「クリスチャン」に取り上げられた聖書。入試で白紙だして望みを認められた人と―早稲田奉仕園【4/6】

[第343回]
    聖書の研究者で、中央公論社から『新約聖書』の翻訳を出している前田護郎さんは、大学に進学する時、聖書の研究者になりたいと思ったが、家族から反対されたらしい。『世界の名著 聖書』に前田護郎は書いている。
≪ 中学の4年になりまして、上の学校へ進む準備をはじめる頃でした。兄が大勢いたためでしょうか、小さい頃から学校というものが好きで、小学校がひけてから英語の講習へ通ったこともありまして、大きくなったら英語でも教えながら学校に勤めたいと思っていました。ところが、わたくしに多くを期待したのでしょうか、兄たちも皆 理科でしたので、家のものは不景気な文科に大反対でした。敏感な中学の先生はわたくしの様子がおかしいので、自殺のおそれがあると異例の自宅訪問までして考えてくれたほどです。聖書を少しばかり読んでいましたわたくしは、愛によって行動すればまちがいはないと思いまして、どうしても駄目なら1年待つことにしました。入学試験のとき、白紙を出しましてその足で本郷から上野公園へ散歩に行きました。学歴が傷つけられたように感じ、また、好きなところへ進んで行く友達がうらやましくもありました。英語の本を買うお金はもらえなくなりましたので、お弁当のパンを買うお金を二週間ためては神保町の本屋へ行って求め、夜おそくまで読んだものです。
   聖書の勉強に行くのも家のものがあまりいい顔をしないし、そのころ九時に開かれたデパートの屋上からだんだんにおりて来て、お客の送迎用に東京駅と連絡していた無料バスに乗って海上ビルにあった塚本虎二先生の聖書研究会に出席したものでした。
   暗い1年でしたが、聖書を読んだおかげでどうやら過ごすことができました。そのうち、高等師範学校(東京教育大学の前身)は授業料がいらず、月25円の奨学金をもらって住込みの家庭教師をすれば卒業できることを知りまして、決心を固めました。中学校の野外演習で習志野へ行くとき、遺書のようなものを書いていきましたので、父もとうとう希望をかなえてくれまして、高校の文科から大学へ進むことになりました。
   高等学校(旧制)に入りまして本郷で寮生活をしました。この学校で三谷隆正先生に接して聖書についてのいろいろなお教えを受けたことを今も感謝しています。・・・・・
   左翼のまじめな人々のほうが、その日その日をいい加減に過ごしていく連中よりずっと尊敬に値すると思うとともに、自分も、苦しみ悲しむ人たちのためにつくす点で彼らに負けてはならない、そして机に向かっていることが学生としてのわたくしにとっては一番いい準備であるし、それ以外ではありえないという慰めも与えられていました。・・・・・
   志望の学問ができるよろこびに満たされましたが、勉強は苦しいものでした。高等学校の1年のときからアテネ・フランセの夜学に通いましたが、その校長のコット先生がすぐれた古典学者でしたので、のちにラテン、ギリシア語のきびしい個人教授を受けることができました。月謝なんていらない、本は皆買ってあげるとまでいわれまして、感激しながら勉強しました。ドイツ語は上智大学の夜学や外国語学校(東京外国語大学の前身)の夏期講習で習いました。勉強があまり大変でしたのと、二・二六事件や日支事変が相次いでおこりましたので、自分の無力と暗い世相に失望して無暗やみに閉ざされることもありましたが、聖書のことばに励まされ、大きな存在に仕えつつあるというさいわいがいつも支えてくれたと思います。・・・≫
( 前田護郎『聖書の思想と歴史』「聖書との出会い」 『世界の名著 聖書』1978.9.20. 中公バックス 所収)
