これは放射能汚染は大丈夫かな?(6)―ボーロ・ジャイアントコーン・かぼちゃの種・チョコレート

〔第64回〕 今回、放射能汚染の心配がなさそうかな? と思ったお菓子を何点か検討しました。
1.ボーロ
大阪前田製菓「ミニボーロ」
名称:焼菓子(ボーロ) 製造者:株式会社大阪前田製菓・・・・藤井寺市小山6丁目5番46号  購入店:西友
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原材料名:ばれいしょでん粉、砂糖、鶏卵、ぶどう糖、麦芽糖水飴、寒梅粉、脱脂粉乳、卵殻カルシウム、膨張剤(炭酸水素アンモニウム)、香料。
  「ばれいしょでん粉」「砂糖」「鶏卵」「ぶどう糖」「麦芽糖水飴」「脱脂粉乳」について。 「サンデー毎日」2011.10.2.号(毎日新聞社)に掲載の「加工食品52社に聞いた 子供のお弁当は大丈夫?」の中で、3つの質問のうち、「(1) 原材料の主な産地」について、大阪前田製菓は、≪ボーロの主原料の馬鈴薯澱粉が北海道産、 砂糖は海外・沖縄・鹿児島・北海道産。 卵は11府県にまたがり、一番東は京都。 ぶどう糖と麦芽糖水飴は海外・北海道・鹿児島産、 脱脂粉乳は北海道産。 放射能汚染被害が報告されている地域からのものはない。≫という回答であったということです。
  「鶏卵」が≪11府県にまたがり、一番東は京都。≫ということは、「卵殻カルシウム」だけ、≪放射能汚染被害が報告されている地域からのもの≫を使っているという可能性は少ないでしょう。
  「脱脂粉乳」は北海道産ということですが、福島第一原発から近い地域で飼っていた牛を北海道に連れていったものという可能性はないのか・・という不安は残りますが、その不安を言うならば、脱脂粉乳を使ったものは輸入品以外は食べられないことになります。 「脱脂粉乳」とは何ぞやというと、「ウィキペディア―脱脂粉乳」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E8%84%82%E7%B2%89%E4%B9%B3 によると、≪脱脂粉乳(だっしふんにゅう)は、生乳、牛乳又は特別牛乳の乳脂肪分を除去したものからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたもの。スキムミルク(英: skimmed milk)、NFDM(英: Non Fat Dried Milk)ともいう。≫と書かれています。 戦後の給食において、牛乳ではなく脱脂粉乳が出ておいしくなかったという話がよくありますが、1960年代後半、私が小学校の低学年の時の給食では、牛乳と脱脂粉乳とが交互に出ましたが、私は脱脂粉乳の方がおいしいように思ったので、味の感じ方は人それぞれなのでしょう。
  残ったのは、「寒梅粉」「膨張剤(炭酸水素アンモニウム)」「香料」です。
