05/26 20:11   >>

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[第295回]
   1980年だったか1981年だったか。 阪急 箕面線の「箕面」駅の改札を出てすぐの所↓で、同じ中学校から北野高校に同じように入学・卒業し、1浪で京大の法学部に行ったNと顔を合わせたことがあった。
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↑ 阪急 箕面線「箕面」駅の改札口を出てすぐ外は、今は↑のようになっている。その頃とはいくらか変わったところもあるのではないかと思う。
   この↑写真のあたりで顔を合わせたのだ。 この写真が、ちょうど、私からNがいたあたりを見たくらいのものである。

   最初、大阪梅田から箕面と有馬という2つの観光地を結ぼうということで始まった阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道は通称を「箕面電車」と言い、この箕面駅は阪急にとっては由緒ある発祥の地であるわけだが、今は宝塚線の支線として石橋で乗り換えが必要な少々不便な駅になっている。
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(↑ 阪急 箕面線「箕面」駅。 西側。)
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(↑ 阪急 箕面線「箕面」駅。 停車中の電車。「石橋」行き各駅停車。)

   その時、何を言いやがったか。 「 2浪して東京で下宿なんかして慶應なんか行ったら、カネかかってしかたないなあ」と、そういう口をききやがったのだ。 「はあ?」・・・・、「こいつ、何を言ってるんだあ?」と言っている意味について理解に苦しんだ。今は、「理解に苦しむ」のではなく、あの男は小学生の頃からそういう人間だったなと、むしろ、「いかにも、N口らしい」と思っているが。
【1】 「東京で下宿する」とカネがかかるか?
【2】 「浪人して大学に行く」とカネがかかるか?
まず、事実関係を確認するため、この2点について吟味してみよう。
【1】   一般に、大学に通学するのに自宅から通うのと下宿して(この場合、「下宿」「寮」「学生会館」「アパート」など、どういう形態のものに住むかは問わない)通うのとでは、自宅から通った方が費用は少なくてすむでしょう。
   しかし、たとえば、自治医大などは、全寮制で、寮費タダ・学費タダの大学で、そのかわり、卒業後、へき地の病院に何年か勤務するということが条件とされている大学なので、自治医大で寮に住んで通学したとしても、自宅から通うよりもかえって費用はかからない。 防衛大などは、厳密には「大学」ではなく「大学校」であり、大学校の学生の時から公務員の扱いで給料が出る「大学校」なので(会社でも研修期間中でも給料は払われるようなそんな感じかな)、これも、寮に入って「大学校」に行ったからといって、自宅から通学するよりカネがかかるというものではないはずだ。
   慶應の場合どうかというと、今もあるかどうかわからないが、1980年前後においては、日吉に寮があって、これは、朝夕2食付き・風呂は週に2回付で月1万2千円という格安♪ 但し、6帖に2人の相部屋というので、そのあたりは少々苦しい。・・・・私はそこには入らなかったが、そういう所もあった。この寮なんか、朝夕2食付きということは月30日として、2食/日×30日=60食   12,000円÷60食=200円/食 という計算になり、寮費の1万2千円というのを食事代だけで考えても、1食200円という超格安で、当然、営利企業としての下宿屋なら成り立たない、大学が利益無視して運営している寮だからできることだ。 世の中には、慶應は「ブルジョワの大学」とか勝手に決めつけて事実に反する内容を基に勝手なことを言っている人がいるが、慶應は、こういった面において、他の私立大学と比較しても国立大学と比較しても、お金持ちでない人の息子・娘でも行けるようにという制度があるように思う。
   「東京で下宿して慶應なんか行ったのでは、カネかかってしかたがないなあ」などとNは言ったのだが、厳密には慶應義塾大学は法学部・経済学部・商学部・文学部の専門課程は東京都港区の三田にあるが、教養課程と理工学部は横浜市港北区の日吉にあり、神奈川県である。 で、東京圏で下宿すると、関西圏で下宿するよりもカネがかかるのかというと、そんなこと、決まっていない。
