角川庭園(旧角川源義邸)訪問【9/10】荻窪駅から大田黒公園。大谷戸さくら緑地・善福寺川・シャレール

[第410回] 角川庭園と大田黒公園【9/10】 「数寄屋造り」と言われる建築[6]-9
   今回、荻窪駅から実際に私が行きに行ったルートを示しましたが、「角川庭園・幻戯山房~すぎなみ詩歌館~」リーフレットに掲載に「角川庭園 周辺見どころ案内図」では、少々、違うルートでの行き方が示されています。
   まず、荻窪駅では、東側に南北の地下通路があり、その南北で地上に出ることができ、西側に南北の高架橋があり、南北で地上に出ることができ、東側の南側では、道路の北側(線路側)では階段で出ることができ、道路の南側にエレベーターが設置されているようです。 「角川庭園・幻戯山房~すぎなみ詩歌館~」に行くためには、東側の南側で地上に出るのが一番近い場所ですが、もしも、バスに乗るのに、交番の前は通りたくないと思ったなら、西側の高架から南側に出てバス停が並んでいる所を東に進むという方法もあります。
   今回、線路に沿って東に進み、「ローソン 荻窪南口店」の東、「豊栄プラザ」の東で右折して南に進みましたが、「角川庭園・幻戯山房~すぎなみ詩歌館~」リーフレットに掲載に「角川庭園 周辺見どころ案内図」では、
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↑ この「南口仲通り」を南に入り、最初のT字路を左折すると(東に進むと)、次の信号がある交差点では、左手(北西側)に「セブンイレブン 杉並荻窪五丁目店」があり、「想い出の味 あもん」が右向こう(南東側)にあります。↓
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( ↑ 「セブンイレブン 杉並荻窪五丁目店」が北西側にある交差点。 ↑の写真は北から南を見たもの。)
この交差点を東に直進、今回、私が行った際は南に進みましたがそうではなく東に進むルートが掲載されています。
   「セブンイレブン 杉並荻窪五丁目店」が北西側にある交差点を東に進むと、↓
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↑ 「まいばすけっと 荻窪四丁目店」が北西側にある交差点。 ↑の写真は西から東を見たもの。 左が「まいばすけっと 荻窪四丁目店」。
ここを右折し、南に進みますが、
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( ↑ クリックすると大きくなるので大きくして見てください。)
↑ 交差点の北西側に「まいばすけっと 荻窪四丁目店」がありますが、交差点の南東側には「アステラス器物店」があり、そこに案内看板が出ていて、
「 大田黒公園 ↗ 260m」
「 角川庭園・幻戯山房 ↗ 690m」
と出ています。

   荻窪駅の南口からJR中央線の線路に沿って東に進み、右手前(南西側)に「丸長中華そば店」、右向こう(南東側)に「TOYOTAMAビル」があり、左手(線路の手前、北側)に「無適塾」がある所↓
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↑ を右(南)に曲がっても、↑↑の北西側に「まいばすけっと 荻窪四丁目店」があり、南東側に「アステラス器物店」がある交差点(四つ角)に行きます。その場合は、「まいばすけっと 荻窪四丁目店」を右に見ながら交差点に進入し、「アステラス器物店」を左に見ながら直進することになります。

   「まいばすけっと」が北西側、「アステラス器物店」が南東側にある交差点を一方通行の道を一方通行の逆方向に(歩行者は逆方向に進んでもよろし)(南東に)進みます。 しばらく進むと、クルマの通る比較的広い道にぶつかります。↓
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↑ 左手前に、「角川庭園・幻戯山房」への道順の地図が書かれた看板があります。 右奥に見える背の高い樹木が生えた所が「大田黒公園」です。

   ここを右折して南西に行くと、 「大田黒公園」の正門の前に来ます。↓
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↑ 石碑には「大田黒公園」と書かれています。 正門は≪総檜の切妻づくり。屋根は桟瓦ぶき、塀は築地塀です。≫(「杉並区立 大田黒公園」リーフレット)
「大田黒公園」は、この後に中に入るとして、ここは「角川庭園・幻戯山房」へ。

