「屋上利用」、考えるべきこと、それほど考えなくてもよいこと[前篇]+軒の効用、会社の品格〔引越掲載〕

〔(建築家+建築屋)÷2 のブログ 第17回〕
  今回は、前回の《「屋上緑化」「屋上庭園」「屋上利用」の意義について、プラス、大丸心斎橋店の思い出》の続編です。 まず、述べさせていただこうと考えるのは3点、「屋上緑化」「屋上庭園」「屋上利用」を考えるに際して、少なくない方が気づいていないか重視していないことで「考えるべきこと」が2点、逆に、多くの方が気にしていることで「それほど考えなくてもよいこと」が1点で、「考えるべきこと」2点の方を[前篇]として今回述べます。
  
[1]考えるべきこと・その1――軒の効用
   最近、道を歩きながら、近隣の家を見ると、なんだか、軒の短い家が多くなったなあという印象を受けます。ひとつには、私が敷地の狭い家の多い地域に住んでいるからかもしれませんし、私の家の近所に、建売の住宅が最近多く建ったからということもあるかもしれませんが、それだけではないように思います。
   民法では、隣地境界線から50cm離さなければならないことになっており、1m離れていない隣地に向いた窓には目隠しを設置しなければならないことになっていますが、敷地の狭い場所では、1m空いていない家が少なくありませんし、50cm空いていない家も実際に少なくありません。

   その地域の家のどこもがそうであれば「お互いさま」ということになるのでしょうけれども、軒の長さを、たとえば、75cmとかとろうとすると、やはり、隣地と1mくらい空いていないと、それだけの長さはとれません。しかし、敷地の広さが十分でないと、軒の長さが長い家よりも、短めにしてでも敷地の端に建物を寄せれば、わずかでも一方に庭をとることができる、あるいは、カーポートをとることができる、となれば、軒の長さは長くとらなくても・・・と考える気持ちもわからないことはありません。
   建売の住宅で軒の短い家が多いというのは、建売の住宅を販売する際に、間取り図を広告に載せても、軒の長さまでは載せないことが多いので、建売屋・不動産屋は、広告や物件案内書に載らない部分にはカネをかけたくない為、軒に費用をかけないことになって短くなるということがあるようです。 建売屋というのは、会社の性質として、不動産屋か建築屋かというと不動産屋であり、建築屋は物を作る仕事であって、物を作る仕事の人間というのは、会社により担当者により違いはあるとしても、利益を上げたい収入を増やしたいという気持ちもあるものの、できるだけ良いものを作りたいという気持ちがあるのに対して、不動産屋というのは基本的に物を作る業者ではなく、一般的にそういった意識はないし、安く仕入れて高く売ることによってその差を利益として稼ぐという仕事の性質上、販売価格に反映されない部分に費用はかけにくいという立場でもあるのでしょう。 又、建売の住宅を購入する人が一番考えるのは、建物よりも土地の場所の方で、建物については、とにかく住むことができる間取りかどうかというくらいで、土地を所有している人が請負で建てる会社に建物の建築を依頼する場合に比べれば建物に対する要求のレベルは相当に甘く、軒の長さがどうかまで考えていないことが多いということもあると思います。 又、不動産屋・建売屋の担当者には、軒の長さについてまで考える能力のない人が多いということもあると思います。
   しかし、それだけが理由でもないようにも思うのです。最近、「デザイナーズハウス」とか「デザイナーズスタイル」とかいって、へんてこりんな建物を売りにしている広告、及び、建築される建物をよく見ます。その多くは軒が短く、ほとんどないものもあります。 軒のない家が「デザイナーズハウス」ですか? 軒のある程度以上長い家を作ると、「デザイナー」として失格だとでも言うのですか?  なんか変なこと言いますねえ・・・・。もし、軒のない家を設計する人間を「デザイナー」と言うのであれば、「デザイナー」というのは、なんとも勝手な奴ですなあ・・・。