  1990年代前半、警備員の仕事をアルバイトでやったことがあって、その職場に勤務していたおじさんの息子がフランスの大学に行っていたらしいのだが、警備員の仲間では、「フランスの大学だといいみたいに思いやがってからに、あいつの息子なんだから、フランスの大学だってろくな大学じゃないだろ」とか悪口を言う人もいたけれども、本人にきいてみると、ソルボンヌとかそういうエリート大学ではないけれども、今、欧米の大学に行きたいと思えば特別に成績が優秀とかでなくても行く方法はあるらしく、それで、息子がフランスの大学に行きたいということから行かせたんだと父親は話していた。で、相当カネがかかるのかというと、「日本の大学に行くのと比べても往復の交通費がかかるだけで、日本の私立大学に下宿して行くのとたいして変わらない」という話だった。私自身がフランスに旅行した時には、パリは物価が高いなという印象を受け、ルールドに行った時、パリに比べると全体的にひと回り安いかなと思ったのですが、エールフランスの帰りの便で隣席だったダンナがモロッコに赴任しているという奥さんの話では、フランス人は日本の物価が高いと言うということだった。私がパリで高いと思ったのはパリでも観光地みたいなところに行くから高いと思ったのかもしれない。全般的には、特に日本より安いということはないけれども、特別に日本より高いということもないようだ。だから、一見、「フランスの私立大学に行った」というと相当カネがかかりそうな感じがするが、往復の交通費はかかるが、それ以外の点では日本の大学に行くのと比べて特別にカネがかかるわけでもないらしい。
   Nについて、わけがわからないのは、自分が現役で大学に合格して行って、それで、浪人して行った人間に、「浪人して大学に行ったのではカネかかってしかたないなあ」とか言うのなら、えらそうな口をききやがってからにということはあっても、たしかに、現役で大学に行った方がカネはかからないということは言えるのだが、N自身が現役で大学に行ったのではなく浪人した上で行っているのであり、自分自身が浪人して大学に行っておきながら、こいつ、何いってるんだ? と理解に苦しんだ。
   そして、N自身が、もしも、自宅から通える大学に行った方が費用がかからないと思って、自宅から通える大阪大学にでも行くか、もしくは、京大に行くにしても、下宿して通うのではなく、毎日、自宅から通っていたのであれば、「東京で下宿して大学に行ったのでは、カネかかってしかたないなあ」などと言ったとしても、なんか、生意気な口きく男だなあという点はあっても、たしかに自宅から通った方がカネはかからないという点はあったであろう。 もちろん、若い時期に、生まれ育った場所と異なる場所で暮らす経験、親と別に暮らす経験というのは貴重であるといったこともあると思うが、そういったことは別として、自分が自宅から通っていたのであれば、まだしも、わかるのだが、自分自身もまた下宿して京大に通っていたのであり、自分自身が下宿して大学に通っていた男が、何をわけのわからんことを言っているのか、と理解に苦しんだ。
   私の場合、最初、横浜市港北区の日吉にある慶應大日吉キャンパスの近くの日吉台学生ハイツという「民営」の「学生会館」のような所に住み、途中から川崎市幸区のアパートに移ったが、日吉台学生ハイツは、日吉などにあった「下宿」に比べてひと回り高かった。しかし、だから、その分、贅沢なのかというとそういうわけでもなく、下宿に住むと風呂は別であり、銭湯代が別にかかるのに対して日吉台学生ハイツは共同の浴室があり、それも「管理費」に含まれているので、銭湯代は必要ない。又、洗濯機と乾燥機もあるので、「下宿」に住むとコインランドリーに行って、そのたびにいくらと払わないといけないが、その必要もない。だから、日吉などにあった「下宿」よりひとまわり高いものの、「下宿」に住むと必要な経費でかからなくなるものもあるので、特に「下宿」より高いというものでもなかったのではないかと思う。しかし、電話が交換手が取り次いでくれるようになっていたのだが、そうなると、父が「いらいらっとしたらかけたんねん」といってしょっちゅう電話をしてくるので、その対応にはまいった。
   又、「管理費」というのは、廊下・階段・トイレなど共用部分の清掃、エレベーターの補修点検、建物本体のメンテナンスなどの費用のことを言うと私は考えていたのだが、最初、知らなかったのだが、日吉台学生ハイツは防衛庁・自衛隊の関係者が運営するものだったらしく、日吉台学生ハイツの運営者は、入居者を「管理」するのが自分たちの仕事だと思っていたフシがあり、「カウンセラー」と称するN倉は、24時間勤務で1日出勤して1日休みという勤務だったはずなのだが、その勤務時間のはずの夕食時に酒を飲んでべろんべろんになった状態でロビーを徘徊し、入居者の学生に「◇◇く〜ん」と話しかけ、話しかけること自体は悪いということはないのだが、「日本という国は単一民族の国で、ソ連が北から喉から手がでるくらいに欲しがっている国なんだよお。この国を守らないといけないんだ。わかるかねえ。昔は、満州もあったし朝鮮もあったし台湾もあったし樺太もあったし千島もあったんだけれども、それをとられてしまったからねえ。狭い国土に日本人はひしめきあっているんだ。それをソ連が北から狙っているんだよお。だからねえ、日教組だとか共産党だとかそういう連中は生かしておいてやる必要はないんだよ。だいたいねえ、労働基準法を守れなどという甘ったれたヤツは全員刑務所に叩き込むべきなんだよ。わかるかね」と、おのれこそ勤務時間中に酒を飲んでべろんべろんになった状態で言いまくり、私なども「はい、はい、はい、はい」と言って逃げたが、逃げると追いかけて来る。部屋まで押しかけてきて「ソ連がだなあ・・」とか言い出すので、「すいません。今、やっていることありますので」と言っても、「いいんだよ、そんなものは」とか言ってなかなか帰らない。それが「管理費」だったのだ。日吉台学生ハイツの館長のF井は「ハイツだより」というものを発行し、そこに「親に感謝」などと書いて、入所者の学生に嫌がられ、私の父親などには喜ばれていた。 「『親に感謝』じゃ。ええ〜えこと言い張る。わしに感謝せえよお、わしにじゃ、わしにい〜い」などと父は言って大喜びしていたが、それは戦中の教育勅語の思想であり、臣民の「おや」だと設定される天皇への忠と実の親への孝とが一致しないとき、臣民の「おや」という設定の天皇へーかへの忠の方を優先するのが教育勅語の思想であり、それを防衛庁・自衛隊出身の館長は主張していたのだが、私の父などはそのあたりを理解する能力はなく、「わしに感謝せえよお、わしにじゃ、わしにい。わしに、わしに、わしにい〜い」などと言ってはしゃいでいたが、迷惑な話である。