   「大田黒公園」の正門の前を南西に進むと、信号がある「大田黒公園南」交差点、左(南東側)に「緑花園」。↓
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「緑花園」の前のミラーがついている柱に「角川庭園→」と書かれたシールが貼られています。 ここを左折して南東方向に進みます。
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大田黒公園の「裏門」の前を過ぎると道が右にほぼ90度曲がり、「ポリーチェ(POLICE)のおっさん」が自転車でやってきた所に来ます。↓
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   ここからは、[第405回]《角川庭園(旧角川源義邸)訪問【4/10】角川庭園への道(3)+警察シンパとその精神構造について》https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_12.html で述べたものと同じですので、ここでは省略します。

   こちらのルートの方が、「大田黒公園」の正門の前を通った後、裏門の前もまた通ることができるのでいいかもしれませんが、逆に、なまじ、大田黒公園の正門の前を通ると、そこに入りたくなって、そこで時間を費やしてしまうことになる可能性があるので、「角川庭園」「幻戯山房」が主たる訪問先である場合には、行きは大田黒公園の正門の前は通らないルートで行った方がいいかもしれません。 こちらのルートですと、途中途中に案内看板・案内シールがあるので、それを捜しながら行くと、「角川庭園」「幻戯山房」にたどり着くという面もありますが、必ずしも分かりやすい場所に目立つようにあるわけでもないので、地図を持って行けば、どうにでも行けるので、案内看板は補助的なものくらいに考えていくといいのではないでしょうか。


   「幻戯山房」「角川庭園」の付近はかつては畑で、少し低くなった南側は田んぼだったという話ですが、今は畑も田んぼも見あたりません。 「幻戯山房」「角川庭園」の西隣は戸建住宅、東隣は「エーデルハイツ」というアパートですが、周囲は戸建住宅が多い住宅街。 「エーデルハイツ」の北から東をまくように南に降りて行きますと、「ローソン 杉並荻窪三丁目店」の南側を東西に走る広い道にぶつかります。この広い道はかつてはなかったのかもしれません。
   この道路の南側に、西から「大谷戸(おおやと)さくら緑地」、その東に「荻窪りとるぱんぷきんず」、さらにその東隣に「老人ホーム荻窪紫苑」があり、「荻窪りとるぱんぷきんず」と「おぎくぼ紫苑」の南側に「シャレール荻窪」という集合住宅の棟がいくつも建ち、「大谷戸さくら緑地」の南に「善福寺川」が流れています。
   「大谷戸(おおやと)さくら緑地」の「谷戸(やと)」というのは、谷地につく地名ですから、この緑地のあたりはかつては周囲より低くなっていたということでしょうか。
≪ 丘陵地が長い歳月をかけて雨水や湧水で浸食され、谷状になった地形「谷戸」という。「谷津(やつ)」「谷地(やち)」なども同類で、関東など東日本に多い呼び方だ。特に横浜市には多く、「谷」を含んだ地名は約300ヵ所にのぼる。・・・・≫
(「週刊現代」2018.10月6日号 所収、「鉄道の「記憶」 第174回 清水谷戸トンネル」 )

   「荻窪りとるぱんぷきんず」て何なんだろう? ・・・インターネットで検索すると、地図では「文」の学校マークがついていますが、保育所のようです。
※ 荻窪りとるぱんぷきんず https://www.seikoukai.or.jp/facilities/ogikubo/
   櫻灯会(おぎくぼ紫苑)https://www.outoukai.com/facilities/ogikubo
   隣り合った保育所の「荻窪りとるぱんぷきんず」と老人ホームの「おぎくぼ紫苑」とを見ると、保育所の方がグレー系の色合い(「葬儀場色」)で、老人ホームの方が明るい色合いの建物になっています。住宅建築業の仕事についている者の間では、「歳をいくと派手になる」という傾向があるという話があったのですが、人間の好みは若い方が派手で、高齢になると地味になるとは限らない・・・ということもありますが、老人ホームの建物を地味な色あいにしていると、余計にうっとおしくなってくるので、それこそ、葬儀場色にしたりすると、「わたしはもうお迎えが来てますから」とかぐっちゃらぐっちゃら言われてかなわん(なおかつ、「お迎えが来てる」と言うわりには長生きしたり)・・てところから意図的に明るめの色合いにしているのではないかと思います。私自身も母と一緒に何軒かの老人ホームを見てまわりましたが、明るめの色合いの建物にしている所が少なくなかったように思います。 フリーダムアーキテクツデザイン(株)https://www.freedom.co.jp/ の《「設計士(さま)」と自称する実質しろうと以下》が好む夏場見るといかにも暑そうな「カラス色」の建物・・・なんてのは、老人ホームではあまり見ません。