   前田護郎さんは、自分が望まない方向に進まされそうだと思った時に、白紙の答案を出してきたそうで、その結果、家族も理解してくれて、最終的には、聖書の研究という希望の方向に進ませてもらうことができたようですが、実は私も似たようなことをしたことがあります・・・が、私の場合は、前田護郎さんとは違って、何をやっても認めてもらえませんでした。 前田護郎さんは≪中学校の野外演習で習志野へ行くとき、遺書のようなものを書いていきましたので、父もとうとう希望をかなえてくれまして、≫となったようですが、もしも、私が「遺書のようなもの」なんて書いたなら、「入院するかあ」とか言われるか、言われる前に実行されて「治療」と称して「人間による人間の加工」をされるかでしょう。
   父は「わしはそんじょそこらのお父さんとはわ~けが違うねんぞ、わしはスーパーマンやぞお、わしはあ~あ。わしは英雄やねんぞ、え~ゆ~う! 英雄やぞ、au(https://www.au.com/  )」とか言ってました。〔⇒《YouTube―交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」作品55 ベートーヴェン(ロリン=マゼール指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団)》https://www.youtube.com/watch?v=jRxx_PYJaDY 〕 「わしのことを普通の人間やなんぞと思うてはならぬぞ、チャンコロ。わしはドイツ人やねんぞ、わしは」とか父は毎日毎日言ってました。 日本人かと思っていたら、違ったようです。「九州男児」とか言うておったと思ったのですが、実は「ドイツ人」だった。 で、母は何人かというと「日本人」らしい。上の姉も「ドイツ人」だそうで、下の姉は母と同じで「日本人」。とすると、俺は何人なんだ? ・・・というと、私は「チャンコロ」だそうです。「おまえはチャンコロとして神さまがお造りになった民族である。民族の違いを忘れてはならぬぞ、チャンコロ。わしはドイツ人で人に命令しなければならない民族であ~る。おまえはチャンコロとしてひとに服従するために神さまがお造りになった民族でR!」、父は毎日毎日、そう言っておりました。 「世の中はなあ。自分ではやらずにひとのやることを決める人間ばっかしでもあかんし、自分で自分のことを決めずに何でも何でもひとに決めてもろうてせえっせせえっせとやる人間ばっかしでもあかんのや。その両方の民族がおらんとあかんのや。そやからやなあ、賢明なる天の神さまは、わしのようなドイツ人とあんたあのようなチャンコロと人間を2種類に分けてお造りになったわけや。これは神さまの意志であって、どんなにあがこうが変えることは決してできるものではないし、又やなあ、神さまがお決めになったことには決して逆らってはならぬのであって、変えようなどとは決して考えてはいかんのや」と、そう言っていました。毎日毎日。何度も何度も。「わしはドイツ人やねんぞお。わかっとんのんか、チャンコロ。わかっとんのんか、チャンコロ。民族の違いを忘れるな。階級の違いを忘れるな、チャンコロォ!」と、毎日毎日、繰り返し繰り返し、言っていました。「あんたはチャンコロとして生まれてきた人間であってやなあ、わしのようなドイツ人に何でも命令されて命令されたとお~り、せっせせえっせとやるのがうれしいねん、あんたは」と言うので、「私、そんなもの、うれしくないですよ」と言ったのだが、父は「な~にを言うとるんじゃ、チャンコロ。チャンコロは命令されたり号令かけられたりするのがうれしい民族なんじゃ、チャンコロ。わかっとんのんか、チャンコロ。のぼせあがるなよ、チャンコロ。つっけあがるなよ、チャンコロ。増長するなよ、チャンコロ。神さまに逆らってはならぬぞ、チャンコロ」と言っていました。「わしはヒットラー総統やぞお、わしはあ。わしはヒットラー総統ような人格者やねんぞお、わしは、わしは、わ、し、わあ~あ! わかっとんのんか、チャンコロ。わかっとんのんか、チャンコロ。ほんまにほんまにわかっとんのんか、チャンコロ! おまえはチャンコロとして神さまに造られた人間でR。チャンコロは服従するための民族なのでR。わ、輪、倭、わかっとんのんか、チャンコロ。わ、ワ、倭、和、わかっとんのんか、チャンコロ。