   日吉台学生ハイツは、日吉にあった多くの下宿と比べて、「部屋代」は同じようなものだったが、「管理費」が高かったのだが、共同の浴場があり、洗濯機・乾燥機を洗濯室で使うことができたしするので、それが「管理費」になっていたようなもので、下宿に住むと必要な銭湯代やコインランドリー代がそれに変わっていたようなところがあったが、「カウンセラー」が追いかけてきて、「ソ連がだなあ」としつこいのには閉口した。又、日吉台学生ハイツ館内に相当どぎついエロ本の自販機が設置してあり、入居者が外で買ってきて持ち込むのなら、住居施設管理者がいちいちとがめることもないとしても、大学生が住む施設(中には日吉台学生ハイツに住んで慶應義塾高校に通っていた高校生もいたと聞くが)において、その学生ハイツの管理者が館内にどぎついエロ本の自販機を設置するというのは、それはいかがなものかとも思った。そのあたり、防衛庁・自衛隊の関係者だけあって思想的に貧困・精神面が貧困であり、その点で良いと思えず、私は他に変わりたいと何度も言ったが、母は「飼い犬のくせに、飼い主が入れている所に文句を言う」と言ってなかなかきいてくれなかったが、何度も言って、やっと、川崎市幸区のアパートに転居した。
   川崎市幸区のアパートに転居する際には、大学生協で紹介してもらった。慶應大では共済部という所が下宿の紹介を無料でしていたのだが、大学の共済部の紹介の所に入ると、たいてい、慶應大の学生ばかりという下宿であり、それでは、帰っても「家に帰った」という気持ちになれないと思い、それで、東京の大学の生協の連合である機関が、最初、中野になってその後、渋谷に移ったのだが、そこで紹介してもらって転居した。転居したアパートは、学生向けというわけでもなく、2階に住んだが、1階は家族で住んでいて、2階の両隣は勤めている人だった。 そこは、家賃は月1万2千円だった。トイレは共用だが、日吉台学生ハイツと違って、浴室はなく、洗濯機もないので、風呂は銭湯に入りに行き、洗濯はコインランドリーでやったので、その分の費用は別にかかった。 費用を節約するため、日吉まで自転車で通うということを考えたが、母が原付で通うといいというので、原付(原動機付自転車)を購入して通ったが、原付のガソリン代などたいしたものではないが、電車賃がかからないかわりにガソリン代・オイル代はかかった。 父の勤め先の工場にアルバイトに行かされたことがあって、その際、工場長になっていたMさんが、「あんたなんか、いくらくらいの所に住んでるんや」と言うので、「家賃は月1万2千円です」と正直に言うと、「アホぬかせ。ウソつくな。そんなもん、東京で月1万2千円なんてそんなアパートがあるわけないやろうが」と言われたのだが、「あるわけない」と言われてもあるんだから、しかたがない。「うちの息子、同志社に行っとるけど、京都でも6万何千円の所に住んどるでえ。『風呂つきの所じゃないと嫌じゃい』と言いよるんで、しゃあないから風呂付の住ませとるんやけど、京都でもそんだけすんで。ましてや、東京で月1万2千円なんて、そんなアパートあるわけないやろうが。ウソつくな。あんたなんか、月10万円以上はする所に住んどるんやろ」と言われたので、「月10万円なんてそんな所に住めるわけないでしょ。本当に月1万2千円のアパートに住んでますよ。東京(といっても東京都ではなく神奈川県川崎市幸区だが)でも月1万2千円のアパートはありますよ」と言ったのだが、「ウソや。絶対にウソや。ウソついたらあかん」と言って、Mさんはきかなかった、ということがあった。なんで、ウソなんだろうな、本当のことを言っても「ウソや」「ウソつくな」と言ってきかないのだから、真面目に答えるのがあほくさくなってきた。
   まず、「東京圏は関西圏よりも家賃は高い」という前提は正しいか間違っているかというと、結論として、間違い。東京圏でも、買うにしても借りるにしても高い地域もあれば安い地域もある。関西圏においてもそうである。『あしたのジョー』に出てくる山谷のドヤ街なんて、「東京圏だから」という理由で「高い地域」だなんて思うか? そもそも、東京圏において、「鎌倉」なんてのは安い地域ではないわけで、地名に同様の響きがある「京都」てのも一般に安いイメージの場所ではないわけだ。 それに対して、「川崎」てのは、一般に高いイメージの場所ではないし、川崎市でも麻生区とかそのあたりなら高級住宅地かもしれないが、私が住んだ幸区・南武線沿線なんてのが高いわけないのだ。 かつては「川崎ぜんそく」でうかつに洗濯物を干すと真っ黒になったと言われる地域で、私が住んだ頃はそんなことはなかったけれども、そういう場所が「高級住宅地」のわけないし、舞妓さんがこっぽり履いて「おこしやすう」とか言うてるかどうかしらんが、そういう、おねーちゃんあこがれの地、「ブランド地名」の「京都」なんてのより高いと考える男というのは、アタマおかしいんじゃないのか、て感じがする。