   私が今勤務する会社に入社するより前、在来木造の I 社(「間違いのない家造り」というのを売り物にしている在来木造では完工棟数が日本で何番目という会社ですが)に在籍した時のことです。 私の姉と義兄の夫婦が、 I 社で契約して戸建住宅を建築してくれましたが、その際のこと、建物を解体して地縄張り(じなわばり)をすると、そのままでは、建物が敷地に入らない、軒が敷地から大きくはみだしてしまうということが判明しました。これは、明らかに、設計担当のミス、請負った会社のミスです。 私は、自分が営業担当として契約してもらったのですが、契約後、間取りの打ち合わせを始めた段階で、会社から居住地の変わる転勤を求められて移り、転勤といっても一日で往復できない場所でもなく、義理の兄弟が施主なので、たとえ転勤しても義理の兄弟の家だけは自分が担当でさせてほしいと言いましたがきいてもらえず、営業担当を新人に交代させられてしまいました。それで、軒がはみ出すようなプランを設計担当が書いて、その図面に対して「承認印」を施主についてもらって解体したところ、軒が敷地から大きくはみ出す図面であったということが判明したのです。 私は姉からその話を聞き、それは、明らかに設計担当のミス、建築会社のミスであり、図面の打ち合わせをやりなおしてもらうように言うべきだと言いましたが、「『工事が遅れますから』といって、なんか、もう、バリバリやってるけれども」と姉が言うので、(「バリバリ」というのは、基礎工事の前に地面を固める「ランマー転圧(てんあつ)」という作業の音のことなのですが、)「敷地に入らない建物なのに、どうして工事を進めているんだ?」と言うと、「『軒を短くします』と言ってる」というので、「20坪か30坪程度の敷地の土地の建売住宅じゃあるまいし、70坪もある土地に請負の会社で建てるのに、なぜ、軒のほとんどない家を建てなければならないんだ?!? すぐに中止するように言ってくれ!」と話したのですが、姉も義兄も、姉にとっては弟・義兄にとっては義弟の勤める会社に苦情を言うのを遠慮してしまい、結局、約70坪ある敷地に請負の会社で決して安くない家を建てるのに、軒のほとんどない家を建てられてしまいました。 I 社は、75㎝の軒の長さで建てるという仕様書で図面に承認印をついてもらった上で、軒のほとんどない家を強引に建てたのです。その際に、ミスをした設計担当、5流大学の建築学科を卒業して数年目で、建築学科を卒業しておきながら1級建築士も2級建築士もインテリアコーディネーターもキッチンスペシャリストも取得できていないにもかかわらず、この会社の設計部の人間に共通する《おえらい「設計士さま」になったような態度》の男でしたが、その男が言ったのが、「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしていますから、軒は別になくても問題ないんです」という文句でした。 ・・・ほぉーお、おもろいこと言いまんなあ・・。「軒の長さは他社よりも長い75センチ取っています」というのを売り物にしている(していた)会社で、マア、なんとも、おもろいこと言うてくれますなあ・・・・・。はあぁ~~あん・・・。
   ぼけーっと、聞いていると、「はぁ~ん、そうかいなあ」と思ってしまいそうな文句です。ふざけやがって。マア、よく言ってくれること・・・。 このブログを読んでくださっている方には、建築の仕事をされている方もあれば、そうでない方もおられると思いますが、この I 社の設計担当の文句、どう思われますか? もっともだと思いますか?

   最近のアルミサッシの窓は、昔の窓に比べてピシッと閉まるというのは確かでしょう。 もっとも、アルミサッシが木製サッシよりもピッシリ閉まるというのは、木製サッシでも質の悪い木製サッシを前提に言っている話ではないのかという反論もあるとは思いますが、それは、ここではおいておくと致しましょう。 「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしてい」るとして、しかし、それなら、軒などなくても同じかというと、そうではないのです。

1. まず、第一に、軒というのは、窓から雨が入り込むのを防ぐ為だけにあるわけではないのです。 日本という国には、春・夏・秋・冬という四季がある、というのは、誰もが知っていることですが、特に、南面については、夏の日差しは強くて太陽は高い位置にあり、冬の太陽は低い位置にある為、長い軒を有している建物では、暑い夏場は、太陽が高い位置にある為、軒によって日差しをさえぎり、部屋中にまでは日差しが入らず、逆に、寒い冬場は、低い位置にある太陽の日差しが部屋の中まで入るようになるのです。 それが、軒がほとんどなければ、夏場も部屋の中まで日差しが入るのです。昔と違って、住宅が密集してくると、冬場については、軒にかかわらず、日差しが入らないケースがありますが、夏場については、今も多くの場所であてはまります。 「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしていますから、軒は別になくても問題ないんです」という発言は、「私は軒が何の為にあるのかわかっていません」と言っているのと同じです。

2. 「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしていますから、・・・」といっても、完全に隙間がないわけではないのです。 もしも、完全に隙間がなければ、引き違いの窓は開かないことになります。 そして、完全に隙間がないわけではない、ということは、横風が強くて大雨の時には、その隙間から雨が入り込むということはありうるのです。 具体的には、引き違いの窓では、レールの部分に雨が入り込むのです。サッシのメーカーも、それは理解していて、たとえ、レールの部分に雨が入り込んでも、自然とはきだせるように作られているので、少しの量であれば、気づかないうちに、外にはきだされているのです。 しかし、軒の長い建物であれば、上から降る雨は、軒で止められ、軒の外側から横風によって吹きつけられるものだけがレールの部分にくる為、内側に入るのはわずかで、それは、すぐにはきだされるので、ほとんど気にならないのですが、軒がほとんどない建物では、ほぼ上から来る雨までがレールの部分に入り込んでくる為、内側にあふれそうになることがあります。「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしていますから、軒は別になくても」窓を閉めていれば雨が入り込むことはない・・・などというのはウソです。   これは、軒が短い家だけのことでなく、軒が長い家でも、出窓の部分で、似た状況になることがあります。 これは、必ず、あふれそうになるということではなく、その場所で、どういう方向の風が吹くかによっても変わってきますが、これから建てられる場合にも可能性としてありうることです。