  「寒梅粉」とは、「とらや和菓子用語集」http://www.toraya-group.co.jp/siteinformation/wor_index.html によると、≪梅が咲く寒い時期に新米を粉にしたことから名付けられたという。一般に関西地方では寒梅粉、関東地方ではみじん粉と呼ぶ。もち米を蒸して搗き、餅にした後に白く焼き上げ、砕いた粉。≫だそうです。 ≪放射能汚染被害が報告されている地域からのものはない。≫ということなので、「サンデー毎日」でのアンケートの回答が信頼できるとすれば、福島第一原発事故による放射能汚染については大丈夫なのかな・・・という気がします。
  「膨張剤」とは、「ウィキペディア―膨張剤」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%A8%E5%BC%B5%E5%89%A4 によると、≪膨張剤(ぼうちょうざい)は、パンや菓子類の生地をスポンジ状の多孔質にし、膨らませる作用を持つ食品添加物≫のことだそうです。「ウィキペディア―炭酸水素ナトリウム」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E9%85%B8%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0 によると、炭酸水素ナトリウムは、「重曹」と略されるもののことらしい。
  「香料」は、これだけの表示ではどういうものを使っているのかわかりません。 不必要な「香料」はない方が良いのかもしれませんが、この程度は、いいことにしておきましょうか。
  大阪前田製菓の商品は私が今住んでいる千葉県でも売られていますが、株式会社大阪前田製菓のホームページhttp://www.osaka-maeda.co.jp/company/gaiyo.htm を見ると、資本金2100万円、従業員数358名で、東京支店・九州営業所があるものの、工場は本社のある大阪府藤井寺市のみの、そう大きくない会社なので、おそらく、福島第一原発事故による放射能汚染の被害を避けるために、福島第一原発から遠い場所のものを買うようにしたというようなことではなく、工場の近くで手に入るものは、わざわざ遠い場所から運送費を払って買う必要はないということで、≪卵は11府県にまたがり、一番東は京都。≫ということになったのでしょう。  「企業理念」http://www.osaka-maeda.co.jp/company/rinen.htm として≪1.嘘がない:原産地・日付表示・包装形態など正直である。 ・・・・3.安心して食べられる:安易に添加物を使用しない。・・・≫をあげています。 ぜひ実行していただきたいと思います。
  まさか、この「サンデー毎日」10.2.号が発行された後、「被災地支援のために」とか言って福島第一原発の近くのものを使いだした・・なんてことはないだろうな・・・・・。  
  私が子供の頃、関西のテレビでは、藤田まこと による「あたり前田のクラッカー」というコマーシャルをよくテレビで見ました。 私はこのコマーシャルが大好きで、大阪前田製菓という会社は、ずいぶんとなじみのある会社であったのですが、規模としてはそう大きな会社ではなかったのですね。でも、企業理念はすばらしいものだと思います。ぜひ実行していただきたいと思います。
※「YouTube― 前田のクラッカー 」http://www.youtube.com/watch?v=v9yR7z5Ldnc 参照。