わしはヒットラー総統やねんぞお、英雄ヒットラー総統やぞお、わかっとんのんか、チャンコロ、わかっとのんか、チャンコロ。おまえは服従するために地上に生まれてきた民族やねんぞ、チャンコロ」と毎日毎日、私の顔を指さして叫んでいました。「英雄ヒットラー総統」が。 だから、「あんたは、どこでも行けるだけの点数をとんなさい。そしたら、わしが決めたるわあ」とか言ってました。「決めていりませんけれども」と言っても、「何をわっけのわからんことを言うとるんじゃ、チャンコロ。あんたはなあ、チャンコロやねんぞ、チャンコロ。わしはドイツ人やねんぞ。ドイツ人はひとに命令する民族。チャンコロは何でも何でも何でも何でもドイツ人に決めてもらうのがチャンコロにとっての幸せなんじゃ、チャンコロ」とか言ってました。 「ドイツ人」というのは、《神さまから「常にひとに命令しなければならない。常にひとを服従させなければならない。常にひとに号令をかけなければならない」と命令されて地上に造られた民族》だそうです。いわば、あの人種差別主義者リヒャルト=ワーグナーの悪趣味音楽のように〔⇒《YouTube―ワルキューレの騎行 》https://www.youtube.com/watch?v=0EUckxAgZ_E 〕。
    私は「中国人」なのかと思っていたら、そうと完全に決まったものでもないようで、「おまえはロスケじゃ」とも言われ、「おまえはイタコじゃ」とも言われたのです。「ロスケ」というのはロシア人のことで裏切者・卑怯者を意味し、「イタコ」とはイタリア人のことで根性無しを意味するようです。で、「おまえはロスケでイタコでチャンコロじゃ」ということですので、私は「卑怯者で根性無しで、そして、服従するための民族と神さまがお決めになって地上に造られた民族」ということだそうです。 さらに、「おまえはロスケでイタコでチャンコロでニグロでプエルトリコで拓殖の民族じゃ」ということで、「拓殖の民族」にもなったようです。 父は「ドイツ人」かというと、それだけではなく、「わしはドイツ人でアメリカ人なんや」ということだそうで、さらには「わしはドイツ人でアメリカ人で慶應の民族じゃ」ということでした。なるほど、たしかに、慶應の教授なんかにこんな感じの人、多いですよね。そういう人に限って、「福沢精神」とか言いたがるのですが、多いですね。たしかに父は「慶應タイプ」で、私は「慶應タイプ」ではない。1990年代、(株)一条工務店で福島県の営業所にいた時、お客さんから「〇〇さんは、どこの大学でてられるんですか」と訊かれたことがあり、正直に「慶應です」と答えたところ、「あんまり、慶應て感じしないですね。東大かと思ってました」と言われたことがありましたが、そりぁ、良かった。「慶應タイプ」にはなりたくないんだよ。ああいうのには。「慶應タイプの女たらし」、「慶應タイプの強姦魔」、「脳みそがち〇ぽでできてるような男」、ああいうのにはなりたくない、絶対になりたくない! 「拓殖」というと、なんか、全員が空手やっていて、なんか、怖そうで、右翼で、気に入らないことがあったら殴りかかってきそう・・・てイメージがありますが、今となっては昔、小堀住研(株)〔⇒エスバイエル(株)⇒(株)ヤマダエスバイエルホームhttp://www.sxl.co.jp/products/ 〕に入社した時、本社での研修の時、隣の席の男が拓殖大卒だったのですが、彼なんかは、別に空手やってないし、怖そうじゃないし、右翼でもないし、殴りかかってきたりしないし、「拓殖のステレオタイプ」とは全然違ったのですが、私が「ロスケでイタコでチャンコロでニグロでプエルトリコで拓殖の民族」なのだそうです。 「ロスケ」だそうですから、「ヴォルガの舟唄」でも歌いましょうか・・・。「ドイツ人」に命令されて、ヴォルガ川の船曳人夫よろしく、「服従」する歌を〔⇒《YouTube―【ロシア音楽】ヴォルガの舟歌 (Эй, ухнем) (日本語字幕)(レオニード=ハリトノフ、赤軍合唱団 》https://www.youtube.com/watch?v=b4jxCRfHwd4  〕。


