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zoom RSS 畠山記念館(東京都港区)見学1−丸に二つ引き」の紋が入った門から。庭園・茶室と調和する美術館建物

<<   作成日時 : 2016/05/07 20:44   >>

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[第248回] 東京圏の美術館・博物館(4)-1
   東京都港区白金台 の 畠山記念館(はたけやま きねんかん) (Hatakeyama Memorial Museum of Art) に行ってきました。
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↑ 畠山記念館 入口。



  「平成28年春季展 光琳とその後継者たち」が開催中。 畠山記念館は≪ 東京都港区白金台2丁目にある美術館。所蔵品は茶道具を中心とした日本・東洋の古美術品であり、国宝6件を含む。実業家畠山一清(号:即翁、1881 - 1971)が自らの収集品を公開するために開館した。運営主体は公益財団法人畠山記念館である。 ≫と、《ウィキペディア―畠山記念館》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%A0%E5%B1%B1%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8 には出ており、畠山一清(即翁)の収集品を公開するための美術館ではあるけれども、《畠山記念館HP 「コレクション」》http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/collection.html には、≪ 当館では、年4回の展覧会毎に展示品を替えていますので、ここに紹介する作品は常設で展示していません。 ≫と出ており、いつ行っても常に同じものを見ることができるわけではなく、今回は「尾形光琳とその後継者たち」に該当するものの展示ということだったようです。

   それで、まず、誰もが思うのが、畠山さんて誰だっけ? じゃないかと思うのですが、現地の入ってすぐの案内板には、
≪ 畠山記念館の創立者 畠山一清(1881〜1971)は石川県金沢に生まれ、東京帝国大学を卒業後、株式会社荏原製作所を創業し、実業界に重きをなしました。 ≫と出ています。 荏原製作所の人なんだ。
   でも、三井さんとか岩崎さんとかじゃないわけで、金沢出身といっても前田さんでもないわけですが、どういうデショウの方なのだろう・・・て思いませんか? 
   畠山記念館で購入した畠山記念館編集『畠山記念館ハンドブック』(2014.10.4.畠山記念館) を見ると、≪能登国主 畠山氏の後裔で金沢生まれ。実業家。事業のかたわら、即翁と号して能楽と茶の湯を嗜み、長年にわたり美術品の蒐集に努めた。≫と出ています。 能登国主の畠山さんというと、「名門」「名家」じゃないですか。 それこそ、ヤクルトスワローズの最近、休んでるやつとかなんかよりよっぽど名家!  三井さんとか岩崎さんとか住友さんとかより名家、織田さんとか徳川さんよりも前田さんよりも名家・名門じゃないですか・・・・。
   そう思って、入口の「門」の「紋」を見ると、↓
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↑  「丸に二つ引き」の紋と言えば・・・・・・。 足利と新田の争いを、「鍋のふた と 窯のふた の争い」だったと言う表現が、たしか、昔、読んだ、「漫画日本の歴史」とかいう和歌森太郎著だったか監修だったかの本に出ていたのだが、足利と新田の戦いは「丸に二つ引き」の足利と「ひとつ引き」新田の戦いだったという・・・が、畠山記念館の「門」には、「丸に二つ引き」の「紋」が出ている。
   《ウィキペディア―引両紋(ひきりょうもん)》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E4%B8%A1%E7%B4%8B
 には、「引両紋(ひきりょうもん)」は≪足利氏、新田氏、足利将軍家からの引両紋の下賜により足利氏一門(細川氏、斯波氏、畠山氏、吉良氏、今川氏、喜連川氏、山田氏、一色氏、など)と家臣ら、ほかに三浦氏、伊達氏、吉川氏などが用いた。松浦氏、里見氏など源氏を出自とする一族が用いることもある。≫ と出ている。
※ 《ウィキペディア―引両紋(ひきりょうもん)》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E4%B8%A1%E7%B4%8B
《ウィキペディア―新田氏》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%94%B0%E6%B0%8F
《ウィキペディア―畠山氏》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%A0%E5%B1%B1%E6%B0%8F
   名家のご出身であることはわかりました。 ところで、次に考えるのは、(株)荏原製作所というのは、多くの人に名前が知られている有名企業ですが、何を「製作」している「所」だったっけ???
   この畠山記念館は美術館として建物だけがあって展示がされているのではなく、庭園があり、その中に茶室が数棟あり、奥の方に比較的最近の鉄筋コンクリート造かと思われる現代和風調の美術館建物があるというものなのですが、その庭園を散策させていただいていたところ、おっさん数人連れが、やはり、同じことを考えたようで、「荏原製作所って何を作ってたっけ?」と話していたのです。 別に聞き耳たてたわけではありませんが、聴力障碍者じゃないので聞こえました。 
   「焼肉のタレ?」・・・・・。

