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zoom RSS 新国立美術館(黒川紀章)(東京都港区六本木)訪問1−六本木駅から新国立美術館へ。芸術は非庶民ではない

<<   作成日時 : 2016/05/01 11:59   >>

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[第245回]東京圏の美術館・博物館(3)-1
   東京都港区六本木の新国立美術館で、今、ルノアール展http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/renoir/ が開催されています。 三宅一生展http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/MIYAKE_ISSEY/  も同時に開催されているようですが、「ルノアール展−オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵」となると、これは相当のものではないかいなあ・・・て思いません? そうなると、他の展覧会ははじっこの方でひそやかに・・・と言っても、ミヤケイッセーなんて、けっこう自己顕示欲強そうで、「ひそやかに」なんてあんまりしてそうじゃないですよね? 
   で、ともかく、行ってみよう。 新国立美術館 というと、設計者は、これも、けっこう自己顕示欲強そうな黒川紀章、落選でもええから都知事選でたがる、嫁はんは女優といういかにも「建築家」て感じ。 「建築家」ってことは、ヒゲはやしてたっけ?・・・・と思って、ヤフーで「黒川紀章」と入れて「画像」で検索すると⇒ http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E9%BB%92%E5%B7%9D%E7%B4%80%E7%AB%A0&search.x=1&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa ヒゲははやしてないみたい。「建築家」なのに。 ベレー帽かぶってたっけ? と思うが、それもかぶってない。 「ルパシカ」着てたっけ、大久保清みたいに・・・と思うが、それも着てない。「建築家」なのに。 で、嫁はん、女優だったと思うが、誰だっけ? 吉永小百合じゃないよな。 松坂慶子でもないよな。 泉ピン子でもないよなあ。 誰だっけ???・・・と思って、《ウィキペディア―黒川紀章》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%B7%9D%E7%B4%80%E7%AB%A0 で見ると、若尾文子だった。
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↑ 新国立美術館 全景。 「正門」の前の道から見たもの。