   『世界の名著 聖書』(中公バックス)所収の前田護郎「聖書の思想と歴史」には、下記の記述もある。
≪ すべての人が勝手に聖書を読むのは危険である、という宗教家がある。しかし、宗教が少数の宗教家によって左右される危険とどちらが大きいか。健全な宗教は平信徒の良識によって支えられる。≫
    母は、私が小学生や中学生の頃、「親というものは、子供が大学に行く時に、行きたいと思う大学に行けて、やりたいと思う勉強をして就きたいと思う仕事につけるようにと思って、それで、無理にでも勉強させようとするんや」と言っていた。 そんなヨタ話を私は本気にしてしまって、それで、努力して勉強すれば、行きたいと思う大学の行きたいと思う学部に行かせてもらえるものだ・・・などと思いこんでしまい、ない夢を追ってしまった。
   ない夢を追うのはつらい。 ない夢を負わせるのは残酷である。 母は、本音としてはそんなことはまったく考えていなかったようだ。 母は私が中学生の時、私が「試験前とか以外は睡眠時間を十分にとるようにしないと、視力を悪くする」と言った時、「眼みたいなもん、なんや。 眼なんて、つぶれてもかまわん。 受験がすべてや。 眼みたいなもん、つぶれてもかまわん」と、そう言ったのだった。 しかし、高校3年の時、母は、「こいつ、現役で東大に通ったら、思い上がった人間になって、女を泣かせるから、絶対に落としてやる。こいつ、絶対に現役で大学に合格させてなるものかあ」と言い、そして、夜、家で学習していると、後ろからつかみかかって椅子から引きずりおろしたり、後ろにひっくり返したりした。 私が使っていた部屋の電機の洗面所にあったブレーカーで落として消して学習できないようにしたり、箒を持って来て、「こいつ、勉強すんなあ~あ、こいつう~う!」といって、ボコボコ殴ったりもした。 ひとつには、それは母が「クリスチャン」だったからやったことだと思う。
   なぜ、母がそういうことをしたのかというと、ひとつには、母が行っていた大阪府箕面市の日本キリスト教団の教会に来ていた人で、ダンナが一橋大に現役で入って卒業して会社に勤めたという女性がいて、その人が「男の人は浪人して大学に行った人の方がいいよお。うちの人なんて、一橋に現役で行ったものだから、自分のことをエライと思っているからいいことないよお」と言っていたそうなのだ。 だから、母はそういう話を聞いて、「クリスチャン」としての使命として、高校3年の私が、夜、家で学習していると、「こいつ、勉強すんなあ~あ、こいつう~う」と言って、後ろから箒でボコボコと殴ったり、後ろからつかみかかって椅子からひっくり返したり、私の部屋の電気のブレーカーを落として本を読めなくしたりといったことをやったのだ。 こんな状態では勉強なんかできないと思って、高校の図書館で学習して帰ると、高校に電話して、「うちの息子が帰ってきません」などと言ったりもしたし、クラス名簿で上から順番に電話して、「うちの息子が帰って来ません」とか言ったりもした。「こいつ、ぜったいに落としてやるう~う。こ~いつう~う」と言って、箒で殴りかかる時は相当に元気だが、私が部屋の外に追い出そうとすると、「お~っとっとっと。怖い怖い怖い怖い」とか言い出す。 女性というものはそういうものなのだろうか。母親というものはそういうものなのだろうか。 いずれにしても、「教会」という所でそういう話を聞かされてきたということが、その原因になっていたわけであり、「教会」は迷惑である。
    もうひとつ、「パーマ屋の週刊誌」というものがあったようだ。「パーマ屋」に行くと、待合所に女性向けの週刊誌が置いてあるようだが、そこに、誰それが浮気した、不倫したとかいうネタがよく載っているようなのだ。母はそういうのを読むと、「男」という悪いヤツをやっつけてやらないといけないという「クリスチャン」としての使命感をもつようだった。 「こいつ、男やから女を泣かせよるからやっつけてやらんといか~ん」と言って、箒でボコボコ殴りかかってきたり、後ろから襟やら腕やらをつかんで椅子からひっくり返したり、部屋の分電盤のブレーカーを落としたりといったことをするのだが、「こいつ、男やから、女を泣かしよる。絶対にやっつけてやらんといか~ん!」