   そうなのか??? 
※「エバラ焼肉のタレ」は・・・↓
《YouTube−【懐かCM】 エバラ食品 焼肉のたれ 橘家圓蔵 高田純次 15秒版 (1985) 》https://www.youtube.com/watch?v=QM5bQxdsINY
《YouTube−エバラ焼肉のたれ CM 五代目 月の家圓鏡(八代目 橘家圓蔵) 》https://www.youtube.com/watch?v=zNDkHRiorvA
    違うみたい♪  「エバラ焼肉のタレ」を作っているのはエバラ食品工業株式会社 http://www.ebarafoods.com/company/profile/index.html で、株式会社荏原製作所https://www.ebara.co.jp/company/outline.html とは別。 株式会社荏原製作所HPの「製品情報」https://www.ebara.co.jp/business/products/ を見ると、ポンプ、コンプレッサ・タービン、冷凍機・冷却塔、風力プラント/ソリューション、送風機、エネルギー関連装置、環境エンジニアリング、ドライ真空ポンプ、排ガス処理装置等(精密)、半導体製造装置(精密)といったものを作っているらしい。資本金額は(株)荏原製作所は「686億円(2015年3月末現在)」、エバラ食品工業(株)は13億8,713万円 と、(株)荏原製作所の方が大企業なのですが、「エバラ焼肉のタレ♪」のCMが耳に馴染んでいることから、エバラ食品工業(株)の方が何かと頭に思い浮かびます。 それだけ、エバラ食品工業(株)のCMが成功しているということかもしれません。
   『日経 会社情報 2016U 春号』(2016.3.14. 日本経済新聞社発行 日本経済新聞出版社発売)を見ると、(株)荏原製作所 は、≪ 【ポンプ最大手】 水処理など環境装置強化。半導体関連装置も。≫とあり、そして、≪【原発】 日立製作所が手掛け20年代に稼働する英国での原発建設に絡む受注を検討。給水ポンプに商機。≫と書かれています。原子力発電所は、東日本においては日立と東芝、西日本においては三菱が受注していると思っていたのですが、それだけではなく、その3社から原発の各部分について受注している会社があったわけですね。 取締役・執行役員に畠山さんという名字の方は見当たらず、『日経会社情報』に名前が掲載される大株主にも畠山さんという名字の人は見当たりません。