   「下宿して大学に行く」というのは、それこそ、(株)一条工務店なんかにわんさといた「アタマが浜松」のおっさん、「空の広さは浜松の広さと同じだ」と心の底から信じているおっさんどもなんか見ると、人間、若い頃に同じ所にずっといたのではいかんなあという気持ちになる。 大隈重信が早稲田大学を作ったのは、佐賀県出身の大隈重信が、佐賀県など地方の若い者は、ずっと地方にいてはいけない、大学を卒業した後に地元に戻るのはかまわないが大学は東京か関西かそういう所に行って大学生としての生活をする機会を持つべきだという考えのもとに、早稲田大学を東京に作った、というが、たとえ、下宿代がかかったとしても、若い頃に自分が生まれ育った所とは違う場所で生活する経験を持つということは価値がある・・・かもしれないので、下宿代がかかるからどうこうとは別の問題もあるとは思うけれども、それはさておき、「下宿代がかかる」という点においては、関西圏と東京圏とフランスを比較したなら関西圏が安いとは決まっていない。ぼけっと聞いてると、「東京」と「関西」なら「東京」の方が高そうに思えるかもしれないが、「京都」と「川崎」で「川崎」って高そう・・・なんて、そんなアホなこと思うか? バカでねえの。 舞妓さんがこっぽりはいて歩いている所と屋上にレーダーが載っている東芝小向工場の近所とで、舞妓さんがこっぽりの方が安いと思うか? アホちゃうか!
   東京圏と関西圏を比較する場合、「下宿」と「借家」「アパート」でも違いがあり、「借家」「アパート」の場合、かつては、東京圏では、「敷金」・「礼金」の制度だったのが、関西圏では「保証金」「敷引き」の制度で、最近は関西もこの制度は東京方式になってきているらしいが、かつての、保証金・敷引きの制度の時は、結果として、その金額は関西の方が大きく、関西の方が費用がかかった面があった。 但し、関西でも京都だけはなぜか東京方式だったので、東京圏の住人が関西で借りる際には京都の方がその意味を理解しやすかった。 なんでも、「東京圏」は「関西圏」よりも高いなどということはない。「京都」などというブランド地名の場所と「川崎」「南武線」と比較して、「川崎」「南武線」が高いという発想はアタマがおかしいと言うしかない。

   「大阪の人間が京都で下宿するとカネがかかる」理由はもう1つある。 大阪の人間が、横浜市港北区だとか川崎市幸区だとかに住んで大学に行くと、下宿代・アパート代はかかるが、比較的大学に近い場所の中から選んで住む場所を決めているのだから、交通費はかからないか、もしくは、たいしてかからない。 それに対して、N口のように、大阪府箕面市の住人が京都の大学に下宿して行くとどうなるか。
   N口は、京都で下宿して下宿代を出費するだけでなく、毎週、土日に京都から大阪府箕面市まで帰り、月曜の朝に京都まで行くという生活をしていたのであり、毎週、京都から大阪府の箕面までの交通費もまたかかっていたのだ。 京都と大阪は一続きの地域ではあるけれども、そうはいっても、交通費はけっこうな金額になる。
   今では、ヤフーでも「路線検索」なんてのがあって、交通費の計算は楽にできるので、やってみよう。 今は大阪モノレールというものができて、箕面から京都の四条河原町まで行くとすると、箕面から千里中央まで阪急バスで行き、千里中央から大阪モノレールで南茨木まで行き、南茨木から阪急京都線に乗るという方が一般的ではないかと思うが、1980年代、N口が、箕面から京大まで行った時代には大阪モノレールはなく、また、京都でも、京阪が出町柳まで今は走っているが、かつては京阪は三条までだったので、経路としては、
箕面→石橋→十三→四条河原町 (以上、阪急)
四条河原町→京大正門前 (京都市バス)
という経路になるだろう。 京大正門前に行くバスは、前回、京大YMCA会館について述べた項で〔[第294回]《京都大学YMCA会館・地塩寮、京都府立医大橘井寮(ヴォーリズ)見学。及、京大と慶應》http://tetsukenrumba.at.webry.info/201705/article_2.html 〕、実際に四条河原町から乗って京大正門前まで行き、帰りは京大正門前から京都駅まで乗ってみたのだが、四条大宮→四条烏丸→四条河原町→京大正門前→百万遍 という経路をとるらしいので、四条大宮・四条烏丸・四条河原町のいずれで乗り換えてもよいのだが、一般的には電車とバスなら電車の方に長く乗る方を選択するか、できるだけ始発で乗ろうとするかではないかと思う。始発で乗るということなら、箕面から京大に行くときは四条大宮で降りてバスに乗り、京大から箕面に行く時は、四条河原町で降りて阪急電車に乗るということになるかと思うが、ここでは、とりあえず、バスよりも電車にできるだけ長く乗るという前提での四条河原町での乗り換えとして計算することにする。
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(↑ 阪急「石橋」駅。 ↑の写真の電車は「梅田」行き急行。)