3. もっとも、横風が強くなく、かつ、それほどの大雨でなければ、窓を閉めていれば、確かに、軒がなくても、雨は部屋中に入りません。 しかし、「窓を閉めていれば」ということは、窓を開けていれば入り込むということです。 私が今住んでいる家は、軒が短いのです。 子供の頃、住んでいた家であれば、窓を開けていて、雨が降り出しても、それほど大急ぎで窓をしめなくても、少しぐらいの雨なら、部屋中に雨は入り込まなかったのですが、今、住んでいる家では、少しでも雨が降ると、大急ぎで全部屋の窓を閉めなければ、部屋中が水浸しになってしまいます。 
   梅雨時、軒の長い建物であれば、たとえ、雨が降っていても、風が強くなければ、少しくらいの雨なら、窓はあけておくことができます。軒の短い建物、軒のほとんどない建物では、梅雨時は窓は閉め切るしかないのです。  夏場、窓を開けて風を入れれば、エアコンなどかけなくても涼しくすごせる場所は少なくありません。 軒の長い建物であれば、少しくらいの雨なら、雨が降り出しても、すぐに大急ぎで窓をしめなくても、すぐに雨が部屋中に入り込むことはありませんが、軒のない建物では、少しでも雨が降ると、すぐに全部屋の全窓を閉めなければ、すぐに部屋中が水浸しになります。 雨がやむと窓を開け、開けたと思ったら、またすぐに閉め、そして、また開けて、また、閉めて・・・。 いいかげん嫌になります。 これが、軒の長い建物と短い建物・ほとんどない建物の違いです。

4. そして、もうひとつ。 家というのは、境目に弱点があることが少なくありません。 壁と屋根の境目の部分についてですが、軒の長い建物であれば、壁と屋根の境目の部分には雨はあたりません。ところが、軒のない建物・軒の短い建物であれば、壁と屋根の境目の部分にも雨があたることになるのです。

5. さらに、住宅を含めた建築には、優れたデザインというものも求められるもののひとつなのです。 軒があるという前提で決めた建物から、軒だけ取り除けば、変な外観になるのは当然で、「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしていますから、軒は別になくても問題ないんです」という文句は、あなたの家の外観なんかどうでもいいと言っているようなもので、施主に対しては、ずいぶんと失礼な発言です。
 
〔!!だいたい、軒の長さも考えずに図面を作るようなバカ設計が、生意気に“設計士さま”ヅラするんじゃねえ!!〕

ですから、、「今の家は、昔の家と違って、窓のサッシがぴっちりとしていますから、軒は別になくても問題ないんです」という文句は、詭弁でしかないのです。 姉と義兄の夫婦の家が完成して入居後、 I 社の営業本部長が、「お姉さんの家は、特に問題はなかったか?」と言うので、「設計担当者が敷地の広さを間違えた為に、ほとんど軒のない建物になってしまいました」と話したところ、営業本部長から「家の工事というものは、すべてがうまく行くものではないから」などと言われてしまいました。 75cmの軒の長さで建てるという仕様書で契約して、ほとんど軒のない家を建ててしまう、軒のない家でも良いなどと施主は言っていないのに強引にバリバリ工事を進めてしまうというのは、それは契約違反というものであって、「すべてがうまく行くものではないから」と言って許される範囲のものではないはずです。又、設計担当が軒の長さを考えずに図面を作ったのはミスですが、地縄張り(じなわばり)をしてわかった後、施主が承諾していないのに、「工事が遅れますから」と言って強引に「バリバリ」進めたのは故意です。
  建築確認書は、工事完了後、建築会社から施主に渡されるべきものですが、 I 社は、姉と義兄夫婦の家の建築確認書を紛失してしまい、それも渡しませんでした。他にも問題点だらけで、「間違いのない家造り」とはほど遠いものでしたが、軒の問題から話がそれますので、ここでは、これでとどめます。

   さて、「屋上緑化」「屋上庭園」「屋上利用」を戸建住宅でおこなった場合ですが、1~5のうち、4については、外壁の延長として屋上に手すりを作り、ベランダ・バルコニーの手すりの上と同じで、防水の対策を取りますから、特に問題はないでしょう。

   5.の外観については、屋上を取るという前提で、すぐれたデザインを考えることになりますが、どうしても、完全な寄棟・切妻・入母屋といった屋根のデザインの家に住みたいということであれば、屋上利用はあきらめるしかないかもしれません。 逆に、「屋上緑化」「屋上利用」であるからこそのデザインが実現できる可能性もあります。
  ひとつの方法として考えられることは、最上階の上をすべて屋上にするかすべて屋根にするかではなく、一部分を屋根として一部分を屋上として利用するという方法もできるので、たとえば、道路側の部分のみ屋根として、それ以外の部分を屋上として利用するという方法もあるのです。特に、3階建ての建物では、最上階のさらに上の部分というのは、すぐ前の道路に立っている人からは、屋根の手前部分しか見えないので、屋上を設置して利用しても、寄棟(よせむね)か切妻(きりづま)の屋根の建物に見えることになります。