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 ↑ 「大谷戸(おおやと)さくら緑地」 

   「荻窪りとるぱんぷきんず」と「おぎくぼ紫苑」の南、「シャレール荻窪」の北に入る道を少し行くと、関東バス「特養ホームおぎくぼ紫苑」バス停があります。↓
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荻窪駅行きのバスが15分ごとに来るので、十分使えるバスではないかと思いました。

   「大谷戸さくら緑地」の南を西から東に流れる善福寺川
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↑ 上流側(西側)。
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↑ 下流側(東側)。

  善福寺川て、どこからどこへ流れる川なのだろう・・と思い、地図で見てみましたところ、西の方をたどっていくと、JR中央線の吉祥寺の北、西武新宿線の上石神井と上井草の南のあたりにある善福寺公園の中の善福寺池から流れ出て、東は中野方南町と中野富士見町のまん中あたりで神田川に合流しています。

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(↑ 風力発電と太陽光発電のミックス・・・なのでしょう。 背後の建物は「シャレール荻窪」。)
  ↑ 風力発電と太陽光発電のミックス・・・なのだと思いますが・・・、悪いとは言わんが、これでどれだけの電力を得ることができるのか・・・という問題もあります。 逆に、最近、そのあたり一面に太陽光発電のパネルが並べられている所を見ることがありますが、原子力発電というものは極めて危険なものであることは明らかで、原発により生産される放射性廃棄物は将来に渡って「負の遺産」を設けることになりますし、水力発電のためのダムはこれもまた自然破壊につながる場合が多く、火力発電では化石燃料の燃焼によりCO2増加の問題など言われますが、その点、太陽光発電や風力発電は「エコ」であって自然破壊をおこさない・・・ように思えて、太陽光発電で十分な電力を得ようと思うと、太陽光パネルをどれだけ並べる必要があるか、太陽光パネルを大量に並べた所を見ると、あれもまた景観破壊ではないのか、又、太陽光パネルを並べるためにその付近の自然環境を改変する場合は、結局、自然破壊になっているのではないのか、と思えるケースがあります。


   関東バス「特養ホームおぎくぼ紫苑」バス停からバスに乗って荻窪駅まで行くことも考えたのですが、今回は、行きとは別のルートで「大田黒公園」に寄って帰ることにしました。 
次回は、大田黒公園について。