と言うのだが、しかし、「男」というものは、女を泣かす可能性があるからやっつけてやらんといかんと言うかもしれないが、そのパーマ屋の週間誌に載っていたおっさんは、私ではないのであって、やっつけるのならそのおっさんをやっつけてほしいと思うのだ・・・・が、そのあたりが「クリスチャン」だったようだ。 「クリスチャン」には「ロバの子の努力」という考え方があるようだ。 「ロバの子」とは、イエスさまがエルサレムに入場される時、ロバの子にまたがって入場したというお話があり、「ロバの子」はライオンのように強くないし、馬のように速く走れないが、しかし、イエスさまを背中に載せてエルサレムにお連れするということができた。だから、私たち人間は、自分にできないようなことをしなくてもいい、あくまでも、自分にできることをして神さまに尽くせばいいことだし、自分ができることをやって神さまのために役立つべきなのだ・・という考え方があるらしいのだ。 それで、母は「ロバの子の努力」をしたようなのだ。 だいたい、「悪いヤツ」というのは、悪いことをするだけあって、それだけ、何らかの力を持っていることが多い。 だから、パーマ屋の週刊誌に載っていた女を泣かせる悪い男というのも、それなりに力を持っていることが多い。 ということは、「クリスチャン」はそんな強い相手をやっつけなくても、自分がやっつけることができる相手をやっつければいいわけだ。 そこで、母にとって、「男」という悪いヤツの中で、やっつけることができる相手をやっつければいい、ということになる。 母にとって、やっつけることができる相手というと、息子の私しかいないのだ。 こいつなら、息子ならいくらぎったぎたにやっつけても、やっつけ返される心配はまったくない。 ということで、私がやっつけられることになった・・・ようだ。 「こいつ、男やから女を泣かせよる。こいつ、やっつけてやらんといか~ん」と言って。 しかし、「男」である以上、将来、「女」を泣かすような行動をとることが可能性としてあるかもしれないが、あくまでも、可能性としてあるということであって、そのパーマ屋の週刊誌に載っていたけしからん男というのは、それは私ではないので、やっつけるなら、そいつをやっつけてほしいと思ったのだが、そのあたりが、「クリスチャン」は違うようだった。 もうひとつ、男と女の関係においては、常に男が悪いのか?  男と女の関係においては、女の方にも悪いところがあるというケースはあると思うのだ。いずれにしても、そのパーマ屋の週刊誌に載っていた話というのが、そのまんま、事実だったのかどうかもわからんのだが、その悪い男というのは、私じゃないのだから、私じゃなくて、そいつをやっつけてほしいものだと思ったが、そうはいかないのが「クリスチャン」の難儀なところだった・・・・。 「クリスチャン」ホームの息子に生まれると、大変だあ~あ・・・。
   母がいったい何を考えてるのか、何をしたいのかわけがわからず、『聖書』を読むことで、自分の心を整え、なぐさめを得ることができたのですが、しかし、浪人してしまい、その時に行った予備校が「キリスト教系」を名のるYMCA予備校だったため、YMCA予備校の「主事」というよくわからん職種の藤井という男が「聖書なんて、あんなもん、読んでいいことなんて何ひとつとして書いてないんや。あんなもの読むものと違う。聖書なんて読んではいかん」「聖書なんて読むものと違うが、たとえ、読むにしても自分で個人として読んではいかん」と主張し、私にそういったことを言うだけではなく、私が知らない間に自宅に電話をして母に話をしたらしく、母から『聖書』を取り上げられました。YMCAの主張によると、「クリスチャン」の四大義務というのが「洗礼をうける」「日曜ごとに教会に行って『牧師先生のけっこうなお話』を座って聞く」「献金を払う」「『聖書』を自分自身で読むということは絶対にしてはいけない」この4つらしいので、それを実行したようです。私はYMCAに聖書と安らぎとなぐさめを奪い取られた。 YMCA(ヤング メンズ クリスチャン アソシエーション)とはそういう団体です。浪人中、何がつらかったといって、『聖書』をとりあげられたことが一番つらかった。〔⇒《YouTube―西城秀樹 YOUNG MAN(Y.M.C.A.) (1979) 》https://www.youtube.com/watch?v=g_tbndqhoqg 〕
   マルチン=ルターは「聖書に帰れ」と言ったわけですが、YMCAの思想はルターの思想とは正反対だと言えるでしょう。