   問題は、1~3です。 但し、私が子供の頃は、2階建の家といっても、2階が1階よりも小さく、たとえ、2階があっても、1階に軒がある家が多かったのですが、最近は、2階建でも、1階と2階の面積が同じ「総2階」の家が多くなってきていて、総2階の家での1階の窓の上の軒は、2階の上にあるわけですから、「屋上緑化」「屋上利用」でなくても、1階の窓については、特に、その窓の為の廂(ひさし)をつけるのでなければ、1の日差しの点では軒がない状態に近くなっていますし、 2・3の雨の問題も、2階の上に軒があるのは、軒がないのと同じということはありませんが、1階の窓については、1階の上に軒があるのとも違います。  
   I 社の設計担当のように、軒の効用を十分にわかっていないのか、わかっているけれどもはぐらかそうとしているのか、という者が建築の仕事をしている人間にもいます。 「屋上緑化」「屋上庭園」「屋上利用」は、メリットが多いのですが、もしも、最上階の上をすべて屋上とすると、屋上に出入りするための塔屋の部分以外には屋根がないことになるので、個別に窓に廂をつけるなどしなければ軒がなくなることになり、その影響が考えられます。特に、平屋の上を屋上として利用した場合などは、軒があるのとないのとでの違いは大きくなるでしょう。
   ひとつのやり方として、バルコニーでも、2階部分にバルコニーを設ける場合に、1階の上にすべて載せるのではなく、1尺5寸(454.5mm)程度、バルコニーを1階より外に出すという施工ができますが、屋上においても、同様の施工をすれば、下の階の外壁の中心から45.5cm、外壁から40センチ弱ですが、軒があるような感じになります。

   「屋上緑化」「屋上庭園」「屋上利用」「屋上施工」の施工をおこなっている会社に、今現在、勤めておきながら、なんだか、否定的なことを述べていると思われる方もあるかもしれませんが、施主にとっては、両方の面を理解した上で決めるのが良い住居を作る道であり、両面を説明した上で実施しようという建築会社こそ良心的な業者ではないかと私は思いますし、最終的にできるものが良いものかどうかは、実際に使いやすいかどうか、耐久性を考えて作られているかどうか、ということとともに、様々な面を十分に吟味した上で施主が自分で良く考えて決定されたものかどうかということにもよると私は思います。
  
  

[2]考えるべきこと・その2――近隣関係
   さて、住宅を建てるに際して、御近所のことを考えるべきでしょうか、考える必要なんかないでしょうか。
結論としては、考えて建てるべきだと思いますが、問題は、どの程度考慮するかです。