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(↑ 阪急「十三」駅。 宝塚線「梅田」行き、京都線「四条河原町」行きホーム。↑の写真の電車は「河原町」行き特急。)
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(↑ 阪急「四条河原町」駅。)
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(↑ 「四条河原町」バス乗り場E。 百万遍(百万遍)方面行きバス。)
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(↑ 「京大正門前」バス停。)
   ヤフー路線検索で調べると、
箕面→(石橋→十三→)四条河原町〔阪急〕・・・・530円(現金の場合)
四条河原町→京大前 〔京都市バス〕 ・・・・・・・・・230円(現金の場合)
片道 530円+230円=760円
往復では、 760円×2=1,520円
N口は、毎週週末に京都と箕面の間を往復していたわけで、大学の場合、夏休みが約2カ月、春休みが約2カ月あって、冬休みが2週間あるとして、その間はまったく往復しないと仮定して、年に7カ月半、7カ月半というと、
月30日として計算して、
30日/月×7.5月=225日
225日÷7日/週=32週 余り1日
1年に32往復するとすると、
1520円/回×32回=33,400円
「京都」なんて、ブランド地名の場所に住んだ上、さらにそれと別に交通費が33,400円かかっていたことになる。 電車賃は1980年代と今では今の方がいくらか高いだろうから、その頃は33,400円よりいくらか安かったかもしれないが、こういうものがかかったわけだ。
   「東京」にしろ「神奈川県」にしろ「川崎」にしろ、そういう所に住んでいた者は、週末ごとに大阪府箕面市まで往復したりはしない。 夏休み・冬休み・春休みと3往復が一般的だが、私の場合、冬は「あんた、冬休みはそっちにいなさい。電車賃がもったいない」と父から言われて、年末年始は帰宅しなかった年もあった。 今は正月でも元旦の午後からコンビニは開き、スーパーも2日から開店したりしているが、その頃は正月3日間は店は閉まっていた。それを知らずに、正月3日間、食べるものもなく、自販機のパンも補充されないので売り切れ、カップヌードルの自販機ではカップヌードルは売られていたがお湯が出ないため、カップヌードルをお湯なしでかじって食べたものだ。 その時、カップヌードルというものは、お湯を注がなくても食べられるものだと知り、「好物」になったのだが、今、なつかしく思い、「ふるさとの味」「おふくろの味」て感じがして、カップヌードルをお湯を注がずにかじってみたところ、胃が悪くなって夜中のたうちまわったので、それだけ、年齢とともに体力が低下したのかもしれないが、やっぱり、お湯無カップヌードルというのはあんまりいいことないみたいだ。
   東京都・神奈川県から関西へ移動するには、何が安いか?  慶應大に在籍した時、いろいろと考えた。
飛行機(エコノミークラス) > 新幹線、及び、寝台急行「銀河」号 > 在来線 大垣行き普通+大垣から西明石行き普通 > 夜行バス「ドリーム」号
というものだった。 かつては、東京発西鹿児島行きの「高千穂」「桜島」という急行がありましたが、1980年前後にはなくなっていて、在来線の急行は東京から大阪までのものは夜行しかなく、「銀河」号は急行料金と別にB寝台の寝台料金が必要で、普通運賃に急行料金と寝台料金を合わせると、だいたい、新幹線と同じくらいの金額になったと思いますが、その夜行寝台急行「銀河」号は今はなくなりましたが、1980年前後はあった。 東京発大垣行きの普通電車は、ある時から「ムーンライト長柄」という名称がついて特急・急行ではないので急行券は要らないが指定券が必要になり、そのかわり、指定券を買えば間違いなく座れるようになったが、それも今はなくなった。 夜行バスは、今では何社もが運行しており、東名・新東名経由のものだけでなく、中央高速経由のものなどもあり、又、4列のバスだけでなく、3列シートのものとかいろいろな夜行バスがあるが、1980年前後は国鉄バスの「ドリーム号」しかなかった。 東京駅の八重洲口から出ており、「男には男の夢がある」という文句とともに「あしたのジョー」の絵が描かれた「ドリーム号」のポスターがでていたのを覚えている。〔⇒《YouTube-美しき狼たち おぼたけし》https://www.youtube.com/watch?v=USgeAEJ4t14 〕  日吉から帰る際、お金がなくて、昼、日吉の郵便局の前の食堂に入ったものの、オムライスを食べたかったけれども、オムライスを食べたのでは日吉から東京まで行き、大阪駅から箕面までの交通費がなくなってしまうので、オムライスはやめてチキンライスを食べたのだが、その時のチキンライスのおいしかったこと、今も忘れられない。 昼はそのチキンライスを食べ、夕食はなしにして、ドリーム号に大阪まで乗り、大阪 梅田から阪急で帰ったところ、父が「もうちょっと、安くする方法を考えなさい」と言ったのだが、別に飛行機に乗る必要はないが、東海道線、在来線の普通と夜行バスを比較すると夜行バスの方が安かったのであり、昼間のバスに乗ったとしても、夜行バスより安いわけでもなく、夜行バス「ドリーム号」より安い方法なんか、探してもなかった。考えたのは、東京駅の八重洲口発で大阪駅の南のあたりに着いた東京発大阪行きの夜行バスに乗ったが、それを大阪行きに乗らずに京都行に乗って京都から箕面まで歩くか、もしくは、日吉から東急に乗って渋谷まで行き、渋谷から山手線で東京駅まで行ったが、それを電車に乗らずに日吉から東京駅まで歩くか。あるいは、東京駅から夜行バスに乗った日、昼は日吉の食堂でチキンライスを食べて夕食は抜いたが、夕食だけでなく昼も抜くか。 考えられたのはそのくらいだった。