   角川書店の創設者の角川源義さんは、出版社の社長であるとともに自分自身も文学者であったが、他社が実施する文学に関する賞に応募することはあったが、角川書店が実施する文学の賞に自分が応募するということは絶対にしなかった、とどこかで読んだのですが、それに対して、(株)一条工務店は、2001年、木構造の研究者であった杉山英男の名前を借りてきて「杉山英男賞」という賞を作ったのはいいが、賞を作ると同時に誰に受賞させたかというと、第1回の受賞者は・・・(株)一条工務店の初代社長の大澄賢二郎・・・・・て、アホか!?! 自分で賞を作って自分に受賞させて・・・、何やってんねん。アホか!?!   何だか、ともかくも、「賞」を受賞したという話を作れば、自分の評価が上がる・・とでもいったあさはかな意識、もしくは強迫観念のようなものを持っているのでしょうか。 なんか、やることが、あさはかというのか何と言うのか・・・・。  「作家で精神科医」の なだ いなだ が『娘の学校』(中公文庫)で、「どのような賞を受賞しているかで人の値打ちが決まるのではない。 どのような人が受賞しているかでその賞の値打ちが決まるのだ」と述べていたが、まさにその通りだと思う。 おのれに受賞させるための賞を作っておのれに受賞させるようなそんなあほくさい賞などというものは二束三文であると評価せざるを得ないし、名前を使われた杉山英男というの人の評価を下げるだけの賞であろう。
  杉山英男『デザイナーのための木構造』(彰国社)では、防腐防蟻の方法としては、表面塗布処理と加圧注入処理があり、一般に加圧注入処理の方が防腐防蟻としては効果はあるが、加圧注入処理をした木材でも、加圧注入処理をした後で切ったり削ったりした場合には、切ったり削ったりした部分については表面塗布処理をしないといけない・・・と書かれているのだが、(株)一条工務店では加圧注入処理をした木材を、加圧注入処理をした後に切ったり削ったりした場合、その部分に表面塗布処理をするということはしていない。実際には、それをやっている会社は多くないであろうけれども、杉山英男が著作でこうするべきだと述べていることを必ずしも実行していない会社の株主で初代社長が、杉山英男の名前だけ借りて自分に受賞させるということをやっても・・・、なんだかな。 「杉山英男賞」などというイカサマを作るよりも、杉山英男が著書で指摘しているもので、(株)一条工務店の建物がその指摘を満たしていないものをどうするのか、どうするべきか。そのあたりを考えた方がいいと思います。
   まず、大澄賢二郎は、(株)一条工務店の関連会社の(株)日信の社長にもなっていたドバカ息子 大澄隆史がつきあっていた女性を刺し殺して懲役刑を受けたということで(「刃物で女を刺し殺し官憲に追われ逃げる」という『水滸伝』の登場人物にして「梁山泊」の首領 呼保義 宋江(こほうぎ そうこう)そのまんま、まさに「梁山泊の精神」を実行した)、自らペナルティーを課した形をとって社長を退いたはずなのに(実際には、大澄賢二郎は初代の社長であった時期においても、社長のくせして「専務」などと名のったりしており、1986年にドバカ息子の女殺しで自らペナルティーを課した形で社長を退いても、2代目社長になった山本庄一は会社の通達においても「社長 山本正一」ではなく「業務推進室 山本正一」と表記、会議でも山本は社長ではなく議長みたいなものでしかなかったそうで、そういう《「影武者」を立てて陰で会社を動かす》というのが好きな男だったようだが〔何か問題があった時には誰かが処罰される場合も「影武者」が処罰されるという手法!〕)、 なぜ、ペナルティーを課した形をとって退いたおのれに「杉山英男賞」などというものを受賞させるのか。 (株)一条工務店はペナルティーの形で社長を退いた者になぜ賞を受賞させるのか? 形式としてはペナルティーの形をとっていても、ペナルティーだとは自分では思っていない、ドバカ息子が人を殺したのも、「(殺された)相手が悪い」などと大澄賢二郎は言っていたらしいし、人を殺したドバカ息子が悪いのではなく殺された女が悪いと主張していたらしい、そういう精神構造の男らしいが、東大農学部名誉教授で明治大学教授だった杉山英男という男は木構造について良心的な本を書いている人だと思ってきたが、ドバカ息子の女殺しの協賛者だったのか???

  (2018.9.26.)

 大田黒公園。正門・銀杏並木・茶室・記念館・蔵・庭園、ナグリ仕上げとは。 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_18.html