   近隣への配慮としては、工事途中における近隣への負担についての配慮と工事内容そのものについての近隣への配慮の2つがあります。

(1) 工事途中における近隣への配慮について 
    私が大学卒業して最初に勤めたK社においても、今までに最も長い期間勤務した上記の I 社においても、住宅の新築工事を始める前には、近隣の家へ挨拶に顔を出していました。 K社と I 社の違いとして、K社では、すでに家屋が建っていて人がすんでいる所へは工事担当、更地で人が住んでいない所へは土地の所有者の所へ営業担当が顔を出していたのに対して、I 社では、いずれであるかにかかわらず「営業」担当が顔をだしていましたが、それは、 I 社の方が「営業」という職種名の人間の守備範囲が広かったということでしょう。 I 社において、私は、必ず、近隣に顔をだしていたものの、同じ営業所にいた人で挨拶に行かない人もあったようですが、会社としては、工事前に挨拶に行くように言っていました。 K社においては、施主からであれ近隣からであれ、「苦情を受けたら、とにかく、すぐに顔をだす」と研修で言われたものです。
   私は、こういったことは、住宅建築の会社においては、どこの会社においてであれ、あたりまえのことと思ってきたのですが、ところが、そうではない会社もあるようなのです。千葉県船橋市の私の現住居の近くで、関東圏で手広く建売分譲などをおこなっている東京都西東京市に本社があるらしい アーネなんとか という会社が8区画の建売分譲をおこないましたが、その際、アーネなんとか の工事担当は、結局、最初から最後まで近隣に挨拶に顔をだしませんでした。
   挨拶に顔を出さないだけではありません。 道路上で作業をおこなう時には、黙って作業をおこなえば良いというものではなく、警察に道路占用使用許可申請を出した上でおこなわなければならないもので、私も I 社に在籍した時に出したことがありますが、アーネなんとか は、それを出さずにおこなうようなのです。私が、自宅から出てすぐの道路を通ろうとしたところ、トラックをとめて作業をしていて、目の前で、石というより岩の塊を落とされて驚いたことがありました。私が怪我しなかったのは、たまたまでしかありません。 敷地内の建築工事の為に道路上で作業をおこなう時には、警察に道路占用使用許可申請を出して許可を得る必要があり、その際、歩行者その他の道路通行者に危険がないように、安全監視の人員を道路上に配置することが条件としてつけられるはずなのです。  アーなんとか は、安全監視の人員をまったく配置せずに道路上で作業をおこない、そして、私の目の前に岩の塊を落としたのです。私だからまだしも、年寄や子供であれば、さらに危険です。私は、これは極めて危険であると思い、警察なり市役所なりに言ってもよいところでしたが、自分が、長年、建築の仕事をしてきたので、未熟な工事担当に言って聞かせてあげようというような親心のような気持ちから、その現場に来て作業をしていた人に、元請けの工事担当者に顔を出すように言ってくれと言いましたが、いつまで経っても来ないのです。市役所なり警察なりに言われるよりも、工事をしている建築会社に言ってもらった方が、建築会社としてはありがたいであろうと思うから、来るように言ってあげているのに、それを来ないのです。
   又、道路上で作業をする為に、道路をふさいで通行できない、もしくは、人は通れるがクルマは通れないような状態にして作業をおこなう場合には、あらかじめ、通行できなくなることによって影響がでる近隣の家へ挨拶に行って説明し、留守の家へは、何日の何時から何時までこの部分で通行できなくなります、問い合わせはこちらにしてください、といったことを記載した書面を郵便受けに入れておくということをするべきなのですが、アーネなんとか は、それをしないで工事を進めるのです。私は、道路をふさいで工事をしているのを知らずにクルマで行って、何十メートルもバックで引き返させられたことがあり、この会社の工事担当は、どれだけバカかと思い、建築業界で長く仕事をしてきた者として、言って聞かせてあげようという気持ちで、現場で作業をしている人に、元請けの工事担当に顔を出すように行ってくれと言いましたが、それでも、来ないのです。待っても来ないので、来るように行ってくれと話した人に再度言うと、「私は、そう言いましたけれども」と言うので、アーネなんとか の工事担当は一度来るようにという話を聞いているのですが、聞いても来ないのです。
   さらに、自宅にいると、矢鱈、振動がするので、我が家が安普請であるということもあるでしょうけれども、いくらなんでも、激しすぎると思って出てみると、アーネなんとか が、その8区画の建売分譲の工事の為に道路を掘削していたことによるものでした。 道路の舗装をはがすのには、まず、カッターで舗装面を切って、ツルハシではがし、はがしたものを手でユンボ(バックホー)のカゴに載せて、ユンボ(バックホー)は、カゴに載せたものをトラックまで運ぶだけに使うべきなのですが、アーなんとか は、そうではなく、ユンボ(バックホー)で、舗装面をたたき割ろうとするから、それで、通常以上に家屋が振動するのです。自分の家を建築するから近所の家を壊してよいというものではありません。私は、実際に、工事現場で作業をしている人に、そのやり方はやめてもらいたい、と話しましたが、「もうすぐ、すみますから、我慢してください」などと言うのです。音がするというのであれば、「もうすぐすみますから我慢」することもできるかもしれませんが、家屋を激しく揺する振動を我慢したのでは、こちらの家を壊されてしまいます。「そういうものじゃないでしょう」と話しても理解できないようですし、「元請けの監督に顔を出すように何回も話しているけれども来ないのはどういうことなんですか」と言ってもわからないようなので、もはや、しかたがないので、市役所の建築指導課に言いました。
   アーネなんとか の8区画の建売分譲地の工事での問題は他にもあるのですが、述べるときりがないので、ここでは、この程度にとどめます。この後、千葉県八千代市の不動産と建築をおこなっている建築としては建売と建築条件付き土地の建築が中心のT社に勤めたところ、T社の人間が言うには、「ああ、それは、アーネなんとか のいつものやり口よ。 近所に挨拶に行かないのは、挨拶に行くと、いろいろと言われるから、挨拶に顔を出したりしないで、強引に工事を進めて売り逃げするのよ。あそこの会社は、いつも、そうやってるし、あそこの会社の人は、会社からそうやるように指示されてやっているから、言っても無駄よ。」と言われ、なるほど、そういうことか、と思い、いつであったか、小泉純一郎さんが、「世の中いろいろ、会社もいろいろ」と述べられたことがありましたが、本当に、「会社もいろいろ」だと思ったものです。 そして、そのT社も工事前に近隣に挨拶に顔をだすということはしていませんでした。
   この アーネなんとか は、この建築現場に「建築確認票」も出さずに工事をおこなっており、これは建築基準法違反ですが、私なら、業者としては、近隣の人からは、市役所や警察に苦情を言われるよりも、建築会社に言ってもらった方が良いので、業者の連絡先は近隣に知らせておきたいと考えるところですが、アーネなんとか の場合は、そうではなく、工事施工者がどこか知らさずに工事を進めて完成させて売り逃げしたいので、知らさないようにしたいようでした。
   その建売分譲を購入した人の中には、アーネなんとか のやること・言うことを、「専門家なんだから」間違っていないと信じている人もいるらしいのですが、まあ、バカの言うことは信じない方が良いと私は思いますけれどもねえ・・・・・。
   アーネなんとか は、今後もこのやり方で売り逃げ分譲をあちらこちらで続けていき、かつ、この会社の経営者は「不況でも絶好調の優良企業経営者に学ぶ」とかいったキャッチフレーズのついた「経営者セミナー」で、アーネなんとか は優良企業だ、自分は優秀な経営者だ、とマイク持って言い張り、それを信じる中小零細企業の経営者も中に出てくるのでしょう。 私は、このようなやり方で会社を運営する会社、及び、経営者というのは、一時的に調子が良い時があっても、「長い目で見るとハリコの虎」ではないのかと思うのですが・・・・・。