   それで、その頃、東京−大阪間の国鉄の夜行バス「ドリーム号」は片道5000円くらいだったと思う。 夜行バスについては、今は、さまざまなものが出ており、季節・曜日によっても値段は違うようで、5000円より安いものもあれば高いものもある。新幹線や飛行機はその頃よりいくらか高くなっているのではないかと思うが、夜行バスは高いものも安いものもあるようだ。
   年に3往復したと仮定して、片道5000円とすると、
5000円×2=10,000円
10,000円/回×3回=30,000円
ということで、東京−大阪間を年に3往復するのと、京大正門前〜四条河原町〜箕面 と京都市バスと阪急を利用して週末ごとに往復するのとでは、京大正門前〜四条河原町〜箕面 の方が高いのだ。
   もっと、根本的というのか根源的というのかの問題として、私の場合、「あんた、東京と大阪の間の交通費は自分でアルバイトして払いなさい」と父が言い、私はアルバイトさせられたカネから払っていたのであり、親に出してもらっていたわけではないのだ。
   「家が金持ちじゃないから、だから、自宅から通える大学にした」とか言う人間はいた。「自宅から通える大学にしようということで、それで、東大とか京大とかではなく阪大(大阪大学)にした」と言いまくる人間というのもいたのだが、そういう人間というのは、はたして、本当にそうなのか、疑問に感じるケースはけっこうあった。今もあるだろう。実際は京大に行きたかったけれども、模擬試験の成績など見て、京大は厳しそうだと判断して、それで、阪大にしたくせしやがってからに、「家が金持ちじゃないから、だから、阪大にしたんだ」とかなんとか言いまくる男というのは、けっこういたし、今もいっぱいいるだろうけれども、「ああ、そうですか」とでも言っておくしかないだろう。
   世の中には、「慶應はカネがかかる」と言いまくる人、実際にはそうでもないということを知っていて言いまくる人というのがけっこういる。父の勤め先にもそういう人がいたそうで、父は「◇◇さんの息子さんは法政やねんぞお〜お。 ▽▽さんの息子さんなんか、大東文化大やぞお〜お。和、倭、輪、わかっとんのんか、輪、倭、和、わかっとんのんか、わかっとんのんか、わかっとんのんか、わかっとんのんか、おまえみたいに慶應みたいなもん、行かせてもろとれへんねんぞお。和、倭、輪、わかっとんのんか、倭、輪、和、わかっとんのんか、和、倭、輪、和、倭、輪、わかっとんのんか、わかっとんのんか、わかっとんのんか、チャンコロ」と、私の鼻の頭を指さして何度も何度も言っていたのだが、なんで、放精だの大東文化大だのなんて行く人間がエライのか、ようわからんかった。 どうも、その放精だの大東文化大だの国士館だのに大阪から下宿して行かせた父の部下にあたるらしい人のドバカ息子というのは、慶應よりカネがかからない大学に行っていると言いたいらしく、「わしら、常務みたいな金持ちちゃいますから、息子を慶應なんか行かされまへんね〜ん」とか言いやがったらしいのだ。 それで、父は「◇◇さんの息子さんなんか、大東文化大やねんぞお〜お。▽▽さんの息子さんなんか国士館やぞお。渦、輪、倭、わかっとんのんか、倭、輪、和、倭、わかっとんのんか、わかっとんのんか、わかっとんのんか、わかっとんのんか、チャンコロ!」と何度も何度も言い続けたのだが、なんで、慶應と国士館だの大東文化大だの放精だのと比べて慶應の方がカネがかかるのか、さっぱりわからんのだ。 昔から、慶應は「国立大学よりは高いけれども、私立大学の中では安い方」というところに学費は設定されてきた大学である。早稲田大学と慶應義塾大学では、昔も今も慶應の方が学費は安い。 私はその頃から今に至るまで、なんで、その大東文化大だか国士館だかそういうわけのわからん「大学」に、小学校から高校までちっとも勉強してこなかったくせしやがってからに、東大に行くために下宿して大学に行くというのならともかく、あつかましくも、そんなどこの馬の骨かわからん「大学」に大阪から下宿して行くのか、そういうカネのかかることをする人間が、なんで、「わしら、金持ちちゃいますから」だのと厚かましい文句をヌケヌケと言うのか、さっぱりわからんのだ。だいたい、「わしら、常務みたいな金持ちちゃいますから、息子を慶應なんか行かされまへんね〜ん」て、もし、そうなら、東大に行きゃいいじゃないかよお。なんで、東大に行かないんだ、なんでえ!?! もしくは、阪大に行けばいいだろうが、阪大にい!!! なんで、「カネ持ちやおまへんね〜ん」とか言いながら、阪大に行かずに、大東文化大だの国士館だの帝京大だのなんだのに行くんだよお!!! 大東文化大だの国士館だのわけのわからん「大学」に大阪から下宿させて行かせておきながら、勝手なこと言ってんじゃない! ドバカ息子のドバカ親めが!!!