2.ジャイアントコーン
「ジャイアントコーン」
名称:とうもろこし加工品  販売者:合同会社西友 SFK07・・・・東京都北区赤羽2-1-1 購入店:西友 ↓
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原材料名:とうもろこし(ペルー、遺伝子組み換えでない)、植物油脂、食塩、こしょう。
   天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)『フランケンシュタイン食品がやってきた』(2000.1.25.風媒社ブックレット)によると、≪生命の秘密を探り当て、生命を意図的に操作して新しい生物を作り出すのが、バイオテクノロジーです。それを応用した食品が、次々と人間に復讐する危険性があることから、フランケンシュタイン食品と名づけられました。生命を操作して、これまで自然界になかった生物をつくり、食品にする動きが広まっています。すでに遺伝子組み換え食品など、多くのフランケンシュタイン食品が私たちの食卓に登場してきています。≫(Q1) ≪魚は通常染色体が二組(二倍体)です。その染色体の数を増やして三組にすると、意図的に不妊の状態にすることができます。・・・・ なぜ三倍体にして意図的に不妊にするかというと、一年魚が二年も三年も生き延びるだけでなく、生殖のために使われるエネルギーがなくなる分おいしさが増すからです。・・・・アユの場合、生存期間を大幅に延ばすことができます。長く生きるため巨大な体に成長します。大きいものでは三〇センチくらいの大きさの「おばけアユ」が誕生します。≫(Q19)と書かれています。 「ジャイアントコーン」というのは、もしかして、とうもろこし に「遺伝子組み換え」をおこなって、「おばけとうもろこし」にしたものか・・な?・・・・と思っていたのです。「おばけアユ」のごとく。 こりゃ、危ないんじゃないのかあ??とか思っていたのです。
   ところが、「遺伝子組み換えでない」と書かれているのです。 ということは、こういう化け物みたいなとうもろこしが生えているのかいな?  「ウィキペディア―ジャイアントコーン(植物)」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3_(%E6%A4%8D%E7%89%A9) を見ると、≪ジャイアントコーン (giant corn) は、トウモロコシの一品種である。種子が白く大きい。≫≪ペルー中南部ウルバンハ地方 3000 m の高地のごく限られた地域でのみ栽培され、遺伝子組み換え品種も存在しない。日本で栽培しようとしても、実は大きくならない。・・・≫ ≪一粒の大きさ(直径)が 2 cm くらいあるが、トウモロコシの房自体の大きさは普通のトウモロコシとあまり変わらない。つまり、軸が細い。≫と書かれています。「広島ホームテレビ・暮らしの疑問!?―ジャイアントコーンの正体は?巨大なの?」http://www.home-tv.co.jp/entame/gimon/10628/index1.htm 
には≪原産地は、ペルーのクスコ地方。このジャイアントコーンは、このクスコ一帯でしか採れない。 外観は、粒の大きさこそ目立つが、全体の大きさは普通のトウモロコシとさほど変わらない。≫≪日本で育てようとしても、実は大きくならない。輸入する際は、芯から実をはずした状態で入ってくるので、ジャイアントコーンの実物を見ることは不可能に近い。≫と書かれています。 ジャイアントコーンというのは、ペルーの一地方でのみ栽培されるとうもろこしで日本では栽培できず、房のままのものを見ることがなかったということで、遺伝子組み換えによって実が大きくなったとうもろこしではなかったのですね。 よかった。
  「植物油脂」とは、「Yahoo! 百科事典―植物油脂」 http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E6%B2%B9%E8%84%82/ には、≪ vegetable fat and oil  植物の種子あるいは果実から採油される油脂。脂肪油(常温で液体)と脂肪(常温で固体)とがある。≫と書かれています。
  「こしょう」は、「食材事典―胡椒(こしょう)」http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Koshou.htm には≪熱帯性の常緑ツル植物です。現在の栽培地はインド、インドネシア、マレーシア、ブラジルなど。≫≪毎年7,000トンから8,000トンのコショウを輸入しています。そのうち約3分の2がマレーシアからです。≫と書かれています。 熱帯性の植物なら、福島第一原発の事故の影響は少ないでしょう。
  ・・・ということで、後は「食塩」で、ジャイアントコーンは≪日本で栽培しようとしても、実は大きくならない。≫(「ウィキペディア―ジャイアントコーン(植物)」)ということですから、「ジャイアントコーン」は産地偽装もなさそうだし、福島第一原発事故による放射能汚染は大丈夫かな・・・。 但し、年寄は歯を折らないようにご注意を。
    