※ 道路占用使用許可申請 については、
国土交通省近畿地方整備局道路部 ホームページ http://www.kkr.mlit.go.jp/road/drosenyo/dorokoji09.html
国土交通省中国地方整備局 道路部路政課 ホームページ http://www.cgr.mlit.go.jp/info/douro/do-ro_17.htm
国土交通省関東地方整備局  ホームページ http://www.ktr.mlit.go.jp/road/sinsei/road_sinsei00000068.html
千葉県庁 ホームページ  道路の占用許可 http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/i_douro/riyou/sennyou-j.html
他を参照。
  道路使用許可申請 については、
広島県警 ホームページ 道路使用申請手続き http://www.police.pref.hiroshima.lg.jp/055/05503/doroshiyo.htm
香川県警 ホームページ 道路使用許可申請の手続き http://www.pref.kagawa.jp/police/tetuzuki/kyoka/douro.htm
  ユンボ(バックホー)については、
ウィキペディア――ユンボ   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%83%9C 他を参照。

   一方、私が I 社に在籍した時のことですが、東京都町田市で工事をおこなった時、お隣りの家に挨拶に行くと、「うちは、決してうるさいことはいいませんからね。 たとえ、わずかの時間でも、前の道路にクルマをとめられると、道路が広いからすれ違えるとはいっても、すれ違う時にクラクションを鳴らしたりしてうるさいですから、たとえ、わずかの時間でも、敷地の前の道路にクルマをとめないようにしてもらって、絶対に音をたてないで工事をしてもらうようにすれば、うちはうるさいことはいいませんから」と言われたのですが、「たとえ、わずかの時間でも、敷地の前の道路にクルマをとめないようにしてもらって、・・・・」と言われたのでは、又、「絶対に音をたてないで」建築工事なんかできませんし、「うちはうるさいことはいいませんから」と言いながら相当うるさいことを言われているわけであり、基本的に、できるだけ、近隣に迷惑をかけないようにはしながらも、そのお隣りの奥さんの発言は無視して工事をさせていただきました。
  工事中、できるだけ、近隣に迷惑をかけないように考慮しながら工事を進めるのは建築会社としては当然のことと思いますが、近隣の方としても、工事をするなとまで言えるものではなく、受忍しなければならない部分もあり、それが、どの程度なのかは、ケースバイケースであると思います。
  屋上の工事をおこなう場合、そうでない場合と違った配慮が必要となる時もあるかもしれません。「隣りの貧乏は鴨(かも)の味」という諺があります。≪隣の家が貧乏であることを知ると、いい気持ちだということ。「隣そねみ」といって、人間は隣のことをなにかにつけてねたむものだ。≫(折井英治編『暮らしの中のことわざ辞典』1962. 集英社)という意味で、そういう面もあるので、それで、今でも、地方では、新築する際には、「餅まき」などをおこなって近隣にもふるまい、一緒に喜んでもらえるように配慮するのですが、隣りに屋上ができるということになると、そうでない場合以上に、「隣そねみ」がおこり、必要以上のクレームをつけたい気持ちになられてしまうこともあるかもしれないので、その気持ちの部分についても、できるだけ配慮をするようにした方が良いと思います。建築会社もお施主様も。