   本当に、慶應大に行きたいけれども、学費や生活費に困っているということなら、親の年収が少ない場合、日本育英会奨学金というものがあった。今は制度がその時と変わっているかもしれないが、その頃、学業成績と親の年収とで判断して、日本育英会がその基準を満たしていると判断した場合、「学費ぶん」を出してもらえた。大学院の場合は、親の年収は関係ない。あくまで、成績だけで判断されたが、大学はそうではなく、成績は「一定以上」が条件で、「特別に優秀」かどうかは関係なく、「親の年収」の方が主要判断材料だったようだ。 もし、日本育英会の奨学金を受給できたなら、出してもらえるのは「学費ぶん」なので、慶應と早稲田では早稲田の方が学費が高かったが、奨学金として出してもらえたのは「学費ぶん」なので、行く人間にとっては関係ないことになったはずである。 又、国立大学は私立大学よりも学費は一般に安かったが、これも、日本育英会奨学金を受給できたなら、出してもらえるのは「学費ぶん」なので、行く人間にとっては特に変わらないことになる。
   そして、慶應の場合、「慶應義塾奨学金」というものがあって、今も制度が同じかどうかわからないが、日本育英会奨学金を受給できた人には、自動的に慶應義塾奨学金として生活費が支給されたのだ。他の大学に同じような制度があったかなかったか、私は知らないが、どこにでもあるというわけではないと思う。 慶應は、「ブルジョワの大学」とか思っている人がいるが、そして、実際に内部進学の人などは、私らと違って、裕福な家庭の人が現実に多いようだが、大学に関しては、学費は「国立大学よりは高いけれども私立大学の中では安い方」に設定されているとともに、本当に貧乏な人でも、入学試験で合格最低点を上回る点数をとれた人には進学できるようにしようという制度が相当ある大学である。 企業が出資する奨学金というのもあり、これは枠がそれほど大きくなく、受給できるかどうからないが、経済学部・商学部・法学部といった社会科学系学部の学生限定で、企業が出資する奨学金というものもあったが、そういうものは、慶應にはあっても、大東文化大とか国士館とかなんとかかんとかにはないと思う。

    「国立大学は国が学費を出す大学で、私立大学は国からお金がでず、行く人間の親がカネをだしている」と思っている人がいるが、これは正しくない。 国立大学は名称は「国立」であり、国が設立に費用をだしているけれども、義務教育の小学校・中学校と違って、国が費用を出している部分もあるが、そこに入学する学生もまた学費を出しているのである。 私立大学は、国から費用は出ていなくて、そこに入学する学生(もしくはその親)が学費を出して、そのカネだけで運営されているのではなく、学費として支払われたものも運営するための費用とされるが、それだけではなく、国からも「私学助成金」としてカネは払われているのであり、国立大学と私立大学では、「国立大学→国が学費を出す大学、私立大学→入学する者がカネを出す大学」という理解は間違いで、あくまで「程度の違い」である。
    国立大学にしても私立大学にしても、国から出るものと入学する者が払う学費の2つから成り立っていると思えそうだが、実は慶應の場合、もうひとつあるみたいなのだ。 最近、週刊誌を見ると、慶應の塾長に選挙では第1位になった人が選ばれず、第2位になった教授が選ばれたが、これは慣例から考えてもおかしいのではないかという主張もあったということがでていた。 その際、慶應の「塾長」て誰がどうやって決めるのかという問題だが、学生なんてのには選挙権はないわけで、事務職員にも選挙権はないようだ。 選挙権があるのは教授・准教授といった先生と、それと、◇◇株式会社会長とか、そういう人達らしい。 教授に選挙権があるのはわかるとして、◇◇株式会社会長 て、それ、なんやねん・・・て感じがしないでもない。 それらの人たちというのは、慶應大学のOBなのかもしれないが、OBと言ったって、私みたいな安月給のサラリーマンには選挙権なんてあるわけないのだ。 なんで、「◇◇株式会社会長」に選挙権があるのか・・・・・?  たぶん、要するに、「カネ出してる」ということでしょう。 「なんやかんや言うても、世の中、カネや! カネ出すもんが強いんや」てこと? かどうか、OBといっても、要するに「財界」がカネだしてるということでしょう。 慶應にはそういう「OB」なのか「財界」なのかがカネだしてできたという建物がいっぱい建っているみたいで、要するに、慶應というのは財界のひも付き大学やったんか〜い?・・・・というより、なんや、そんなもん知らんかったんか〜い! てことかどうか・・・・。 ともかく、慶應というのは、《「OB」というのか「財界」というのかがカネを出してくれる大学》であって、塾長というのは、“エライ人”かと思っていたら、実は、「カネだしてくれるタニマチさんに最も好かれた先生」だった? 