   美術館を散策するというのは、けっこう昔から好きだった。 何を見るというよりも、絵がかかっているところを何気なしに歩くというのが好きだった・・・のだが、それは常設展の場合の話で、企画展、特に、ルノアールとかいったビッグネームの企画展となると、人出も多く混雑してそういった雰囲気ではなくなるが、だから、企画展には行くまいなどと思うと、やっぱり、行きたくなるものが企画されているのが企画展で、行ってしまうのだ。 行きたくなるものが企画されていて行ってしまうのが悪いわけではないが、その場合、「何気なしに、絵がかかっているところを歩く」という美術館散策とは趣旨が変わってくる。
   もうひとつ、知識人である、少なくとも「(株)一条工務店の経営者みたいな程度の低いの」とは違うという矜持を持つ者としては、やっぱり、美術館には年に何度かは足を運ぶべきではないかという思いがある。 慶應の一般教養の「政治学」の講義の途中、S教授が「きみたち、ブリジストン美術館に行ったことがありますか」と言われて、「まがりなりにも、慶應義塾の学生なら、ブリジストン美術館くらい行ったことがないのでは情けないですよ」と言われて、それなら行ってみようと思って、東京駅の八重洲側にあったブリジストン美術館に見に行ったことがある。 今は、インターネットで見ると、ブリジストン美術館は建物を建て替え中のため、長期休館中らしい。
※ ブリジストン美術館 http://www.bridgestone-museum.gr.jp/# 
   「美術館なんか行くような人間と違う、わしら庶民やからなあ」とか言うおっさんが時々いるのだが、私、そういうこと言うやつ、嫌いなんだよ。 だいたい、ストリップ見に行くやつ、ソープランドに行くやつが「庶民」で、美術館に見学に行く人間が「ブルジョワ」か? カネで女を買う男が「庶民」か?(もっとも、これはなかなか難しい問題で、嫁さん養う経済力がない男が、一生分のカネを出せないから1回分だけのカネで買うというのは、やはり、貧乏人の行為ではないかという考え方もあるかもしれんが・・・。 「赤旗の歌」〔《YouTube−「赤旗の歌」》https://www.youtube.com/watch?v=jMf-qLljzNg 〕の替え歌で、「民衆の女、パンパンは・・・♪」とかいうのもあったような・・・) 小学校から高校まで真面目に学習して国立大学に行こうとする人間と、小学校から高校までちい〜っとも勉強せんで、患者を薬漬け・毒盛り・検査漬けにしてため込んだカネで私立金権裏口医学部に裏口入学するヤツなら金権裏口入学が「庶民」か? そんなおかしな話ないやろ。  貧乏な生活の中で、絵が好きで描き続けた『フランダースの犬』のネロは「ブルジョワ」だと言われなきゃならんのか?〔⇒《世界名作劇場 フランダースの犬 OP》https://www.youtube.com/watch?v=uHDlBFgGIXI  〕 だから、アダルトビデオ見るのが「庶民」でルノワールの絵を見ようという人間は「思いあがってる」とか「態度がでかい」とかそういうことを言いたがる人間、嫌いなんだよ。
   で、(株)一条工務店の営業本部長のA野T夫なんぞは、「営業はアタマのない人間がいいんや。 ぼくらは学校出てないから気さくで人間味があるんや。」とか思っているらしく、「そう思うやろ。思わんのか。『思います』と言え」と言って、無理矢理、「思います」と言わされてしまったが、会社の役職を利用して、無理矢理、「思います」と言わすような創業者オーナー社長の義理の弟が「庶民」かというと、な〜んか違うような気がするのだ。
   で、住宅も建築の1つであり、建築とは何ぞや? というと、だ。 日本では、大学の建築学科は工学部・理工学部にある大学が多く、東大・京大・阪大・神戸大は工学部に建築学科があり、早稲田大は理工学部にあって、「犬も歩けば日大にあたる」と言われるくらい東日本ではどこにでもある日大では(別に悪いとは言わんよ。でも、ほんと、どこにであるんだわ、ほんとに。)工学部と理工学部と生産工学部と3つの学部に建築学科・建築科があるのだが、東京芸大にも美術学部に建築学科がある。 最初、芸大に建築学科があるって、なんで? と思ったのだが、建築とは芸術の一分野であるというとらえ方があるわけだ。考えてみれば、住宅とは、人がここちよく生活できる場を実現するものであるから、それから考えると、心理学の一分野と考えてもよさそうであるし、商業建築なんぞは、人を呼べるものでなければならないはずで、「建築は爆発だあ!」とか自称「建築家」が勝手に思って好き放題なものを作ってちっとも人が入らない・・というような建物では、それは「建築家」の自己満足でしかないわけで、ヨイショヨイショする建築雑誌はほめるかもしれないが、商業学的見地からすれば、お話にならないわけであり、その点から考えると、商学部に建築学科があったって悪くないとも思えてくる。 で、住宅建築も芸術の要素があると考えるならば、やはり、フィリピンパブばっかり言ってるおっさんが「庶民」ではなく、お金をためて安い給料の中からでも身銭を切って美術館に足を運ぶ人間の方が「庶民」ではないかと思うし、そちらの方が住宅屋のあり方ではないかとも思うのだ。