3.かぼちゃの種
「かぼちゃの種」
名称:種実加工品  販売者:合同会社西友 SFK07・・・・東京都北区赤羽2-1-1 購入店:西友 ↓
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原材料名:かぼちゃの種(中国)、植物油脂、食塩、調味料(アミノ酸等)
原材料がこれだけなら、福島第一原発事故からの放射能汚染については特に問題ないのではないでしょうか。


4.チョコレート
「ASDA White Chocolate アズダ チョコレート(ホワイト)」
原産国名:ドイツ  輸入者:株式会社西友プロキュアメント・・・東京都北区赤羽2-1-1
販売者:合同会社西友・・・・東京都北区赤羽2-1-1   購入店:西友 ↓
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原材料名:砂糖、全粉乳、ココアバター、バターファット、乳化剤(大豆由来)、天然香料(バニラ)。「当製品は、卵、小麦、落花生、くるみを使用した設備で製造しています。」
   おいしいけれども、相当に甘い。 日本のメーカーのチョコレートとは異なった味。 今現在、「全粉乳」「バターファット」といったものを使用するチョコレートの場合、ヨーロッパ製のものの方が良さそうに思います。
  但し、使用する材料として、日本と外国とで基準が異なり、日本よりも甘い基準である場合があるということも可能性としてはありうるのではないかと思います。 逆に、日本より基準が厳しい場合もあるでしょう。
  ヨーロッパ産の物の場合、チェルノブイリ原発事故(1986年4月26日)の影響がまったくないというわけではないでしょうけれども、今の状況においては、そこまで言っていられないようにも思います。
  「全粉乳」とは 「ウィキペディア―粉ミルク」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%89%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF によると、≪原乳を乾燥し、粉末にしたもの。脱脂粉乳と比べて脂質含有が多いため、脂質の酸化による風味劣化が早く長期保存には向かない。≫、「知らないと恥をかく食の常識― 添加物の基本!チョコレートに入っている全粉乳って?!」http://gourmetholiday.blog121.fc2.com/blog-entry-25.html によると、≪全粉乳とは、牛乳を低温殺菌した後、固形分を30~50%まで濃縮し、乾燥して水分を5%以下にしたものです。つまり、簡単に説明すると、牛乳から水分を抜いて粉にした物のことをいいます。・・・・≫ということだそうです。
  「ココアバター」とは、「ウィキペディア―ココアバター」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC によると、≪ココアバター(cocoa butter, カカオバターとも)はカカオ豆の脂肪分であり、主にカカオリカーから圧搾して製造する。ココアバターはカカオ豆中に40%から50%(カカオマス中では約55%)含まれている。≫ということだそうです。
  「バターファット」とは何でしょう。
fat(ファット)とは、  ≪あぶら身、脂肉、脂肪、《料理用の》ヘット;最も良い部分、滋養に富んだ部分;肥満、脂肪太:≫
butter(バター)は ≪バター、牛酪、バターに似たもの、バター状の物質;《口語》へつらい、おべっか:≫
butter-fat(バターファット)とは、≪牛乳の脂肪《バターを造る》≫  
 (岩崎民平 監修『現代英和辞典』研究社)、ということですが、わかったようなわからないような・・・。

  
  今回、福島県や隣接県の農家・酪農家の方が何か悪いことをしたわけでもなく、過失があったわけでもないのに、居住地が放射能汚染の被害にあうとともに、農業・酪農業による生産品が売れなくなるという影響もでてきています。 福島県や隣接県の農家・酪農家の方に過失があったわけでもないというのはわかっていても、放射能被害を防ごうとするならば、結果として、その地域の産物は避けることになってしまいます。

≪  これ以上の放射能の拡散や被曝を防止するためには、汚染源になっている地域を封鎖する必要が出てくる。 僕は、もう福島県内の高汚染地帯は封鎖すべきだと思います。 海沿いの「浜通り」から、新幹線や東北自動車道が走る「中通り」に至るまで。 そこではもう農業も漁業もやってはいけない。 人も住んではいけない。 そうすべきだと、僕は思います。 今の現実を踏まえ、子どもたちをどうやって守るのかを最優先に考えれば、それしか思いつかない。
    子どもがいてはいけないところは、本来、人が生きていけるところではありません。・・・・
   救わなくてはいけないのは、汚染地帯の生産者たちです。作っても売れない。 さらには、作ることで彼ら自身が被曝をする。もう作らない方がいい。 
  明治維新や第二次世界大戦に匹敵するほどの大事件が起きたわけです。 小手先で何とかしようと考えるほうが無理がある。汚染地帯ぐるみの移住や、100万人単位の「民族大移動」を考えるくらいの姿勢で対処しなければならない、と僕は主張しているんです。 ≫
(藤田 祐幸「子どもがいられない場所では、大人も生きてはいけない」 〔「別冊宝島1807 食品の放射能汚染 完全対策マニュアル」2011、10.16.宝島社〕 )

≪ ・・・旧ソ連ですら、5ミリシーベルト以上は強制退去させたわけです。 1ミリシーベルト以上のところは任意避難で、でもバスは用意したんですよ。 旧ソ連なら、東京の人は全員、バスが来るわけですよ。
  旧ソ連はその後すぐ、軍隊を出して表土をとったんです。表土をとらないと、そこに放射性物質があるわけです。旧ソ連はやったのに日本政府はやらない。旧ソ連のほうが人命を軽視してると思ったら、日本の方がひどいんです。 それで20ミリシーベルトまで上げたりしてるんですから。 あれ、障害がでても良いということですからね。・・・≫
(武田邦彦「巻頭インタビュー・日本という国は被曝する環境に入ってしまった」〔『週刊朝日MOOK マンガだからわからいやすい あなたの家族を守るための放射能の教科書』2011,8,20.朝日新聞出版〕

            (2011.11.27.)







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