日吉にある槇文彦設計の日吉新図書館なんてのも、タニマチさんが寄付してくれた野菜や肉でできたチャンコ鍋やったんか・・・・なんて言うと怒られるかもしれんが、怒られるかどうかはさておき、国からの私学助成金と別に、「OB」なのか「財界」なのかがカネだしてくれる大学であり、かつ、「早稲田よりも出してもらえる大学」らしく、だから、その点、経営は「順調」らしいので、学費だって「私立大学としては高くない」わけです。 だから、「OB」なのか「財界」なのかがカネだしてくれない私立の「大学」の方が学費が安いということは考えにくいわけです。 それにしても、ドバカ息子のドバカ親というのは、でき悪いくせしやがってからに、勝手な文句考える頭だけはあって、よく言ってくれると思いますが、そういう話に簡単に乗せられるうちの父親というのも困ったおっさんだったと思います・・・・が、それが自分の親だったのですから、しかたがない。
    国立大学と比べてどうなのかというと、国立大学にしても私立大学にしても国からカネが出ていることに違いはなく、「私立大学は国から学費が出ていない」というのは間違った認識ですが、そうであっても、国立大学の方が学費は安いのはたしかです(自治医大なんてのは、分類としては「私立」に分類されますが、地方自治体が運営母体で、学費はタダ♪ ですが、そういうのは別として)。しかし、もっと、根源的な問題もあります。慶應の教授先生なんかは、どう言われるかというと、「だって、こっちの方がいいんだも〜ん」と、そう言われるのです。 国立大学の方が、少々、学費が安かったとしても、「だって、こっちの方がいいんだも〜ん」と。 そして、「コストと利益を比較衡量して」と言われるのです。 たとえ、学費が安い大学と高い大学があったとしても、少々、学費が高い大学でも、「コストと利益を比較衡量して」学費が高い方の大学の方が結果として価値があるということはあるというのです。 学費の値段だけ見て、「安物買いの銭失い」やってもしかたがないでしょ、と。そして、福澤諭吉が「実学」といった時、何が実学で何が虚学なのか、語学や簿記が実学で文学や哲学は虚学なのかというと、福澤諭吉はそういう意味で実学・虚学という言葉は使っていないようで、「コストと利益を比較衡量して」という場合の「利益」も、卒業後の年収だけを意味するのではなく、それ以外の面で見ても、価値があると思われる大学ならば、国立大学よりいくらか学費が高かったとしても、「だって、こっちの方がいいんだも〜ん」ということはありうるのです。そして、実際問題として、高校卒業時においては、国立大学と慶應のような「国立大学よりは高いけれども私立大学の中では安い方」という大学との学費の差について、相当あるような気がしましたが、大学を卒業して勤めて自分自身が給料を受け取って生活するようになって考えますと、その差額は年に何十万円、それも、50万円以上の何十万円ではなく、50万円未満の何十万円であり、そんなことで、いちいち、ぐじゃぐじゃ言っているよりも、ぐじゃぐじゃ言う時間と労力で何なりと力を入れて勉強した方がいいのではないか、という気がします。

   N口が、もしも、京都で下宿せずに、箕面から京都まで毎日通学したとするとどうだったかというと、実際問題として、箕面から百万遍付近まで電車とバスで通うと、片道2時間ほどかかりますから、往復4時間というのは大変です・・・・が、私が北野高校の3年の時、父は「京大なら家から通うべきや。甘ったれとってはいかんぞ、甘ったれとっては」と私に言いましたので、その基準からすると、箕面から片道2時間かけて通うのではなく、京都で下宿していたN口は間違いなく「甘ったれとった」ということになると思いますが、箕面−四条河原町−京大正門前 の電車賃・バス代は往復1520円。 定期券を買えば、毎回、運賃を払うより安いとしても、決して安い金額ではないはずです。
   下宿はするが実家に帰るのは年に2回か3回というものか、下宿せずに毎日実家から通学するというものか、どちらかならともかく、下宿はするわ、毎週土日に箕面と京都の間を往復するわでは、N口はこれは一番カネのかかることをやっているわけです。東京圏に住んで年に2往復か3往復するよりも、京都に下宿して週末ごとに箕面と京都を往復するという方がよっぽどカネかかるのです。自分こそ、一番カネのかかることをやっておいて、こいつ、いったい、何言ってんだあ? と思いました。今も思います。

   ブログの字数制限のため、【2】を次回http://tetsukenrumba.at.webry.info/201705/article_4.html にまわします。

   (2017.5.26.)

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自分も浪人した・自分も下宿しているという自覚がない大学生1−東京で下宿して大学に行くとカネがかかるか 哲建ルンバ/BIGLOBEウェブリブログ
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