(2)工事内容そのものについての近隣への配慮
  アーネなんとか は、ちょっとひどすぎると私は思いますが、しかし、近隣への挨拶は、もしかすると、むしろ、行かない方が良いのかもしれない、という気になる時も、実はありました。 ひとつは、工事をおこなうより前から、施主と仲が悪い方の家で、たとえば、訪問すると、「来てもらってちょうど良かった。あそこの女は、実は、昔、そこの何軒向こうの男と、浮気していたんだよ。あの女は。」とかいうような話を聞かされてしまうこともありましたが、たとえ、そうであったとしても、何十年も前のそういう話を工事業者に言われてもどうしようもないし、困ってしまうのです。たとえ、聞いても、そういう話は、その家を出てから5分以内に忘れることにしていましたが、たとえ、どんなに仲が悪くても、そんなことを建築業者に言ってもしかたがないし、言われてもどうしようもないし、言わない方が良いと私は思います。
  もう、ひとつは、あまりにも過度に工事の内容に注文をつけられる場合です。 私は、たとえ、法律に違反していないものであっても、できるだけ、近隣と調和をはかった計画で建築工事は考えるのが望ましいと考えます。 大学を卒業して最初に勤めたK社の最初の新入社員向けの研修では、敷地測量をおこなう時には、隣家の窓の位置も調べる、と教えられ、それは、設計の段階において、施主の為にも、隣家の為にも、できるだけ、窓の位置は隣とずらすようにといった配慮ができるようにということでしたが、その後、勤めた上記の I 社では、図面を作成する前に隣家の窓の位置を調べるべきではないかと私が話すと、1級建築士の資格を持っている営業所の主任から、「隣りの家の窓の位置なんて、そんなもの調べる人間なんかいるかよお。そんなもの調べなくていいよ。隣りの窓なんか知ったことあるかよ。」と言われました。私は、そういうものではないと思います。隣家の為にだけでなく施主の為にも。 私が小学校の4年の時に、私の親が建てた家の敷地は南西の角地でしたが、我が家は、敷地の西寄りに家を配置した上で、2階は1階の西寄りに載せるような間取りで建てて、北側隣家のダイニングルームのある1階東よりの付近に光が入るのを妨げないように建てました。その為、北隣の家は、南側隣地の我が家が建っても、日当たりなどは、相当恵まれていたと思われます。たとえ、法律に違反しなくても、できるだけ、近隣の家にも不利益にならないようにということは考えるのが望ましいと思います。ただ、近隣の家の不利益にならないように、ということを考えすぎて、自分の家が使いにくい家になってしまっては困るので、そのあたりの勘案をどうするのかを、ケースバイケースで考えていくことになると思います。
  私が小学校の4年の時に親が建てた家の場合、浄化槽(その当時の単独浄化槽)が、北隣の家のダイニングルームに比較的近い場所にあった為、北隣りの家から浄化槽の場所を変えてもらえないかと言われたことがありましたが、その浄化槽は我が家のダイニングキッチンのすぐ脇に配置されており、北隣りの家のダイニングルームよりも我が家のダイニングキッチンの方がはるかに近い場所であり、その時の工事担当者は、アーネなんとか とは違って、隣家を訪ねて、施主の家のダイニングキッチンの方が浄化槽にはるかに近い場所にあり、この浄化槽は特ににおいがする等のことはないものであるといったことを説明して、了解をえました。法律上は隣家に承諾を得なければならないというものではありませんが、このように説明をした上で工事を進めるのが建築会社としての好ましい態度であると思います。 逆に、入居後、10年程経って、北隣りの家は、我が家との境界線上に接して掘りこみの車庫を作りたいと考えられ、それでは、我が家の建物に影響がでますし、民法第237条では、隣地境界線に近い場所で穴を掘る場合には深さの半分以上、もしくは、1mの少ない方の距離をあけないといけないことになっているので、場所を少し離してもらいました。  上記のアーネなんとか の建売分譲を買われたひとりの方は、入居後、カーポートを広げたいと考えられ、それまで、少しだけ隣地から離れていた道から入る階段を隣地との境界線上に移したいと思われたのですが、道路より高い位置にある敷地に入る階段の為に隣地に近い場所を掘るのであれば、民法237条の対象であり、境界線上を掘り下げたのでは隣家に影響がでますが、購入者から「ここを建てた業者だから間違いない」ということで工事を頼まれた アーネなんとか は隣家の安全も民法の規定もおかまいなしにいつもの「やった者勝ち」のやり方で工事を進めたようです。  私からすると、どうも、アーネなんとか は、建築会社のうちに入るとは言えないように思うのですが、アーネなんとか の経営者は「経営者セミナー」などに「優良企業経営者」として「講師」の側で出ており、その話をお金を払って聞いている経営者もいるのです。
  アーネなんとか は、ひどすぎるように私は思いますし、建築屋だからということで一緒にされたくないようにも思うのですが、しかし、工事の内容について近隣に対してどの程度まで配慮するかは難しいところです。近隣への挨拶に行った際に、もう少しこうしてもらえないか、と言ったことを言われることがありますが、施主にとってどちらでも良いことであれば隣家の希望を聞いても良いでしょうし、それが、ほんの少しのことであれば、入居後、隣家と仲良くやっていく為に、「この際、大人になって我慢して隣家の希望をきく」という選択枝もあり、そうされたお施主様もありますが、「ほんの少し」ではなく、そんなことしたら家が建たないではないかというようなことを希望、というより要求されてしまうことがあります。最終的にどうするかは、建築会社ではなくお施主様が決めることですが、それは無茶な要求ですよ、とお話してわかってもらえれば良いのですが、わかってたまるか、という方もおられるので、難しいところです。

  さて、屋上について、です。 民法の規定では、第235条に「境界線ヨリ1メートル未満ノ距離ニ於テ他人ノ宅地を観望スヘキ窓又ハ縁側ヲ設クル者ハ目隠を附スルコトヲ要ス」とあり、同条第二項に「前項ノ距離ハ窓又ハ縁側ノ隣地ニ近キ点ヨリ直角線ニテ境界線ニ至ルマテヲ測算ス」となっています。
  関係する条文としては、民法の第1条の第2項に「権利ノ行使及ヒ義務ノ履行ハ信義ニ従ヒ誠実ニ之ヲ為スコトヲ要ス」、民法第1条第3項には「権利ノ濫用ハ之ヲ許サス」というものがあります。
  民法の規定は建築基準法の規定とは異なり、対象となる相手が承諾すれば、役所や他の者がどうこう言うことはないのですが、相手が何も言わなくても、遠慮して言わない場合や、腹の中でむかついていながら我慢している場合もありますから、「何も言われていないから進めていい」と決めつけてよいとは限りません。
  クルマで高速道路を走ると一般の道路より走りやすいように思うドライバーは少なくないと思いますが、ひとつには、一般の道は歩行者・自転車・原付に自動車がまじって利用しているのに対して高速道路は自動車のみであるからだと思います。住宅においても、似たような敷地に似たような家が建つ場合には問題は起こりにくく、条件の異なる家が混在する場所では問題は起こりやすいように思います。
  まず、敷地が70坪から100坪くらいある場所で、建物が1階20~30坪、2階15坪~20坪、延べ床面積35~40坪台といった家が建っている場所であれば、庭もある程度ありますから、隣地に近い場所に屋上をとると、隣地の庭を見降ろすようになるでしょうから、隣家としてはおもしろくないでしょう。その場合、隣家に近い場所は屋根にして、自分の敷地の庭に近い場所に屋上を取るようにすると良いのではないかと思います。
  敷地が四捨五入して20坪というくらいの家が集まっている場所であれば、どの家も庭はあまりありませんから、屋上を取っても、隣家の庭を見降ろすということもありません。 2階建の家と3階建ての家が混在している、というような時に、2階の上に屋上を取ると、隣りの3階の窓と2階の上の屋上とが同じくらいの高さになりますが、その状況になった時、どちらが、気を使うべきなのでしょうか。
  2階建の家ばかりが建っている所で2階の上の屋上、3階建の家ばかりが建っている所で3階の上の屋上を、それぞれの家が設けるのであれば、「お互いさま」になるので、それほど問題はなさそうですが、2階の上の屋上と3階の上の屋上とが混在するということになると、事情は違うかもしれません。