☆ 角川庭園と大田黒公園訪問
1. 角川書店・角川文庫の由来。自分が作った賞には応募しない者と自分に受賞させるために賞を作る者 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_9.html
2. 荻窪駅から。レッカー車で吊った鉄の塊の真下で作業させる会社・「労働基準法は守らないというのが会社のルールだ」と主張する会社 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_10.html
3. 角川庭園への道。警察暴力団はさりげなくかわすべし。https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_11.html
4. 角川庭園への道。「子供110番の家」には「かえって問題がある」家も中にある。警察シンパの精神構造。https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_12.html
5. 「厳戯山房」(旧角川源義邸)北面から入口へ。南から来るとエーデルワイスならぬ「エーデルハイツ」 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_13.html
6. 外観と茶室への経路。住宅屋の言う「数寄屋」「桂」とは。「和風住宅」にもタイプがある。クラウンをカローラの値段で同業他社のカローラとの競合で売っていた(株)一条工務店の浜松・掛川・名古屋の営業 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_14.html
7. 内部。障子を引き込む戸袋があってもいい。板張りの和室はありうる。「ルーバー手摺」と「ストリップ階段」は別。住宅の営業は「頭のない人間」がいいか? https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_15.html
8. 庭園。詩歌は庭を見ながら。最寄バス停「特養ホームおぎくぼ紫苑」 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_16.html
9. 荻窪駅から大田黒公園。大谷戸さくら緑地・善福寺川・シャレール荻窪 〔今回〕
10. 大田黒公園。正門・銀杏並木・茶室・記念館・蔵・庭園、ナグリ仕上げとは。 https://tetsukenrumba.at.webry.info/201809/article_18.html

☆ 《 「数寄屋造」と言われる建物 》について
● 「ワビ」「サビ」系
桂離宮(京都市) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201101/article_13.html
修学院離宮(京都市)
1.http://tetsukenrumba.at.webry.info/201608/article_1.html
2.http://tetsukenrumba.at.webry.info/201608/article_2.html
3.http://tetsukenrumba.at.webry.info/201608/article_3.html
三渓園 臨春閣(旧 紀州徳川家 巌出御殿)(現在、存在する場所は、横浜市。)
1 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201606/article_1.html
2 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201606/article_2.html
3 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201606/article_3.html
4 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201606/article_4.html

●「キレイサビ」系
西本願寺飛雲閣(京都市)http://tetsukenrumba.at.webry.info/201208/article_3.html
成巽閣(せいそんかく)(金沢市) https://tetsukenrumba.at.webry.info/201610/article_1.html

浅見光彦殺人事件 (角川文庫)
角川書店
内田 康夫

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≪ 鷺ノ宮駅からぶらぶら歩いてゆくと、自宅近くの路上に三人の男が佇んでいて、詩織が近づくといっせいにこっちを見た。揃いも揃って目つきの悪い連中だ。
(どうしよう――)
 一瞬、詩織は足の運びを停めた。何となく不穏な気配を感じた。
しかし、どうすることもできないので、そのまま歩いて、自宅の門を入ろうとした。
「ちょっとすみません」
 男の一人が声をかけてきた。詩織は門の中に半身を入れたところで、振り返った。
「何でしょうか?」
「失礼ですが、寺沢さんの家(うち)の方ですか?」
「ええ、そうですけど」
 見れば分かりそうなものでしょう――と言いたかったが、詩織としては、この際、余計なことは言わないほうがいいと判断した。
「えーと、たしか詩織さんでしたね?」
「ええ」
 見知らぬ相手に名前を知られているのは、少なからず気色が悪いものだ。
「そちらは、どなたですか?」
「警察の者です」

 男はポケットから手帳を出して、詩織の目の前に差し出した。・・・≫
( 内田康夫『浅見光彦殺人事件』1993.角川文庫 ↑)

軽井沢殺人事件 (角川文庫)
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≪ 「・・・・ ところで、公安の連中は、まさか民間人である僕たちを消したりはしないでしょうね?
「ん?どういう意味だ、それは」
「たとえば、草西さんも僕も、ここに逃げ込んだ公安のやつを見ていますからね。機密保持ということからすれば、抹殺したくなる人間ではないでしょうか?」
「まさか、そこまではやらないよ。連中はヤクザじゃない、かりにも警察の人間だ。民間人に危害を加えるような真似をするはずがない」
「そうあってくれることを信じたいですよ」
 浅見が電話を切ってからも、兄の言った安全保障が確実なものだという気にはなれないでいた。・・・・≫
( 内田康夫『軽井沢殺人事件』1990.角川文庫 ↑)

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