    ところで。 音楽と絵画・彫刻と建築は関係あるか、どうか。 私は関係あると思うのだ。 建築に音楽なんて関係あるものかというのは認識が違うと思う。
    遠藤周作は、『眠られぬ夜に読む本』(1996.9.20. 光文社文庫)の「求む俳優志願者」という稿で、にっかつ芸術学院 という学校の院長を引き受けて、3人の女性を勧誘した際のことを書いているが、そこで、彼女たち三人に誓わせたというものとして、
≪(3) 月に5回は いいバレエか、いい音楽会か、いい絵を見ること。
たとえそれが演技と関係がなくとも、一流の藝術を見ると、藝術作品の緊張感がどんなものか、おのずとわかってくる。
 そのほうが議論や講義よりどれほど勉強になるかわからない。≫
≪(2) いわゆる演劇青年などとくだらぬ藝術論や演劇論などを絶対にしてはいけない。 そんな暇があったらいい音楽会やいいバレエ、いい絵を見に行くこと。
   六本木や新宿のスナックで、映像論や演劇論や文学論を女の子にやっている青年たちにろくなのはいない。 そういう靴下の臭いような藝術家きどりとつきあっても、一文の得にもならぬ。 ≫
≪(5) 邦楽を勉強すること。これは私の意見というより平岩弓枝さんの奨めで、私もなるほどと思い、早速、三味線をバレエや歌のほかに習わせることにした。 ≫
と述べている。 絵画・彫刻や音楽と建築は、芸術として、相互に関係しあっているものだと考えるべきではないかと思う。 「靴下の臭いような」という表現は、遠藤周作はけっこうあちらこちらでしていて、「靴下のくっさい文化の青年」とかいった表現を他でも見たが、靴下が臭いかどうかというのがどう関係あるのかよくわからないのだが、もしかすると、遠藤周作はそういう人間を実際に見たのかもしれない。 仕事を持つと、月に5回、美術館へ行ったり音楽会を聴きに行ったりするのは簡単ではないが、年に5回、それも無理でも、年に3回くらいでも足を運びたいものだ。 少なくとも、月に5回はフィリピンパブに足を運んで、それで、「庶民的」だとか言ってるおっさんよりはいいだろう。

   何の因果か、建築の業界で仕事をするようになったのだが、美術館として有名な建築というと、フランク=ロイド=ライトのグッゲンハイム美術館とか、日本にあるものでは、ル=コルビュジェの国立西洋美術館、前川國男の東京都美術館・熊本県立美術館、隈研吾の根津美術館 などを私は思いつくが、新国立美術館は、「建築家」黒川紀章の設計によるものとされており、現代の(今、生きている人、もしくは、ちょっと前まで生きていた人の設計とされる)美術館では、「有名」な美術館の1つである。 で、美術館を見に行くのか、美術館に展示されているものを見に行くのか?  その問題だが、美術館というのは、東京都庭園美術館などのように、もともとは美術館であったわけではない建物を美術館として利用することで利用しながら保存する、としている「美術館」は別として、本来、絵画や彫刻を展示する建物であり、建物だけで見て良くとも、絵画や彫刻が展示された状態で良くないものであれば、美術館として良いとは言えないのではないか。 それを考えると、展示を見に行き、そして、同時に建物を見てこそ、美術館として良いかどうかも考えることができるのではないか。 だから、ルノアール展を見に行くと同時に新国立美術館をも見に行った。

   「新国立美術館」と言うからには、「新」でない国立美術館があるのだろう。 上野公園の東寄りに、ル=コルビュジェ設計の国立西洋美術館があり、その後ろに、科学博物館があって、国立西洋美術館の南に、前川國男設計の東京文化会館がある。 上野公園の中央噴水のあたりに、江戸時代は寛永寺の金堂(根本中堂)があったらしく、その後ろに本坊があって、そこにあるのが、国立美術館だったかと思ったが、よく考えてみると、あれは、東京国立博物館 http://www.tnm.jp/ であって、「美術館」じゃなかった。
   新国立・・・というと、新宿の西、初台のあたりに、新国立・・・があったような気がしたのだが、これも、よく考えると、美術館ではなく、オペラとかやってる 新国立劇場 http://www.nntt.jac.go.jp/ だった。 東京都千代田区の 平河天満宮の近くにあるのが、文楽とかやってる国立劇場 http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu.html 。
   国立美術館て、どこにあったっけ? 京都か奈良にもあったような気がするが、東京にはどこにあったっけ? と思い悩んむが、「困った時にはウィキペディア」ということで、《ウィキペディア―国立美術館》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8 を見ると、
東京国立近代美術館(東京都。 千代田区北の丸公園。)
国立西洋美術館(東京都。 上野。)
京都国立近代美術館(京都市)
国立国際美術館(大阪市)
と、この六本木の新国立美術館の5つが、国立美術館らしい。 「独立行政法人 国立美術館」HP http://www.artmuseums.go.jp/ にも、この5つが出ている。 「新国立美術館」はあるが、「東京国立近代美術館」「国立西洋美術館」はあっても、単に「国立美術館」という名称の美術館はないようだ。
   そういえば、大宰府天満宮 の横っちょあたりにあるやつは、あれはなんだっけ? というと、あれは、美術館ではなく、博物館で、九州国立博物館。 《ウィキペディア―国立博物館》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8 を見ると、国立博物館は、独立行政法人 国立文化財機構 が運営する国立博物館として、
東京国立博物館(東京都。 上野)
京都国立博物館(京都市)
奈良国立博物館(奈良市)
九州国立博物館(福岡県。大宰府)
の4つで、他に、「国立・・・博物館」という名称のもので、
国立科学博物館(東京都。 上野)
国立民族学博物館(大阪府吹田市)
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)
があるようだ。