  隣家と同じ程度の高さの地盤に自分の家が建っていて、2階建ての家ばかりが建っている場所で2階の上に屋上を設けた場合、及び、3階建ての家ばかりが建っている場所で屋上を設けた場合に隣家がどう見えるかというと、このようなものです。↓ 
画像

これは、私が現在勤務する会社 が東京都内で建てた3階建てのお宅の工事中の屋上から撮らせていただいた写真ですが、隣家の方を見ても、隣家で見えるのは屋根だけですから、隣家のプライバシーを侵害することにはならないと思います。むしろ、高層のマンションの窓や通路の方が近隣の家のプライバシーを侵害している可能性が考えられるくらいです。
  
  民法第235条の「窓又ハ縁側ヲ・・・・」という「窓又ハ縁側」に「屋上」が該当するかどうかですが、もしも、裁判になった際に、裁判所がどういう判断をするかはわかりませんが、いずれであれ、この法律の趣旨は尊重するのが好ましいのではないかと私は思います。もしも、建物自体は、隣地との境界線から50cmしか離れていなかったという場合でも、屋上は隣地境界線から1m以上離れた場所からにするとか、隣地に最も近い場所には四六時中は人が行かないようにするとかいった配慮はした方が良いと私は思います。

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 ☆ なお、上記の私がかつて在籍した「 I 社 」は自分が在籍した会社ですから、私は、当然、正式名称を知っていますし、現住居の近くで建売分譲をおこなった「 アーネなんとか 」という会社も正式名称を知っています。 もしも、この2社についてフルネーム・正式名称で記載したとして、この会社の人間が、ブログに自社の問題点を載せやがって、と怒るのであれば、それは、そのような行動を取っている会社に問題・原因があることであって、謝るべきことでこそあれ、怒るのは筋違い(すじちがい)も甚だしいことであり、正式名称・フルネームで記載することにわずかでも遠慮する必要があるとは思いませんが、
★ひとつには、私が、バカな会社のアホな人間を相手にするのに疲れてしまったということがあり、
★もうひとつの理由として、このブログを読んでくださっている方で、これから家を建てようという方、購入しようという方の中には、それは、どの会社のことか教えてほしいと思われる方もあるかもしれませんが、その場合、もしも、「この会社は、こういう問題があるからやめた方がよい」というようなアドバイスをおこなったとして、そのまま、受け入れられたとして、その会社以外の他の会社に問題点がないというわけではなく、その会社がだめと考えるよりも、これから住宅を建てよう・購入しようという方は、すべての会社に対して、すべての担当者に対して、このような問題点はないかどうか、ということを自分で考えていただいた方が良いと思うので、ここでは、正式名称をフルネームで記載することはしないことといたしました。 もしも、その会社の経営者がこのブログを見て、自分の会社のことを言われていると思ったならば、よく考えて反省するべきであると思いますが、マァ・・・反省しないでしょうねぇ・・・・・。
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以上は、「私が勤務する建築会社のホームページとリンクした私のブログ」に掲載した、そのブログの第17回のもので、この第17回≪「屋上利用」、考えるべきこと、それほど考えなくてもよいこと[前篇]+軒の効用、会社の品格≫は、2010年(平22年)10月5日に「公開」させていただいたものです。 事情により削除いたしましたが、私は、削除したものは内容のあるものと思っており、又、いったん、「公開」したものは、作成者のみのものではなく、賛否にかかわらず、読んでくださった方・読みたいと考えてくださる方と共有のものという性質をもっており、作成者といえども、「記憶違い」のものの訂正、補足、「入力ミス」の訂正などは良いと思いますが、完全な削除は、好ましくないと考え、ここに、「引っ越し掲載」させていただきます。(建築家+建築屋)÷2 〔より正確には (49×建築家 + 51×建築屋)÷100〕 のブログ 、もしくは、。(建築家+建築屋)÷2のブログ と記したものは、「引っ越し掲載」です。 よろしくお願いいたします。
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 〔 この稿は、「哲建ルンバ」としては、第19回ということになります。 〕

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