  次回、 .国立大学の哲学科・宗教学科に行かせてもらえなかった私、大阪経大とトーシンダイ(東京神学大学)に行った牧師。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_9.html

   (2018.1.16.)

☆ 早稲田奉仕園 スコットホール・友愛学舎、信愛学舎 訪問。
1.スコットホール・奉仕園会館・友愛学舎・ベニンホフ像 他 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_5.html
2.信愛学舎。「・・・のために」なしで生きられない人。いかさまの慈善。慶應の不良サークル。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_6.html
3.聖書を否定する「敬虔なクリスチャン」。「クリスチャンの4大義務」。YMCA予備校はなぜだめか。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_7.html
4.「敬虔なクリスチャン」に取り上げられた聖書。入試で白紙で出して望みをかなえられた人と踏みにじられた者。 [今回]
5.国立大学の哲学科・宗教学科に行かせてもらえなかった私、大阪経大とトーシンダイ(東京神学大学)に行った牧師。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_9.html
6.私の親が私には出してくれなかったカネを「特別献金」で払ったカネで 私大出の男がトーシンダイに行った。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_10.html


☆ 日本の教会建築シリーズ
東京都
日本キリスト教団 本郷中央教会[東京都文京区](ヴォーゲル)http://tetsukenrumba.at.webry.info/201412/article_1.html
日本ハリストス正教会 東京復活大聖堂(ニコライ堂)(ミハイル=シチュールポフ・ジョサイヤ=コンドル) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201512/article_2.html
サントリーホール背後の霊南坂教会十字架 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201612/article_1.html
青山学院 1.ウェスレー像 他 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201702/article_2.html
  2.ガウチャー記念礼拝堂・蔦のからまるチャペル 他 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201702/article_3.html
新国立美術館 安藤忠雄展。「光の教会」(大阪府茨木市 日本キリスト教団 茨木春日丘教会 教会堂の「復元」 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201711/article_11.html

神奈川県
慶應義塾大学 YMCAチャペル[横浜市港北区](ヴォーリズ)http://tetsukenrumba.at.webry.info/201206/article_3.html
日本キリスト教団 清水が丘教会[横浜市南区]http://tetsukenrumba.at.webry.info/201309/article_1.html

愛知県
豊橋ハリストス正教会(正使徒福音記者マトフェイ聖堂) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201609/article_1.html

京都府
京都大学YMCA会館・地塩寮、京都府立医大橘井寮(ヴォーリズ)[京都市左京区] http://tetsukenrumba.at.webry.info/201705/article_2.html

大阪府
日本キリスト教団 南大阪教会[阿倍野区](村野藤吾)http://tetsukenrumba.at.webry.info/201206/article_2.html
カトリック大阪梅田教会[北区]《1》 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201405/article_1.html
同 《2》 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201510/article_5.html
高槻カトリック教会(高山右近記念聖堂)[高槻市] http://tetsukenrumba.at.webry.info/201510/article_2.html
日本キリスト教会高槻教会[高槻市]http://tetsukenrumba.at.webry.info/201510/article_4.html
日本基督教団東梅田教会(一粒社ヴォーリズ建築事務所) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201604/article_1.html
日本基督教団扇町教会 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201604/article_2.html
日本キリスト教団 箕面東教会[箕面市] http://tetsukenrumba.at.webry.info/201709/article_2.html
ガラシア病院[箕面市] http://tetsukenrumba.at.webry.info/201710/article_7.html

兵庫県
神戸文学館(旧・関学 ブランチメモリアルチャペル)[神戸市灘区](ウィグノ―ル)http://tetsukenrumba.at.webry.info/201311/article_1.html 
日本基督改革派神港教会・カトリック六甲教会[神戸市灘区]http://tetsukenrumba.at.webry.info/201312/article_1.html
関西学院教会 と 関学 ランバス記念礼拝堂(一粒社ヴォーリズ建築事務所)、関学神学部棟(ヴォーリズ) 他[西宮市]http://tetsukenrumba.at.webry.info/201405/article_2.html
カトリック夙川教会[西宮市] http://tetsukenrumba.at.webry.info/201406/article_1.html
ショファイユの幼きイエズス修道会 修道院・アンティエの家。 日本キリスト改革派宝塚教会。仁川学院。 [宝塚市] http://tetsukenrumba.at.webry.info/201706/article_1.html

☆ 早稲田界隈
穴八幡宮
1. 鳥居から社殿へ。亀の石に乗る鳥居。流鏑馬射手の像。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_2.html
2. 行きたくない大学を騙されて受けさせられた経験 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_3.html
3. 家賃滞納の借主を家主はどう対処。混雑時、高齢者の急階段は危険 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201801/article_4.html


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