   新国立美術館 の ホームページhttp://www.nact.jp/ の、「アクセスマップ」http://www.nact.jp/information/access/ を見ると、 東側に「正門」、西側に「西門」があって、他に北西側に、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅と直結している通路がある。 神社・お寺と違って敷地外に参道があるわけではないが、「正門」と称している門があるからには、1回目の訪問は「正門」から入ろうと考え、駅としては北西側で新国立美術館と直結している東京メトロ千代田線「乃木坂」駅が最寄駅であるが、東京メトロ日比谷線「六本木」駅か都営大江戸線「六本木」駅で下車して南側から行ってみようと考えた。
   千葉県のJR総武線の各駅停車しか停まらない駅が最寄駅である場所に住んでいる人間にとっては、六本木はなかなか行きにくい場所です。 乗り換え1回で行こうとすると、
秋葉原→(東京メトロ日比谷線)→東京メトロ「六本木」 か、
御茶ノ水・新御茶ノ水→(東京メトロ千代田線)→「乃木坂」 ということになり、
秋葉原で乗り換えて日比谷線で六本木まで行きましたが、日比谷線は、人形町から茅場町・八丁堀・築地・東銀座と迂回するので六本木に行くには時間がかかる。 一般的には、新国立美術館に行くには、御茶ノ水・新御茶ノ水で乗り換えて千代田線で乃木坂、でしょう。
   今回は、東京メトロ日比谷線「六本木」駅で降り、正面から行ってみようと思い、西よりの出口で出て西に進むと、1階にファミリーマート、2階にサイゼリアが入っているビルがあります↓。その向こう側(西側)を右折。
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   しばらく行くと西に、出雲大社東京分祠てからには出雲大社の小型みたいのがあるのんかいなあ〜あ・・と期待していくと、え、これえ〜え?て感じの出雲大社東京分祠http://www.izumotaisya-tokyobunshi.com/ があり↓(左の和風屋根付き建物が出雲大社東京分祠)、
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その前を通り過ぎていくと、道が細くなって左にカーブするところで右に行く細い道があり、その右に行く道を進み、そのまま行くと、右に浄土宗のお寺があるあたりで、正面に新国立美術館が見えてきます。↓
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さらに進んで、「正門」の前の道の対面側にまで行くと、今回、最初に掲載した写真のように見えてきます。
   なんだか、「前書き」だけで終わったみたいだけれども、この続きは次回 http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_2.html 。
   (2016.5.1.)

☆ 東京圏の美術館・博物館シリーズ
東京都
根津美術館(港区)(隈 研吾) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201603/article_1.html
新国立美術館(港区)(黒川紀章+日本設計共同体)
1. 〔今回〕
2. http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_2.html
3.http://tetsukenrumba.at.webry.info/201605/article_3.html

千葉県
千葉市立美術館(千葉市中央区) http://tetsukenrumba.at.webry.info/201307/article_2.html


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