   畠山記念館は、住所は東京都港区白金台2−20−12、最寄駅は、都営浅草線の「高輪台(たかなわだい)」。 都営浅草線が「泉岳寺」駅で二股に分かれて、片方が品川駅から京浜急行線に乗り入れ、他方が五反田から西馬込まで行きますが、その西馬込行きの方で泉岳寺から1つめの駅が高輪台です。 畠山記念館「光琳とその後継者たち」のリーフレットを見ると、都営浅草線「高輪台」駅から徒歩5分、都営三田線・東京メトロ南北線「白金台」駅から徒歩10分と出ていたので、今回、行きは「高輪台」から行き、帰りは「白金台」駅から帰ろうと考えましたが、帰りは、北西方向に適当に進めば「白金台」駅付近に出るだろうと思って行くと、東京都自然教育園の前に出ました。この少し東に「白金台」駅があるのですが、西に行くと「目黒」で、自然教育園の西に隣接する東京都庭園美術館に「目黒」から行ったことがあったもので、「目黒」駅の印象が強くJR「目黒」駅から帰りましたが、畠山記念館から適当に(いいかげんに)北西方向に歩くのではなく、北北西方向に進むように歩くと「白金台」駅に近い場所に出たようですが、東京都自然教育園の前からでも「目黒」と「白金台」では「白金台」駅の方が近かったようです。
   高輪台駅は国道1号線の下にあるようで、出口は北西側にA−2、南東側にA−1とあるようですが、北西側のA−2(名古屋・大阪方面に向かって右側)(西馬込方面に向かって右側)で地上に出て北東側を向いて左を見ると交番があります。 そこを左折すると左手に頌栄女子学院高校があり、そのまま進むと右手に白金児童遊園という公園があり、さらにそのまま進みますと、「テラス白金」という白い建物があり、「ALSOK」http://www.alsok.co.jp/ の警備員のおじさんが1人、行ったり来たりしています。ケーサツ漢ではないので、ケーサツ漢が護衛するような人が住んでいるわけではないようですが、警備員が行ったり来たりして周囲を見回しているということは、誰か、怖い系の人が住んでるのでしょうか・・・・??? なんか、怖そうお・・・・て感じたところで、電柱を見ると、「畠山記念館」の案内看板がついており、そこを左折(西へ)してくださいと示されており、その指示に従って進むと、右手(北側)に畠山記念館の入口があります。

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↑ 左の方が、畠山一清さん(即翁)。 1881年―1971年。 明治維新が1868年。「いわなご(1875)っそり千島樺太交換条約」の1875年の6年後、「一躍、清(1894)に」の1894年、日清戦争の13年前の生まれ。 「せんきゅぅ〜ひゃくぅななじゅ〜うねんのぉ、こ〜んにぃちぃわぁ〜あ♪」の1970年、大阪万博〔⇒《ニコニコ動画―世界の国からこんにちは》http://nicogame.info/watch/sm7670156〕の翌年に89歳で亡くなられたということですから、長生きされたということもあるかもしれませんが、それほど昔むかしの方ではありません。 畠山記念館のリーフレットによると、≪昭和39年(1964年)に財団法人畠山記念館が開館しました。その7年後、昭和46年(1971年)11月17日に即翁は91歳の天寿を全うしましたが、愛蔵の美術品を受け継いだ畠山記念館は、現在にいたるまで、茶の湯の美術館として親しまれています。≫と出ています。年齢は、計算すると89歳で90歳の誕生日の1ヶ月少し前に亡くなっていますので、≪91歳の天寿を全うし≫というのは数え年ででしょうか。

   この苑内に、茶室が5つ配置されており、北東よりには庭園が広がっています。
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   ≪ 即翁(畠山一清)があえて門から本館が一望できないように苑路を配置したのは、お客様が気持ちを整えてから美術鑑賞の場へと向かえるように配慮したから。≫と『畠山記念館ガイドブック』には出ていますが、確かにそういった配置になっています。
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    畠山記念館の美術館としての建物は、鉄筋コンクリート造ですが、和風の庭園や茶室と調和するデザインのものとなっています。↓
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↑ ≪ 美術館の建物は、畠山即翁自身の発案により、鉄筋コンクリート造の近代建築のうちに、日本建築を巧みに取り入れた造りになっています。・・・・≫と畠山記念館のリーフレットに書かれていますが、たしかに、そうです。
   (2016.5.7.)

  次回http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_5.html 、畠山記念館 3部作の2回目、茶室について他、ご覧くださいませ。

☆ 畠山記念館(港区)
1.〔今回〕
2. 逆床は嫌わず、床刺しは避けた浄楽亭和室、菖蒲の載る明月軒、翠庵、他http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_5.html
3. 「茶道」とは? 「不毛な嫁入り道具」か「志は高い隠者の接待」か。http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_6.html

☆ 東京圏の美術館・博物館シリーズ
東京都
根津美術館(港区)(隈 研吾) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201603/article_1.html
新国立美術館(港区)(黒川紀章+日本設計共同体)
1.http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_1.html
2. http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_2.html
3.http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_3.html

千葉県
千葉市立美術館(千葉市中央区) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201307/article_2.html





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